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2015年8月 7日 (金)

Sickケアからヘルスケアへ 〜 DeNAの挑戦

 DeNA(ディー・エヌ・エー)といえば、横浜生まれの私にとってはプロ野球の横浜ベイスターズです。勝敗にはいつも一喜一憂しています。
 そのオーナーで会長の南場智子氏が、先月22日、東京・表参道で、女性の活躍を支援する団体「ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション(WEF 尾原蓉子会長)」の設立1周年記念シンポジウムで、基調講演されました。
Img_19271jpg  シンポジウムのテーマは、「新たな視点で、ビジネスを立ち上げる―イノベーションをリードする現場力」です。同氏は、「Sickケアからヘルスケアへ 〜 DeNAの挑戦」と題し、遺伝子検査「マイコードMYCODE」立ち上げまでの軌跡を語られました。

 モバイルインターネットのノウハウを活かし、「モバゲー」や週刊マンガ雑誌アプリ「マンガボックス」といった様々な事業で成長してきたDeNA。最近、人気なのが「チラシル」というチラシのデータ版です。いつ、どこで何を買うのが一番お得か、一目でわかるので、首都圏の主婦層に受けているそうです。今後は全国に拡大していく方向とか。

 こうした企画がどこから生まれるかというと、それは2〜3人くらいのチーム力といいます。同氏が50代になられてから、判定会議など経営に関する会議はやめたといい、会長や社長権限を無力化。また男か女かというよりは、現場重視で「仕事ができるか、できないか」で判断しているといいます。できあがったプランは、公序良俗の視点で問題がなければGOとなり、審判は市場に委ねているそうです。
 また、ここで重要なのが、ユーザーのコードログ分析で、利用者にどうしたら関心をもってもらえるか、サービスを開始してもらえるか、使い続けてもらえるか。ユーザーの行動解析を、猛烈な勢いでやっているそうです。その数は、一日50億超に上るとか。従来の年齢や性別などの属性別はもう時代遅れ。個々人に合わせてサービスを提供する最適化こそ効果的と断言します。
 DeNAでは、このシステムを採用して、利用を始めてもらう力は、以前の3.8倍に、また利用を継続してもらう力は一気に9.7倍にアップしたそうです。ネットの世界では、これがいとも簡単にできるのですね。

 事業が成功する中、これまでと畑違いの新規サービス、ヘルスケアに挑戦するようになります。きっかけは、何と夫の病気だったそうです。病気になってからケアするよりも、病気予防の方が大切と気づかれたとのことで、2013年に遺伝子を検査する「マイコード」をスタート。現在、話題沸騰中のようです。この検査を受けると、体質などの遺伝的傾向や病気のかかりやすさなどを知ることができ、生活習慣の改善に役立つとか。アフターフォローも充実している様子です。
 ますますパワフルな同氏。これからも価値あるサービスを提供し、楽しい驚きを届けてくれることでしょう。

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