「エニー東京」展 テーマは“美しき多様性”
今年で3回目を迎えるデザイン展、「エニートーキョー ANY TOKYO」が、先月末、東京・芝の増上寺を舞台に開催されました。
テーマは“美しき多様性”で、様々な分野から新しい暮らしのアイディアが提案され、このブログ(2015.11.28)で掲載した発熱ジャケットもその一つでした。この他、いくつか興味深いプロダクツを取材しましたのでご紹介します。
〇studio MAE ENGELGEER
オランダのアムステルダムのテキスタイルブランドで、デザイナーのメイ・エンゲルギールMAE ENGELGEERさんによるテキスタイルコレクションです。今年のミラノ・サローネで発表した新作といいます。
左のように羽織ってまとえるファーニチャー・ファブリックで、ウール100%のダブルフェイスや、繊細なグラデーションが特徴です。またモロッコのベルベル人の伝統的なカーペットをヒントにしたラグも展示。シンプルで構成的なデザインが北欧らしいと思いました。
〇“Dye It Yourself”
にじむ色彩が美しくて目が惹かれたのがこのプロダクツです。今春ミラノ・サローネでTAKT PROJECTが発表した 新提案の家具で、3Dプリンター技術により、量産と使い手によるDIYの両立を可能にするものとか。多孔質プラスチックで吸水性があるので、白い椅子やテーブルなどを水性絵の具で誰でも簡単に染色することができるといいます。
〇Embodiment of Fractal
デザイナーの森田裕之さんの作品で、未乾燥の間伐材を使ったオブジェです。不均質な木目や木の割れ目の美しさに思わず見入ってしまいました。
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