今秋ファッションはボヘミアンな伝統感覚の素材とともに
この秋は、春夏に続く自然志向や健康への流れを受けて、「70年代風」をキ―ワードにしたファッションが広がっています。素材も、どこか懐かしい伝統をイメージさせるボヘミアン風なテイストのものが多くなっています。ボヘミアンといっても土臭くない、洗練された都会的な感覚で、モコモコ、デコボコ、フワフワといった擬態語で表現されるような質感が中心です。
先般開催のJFW-IFFインターナショナルファッションフェアから、今シーズンを特徴付ける素材をご紹介しましょう。
⑴ モコモコしたニット
とくに新アイテムのコーディガンに、ファーのようなやわらかい長い毛足のある、温かそうなニットがたくさん出ています。心地よいリラックス感と高級感で、人気を集めそうです。
⑵ フォークロア調のプリント
とくにペーズリーやタペストリーに見られるような伝統柄をモダンにアレンジしたものが多くなっています。深みのある色使いだったり、またシンプルなモノトーンだったり。
⑶ ケーブル編み
縄編みのセーターなど、手編みの温もりを感じさせる、凹凸のあるニットが復活しています。
上の写真はいずれも「アン・カルネ Un carnet」です。
⑷ ブルーデニム
今春夏に続き、秋冬も、デニムが浮上しています。インディゴブルーの組み合わせやパッチワークなど、デザインも様々に見られます。
⑸ チュールレース
ふんわりと透けるチュールレースやオーガンジーといった、軽やかなシースルーも、引き続いています。丈が長くなったスカートの上に重ね着して、女らしい雰囲気をさらに盛り上げるのが、今シ―ズン風です。
写真右上は「セモア C’EST MOI」の「セモアジュー C’EST MOIJEU」、左は「アトリエ・シックス ATLIER SIX」ブランドです。
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