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2015年9月17日 (木)

ロンドンV&A博物館で「靴:楽しみと苦痛」展

 ミラノからロンドンに飛び、ヴィクトリア&アルバート(V&A)博物館で開催されていた「靴:楽しみと苦痛」展を見てきました。
 靴とは、その人の地位を誇示し、ときに機能の逸脱による痛みを伴いながらも履かれ続けてきたものであることがわかる展覧会でした。

 古代のサンダルから3Dプリンター制作の近未来の靴まで、また世界中から集められた約250足もの靴が、テーマ別に展示されていて、靴というワンアイテムに絞った企画展としては、かなり大規模です。

Img_36731  混雑する会場で、まず目にしたのが、映画「シンデレラ」で見たガラスの靴。映画はディズニーのクラシックアニメを実写版にしたもので、この春公開の人気作品です。私は来るときの飛行機の機内で見たばかりでしたから、このスワロフスキー製の靴は、大変興味深かったです。
 同じケースには、映画「赤い靴」の赤いサテンのトゥシューズも展示されていました。

Img_36611_2  次に歴史靴のコーナーで面白いと思ったのが、15世紀に大流行した、つま先が細長いプーレーヌです。
 写真は、つま先が蛇の鎌首のように反り上がった、風変わりな形のプーレーヌです。

Img_36641_2  ルネサンス期、16世紀のヴェネツィアで流行したチョピンも出ていました。現在のハイヒールの元祖といわれる厚底靴です。
 潮の満ち引きによる冠水も流行った理由とされていますが、実際には実用性はほとんどなく、背を高く見せたいがために履かれたようです。

Img_36621  さらに日本の花魁の高下駄や、それをヒントに舘鼻則孝が創作したヒールレスハイヒールも出品されていました。

 

 

Img_36691_2  これはインドのシルバー製ウエディング・シューズです。
 花嫁から次の花嫁へ、代々受け継がれてきたものといわれ、本展のちらしに使われている靴でもあります。

 この他、フェラガモの工房でつくられた名品や、フィリッピンの元ファーストレディ、イメルダ夫人の靴など、有名人のコレクションも多数。写真で見たことのある実物も多く、一見の価値あるシューズ展と思いました。
 なお開催は来年1月末まで、ロングランです。

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