2016春夏「ディウカ」 テーマは“un-form 形のないもの”
「ディウカ divka」は、デザイナー田中崇順とパタンナー松本志行が手掛ける新進気鋭のファッションブランドです。このブログでも何度か(2014.4.24参照)取り上げ、業績も好調といいます。このブランドが、先般「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京(MBFWT)」に初参加して、メイン会場のヒカリエホールで、2016年春夏コレクションを発表しました。
今シーズンのテーマは“un-form 形のないもの”だそう。襟や身頃や袖、生地の表と裏といった部分に分けられない服づくりに取り組み、部分と部分の境界を曖昧にしたり、あるいは一つのパターンでそれらを全て表現してみたり----。
ランウェイには冒頭から白いスモッグが立ちこもり、モデルたちはその中を漂うようにウオーキングする、幻想的な演出でした。
ドレスは、細長いシルエットが中心で、優美なドレープ・テクニックを駆使したものが多く見られます。プリント柄も輪郭を滲ませたり、ぼかしたり、焦点がズレたような感覚で、ハッキリとした形がないものが多かったです。カラーはモノトーン調で差し色にピンクやブルー、グリーンなど。
幽玄な趣の美しいコレクションでした。
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