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2015年8月19日 (水)

藍の博物館「藍の館」を訪ねて

Img_22881_2  徳島県といえば、阿波踊りもありますけれど、全国的に有名なのは藍染めです。今夏の服飾文化学会夏期セミナーの旅は、この藍のふるさと訪問がメインになっていました。

 まず訪れたのが、その名も藍住町という藍の町にある「藍の館」。ここは江戸時代の藍商旧奥村家の屋敷を利用した藍の博物館です。

 館長の説明によると、この辺り一帯は吉野川デルタ地帯で、平安時代から栽培が始まり、江戸時代には阿波藍として知られる、一大産地になりました。藍の葉には解毒作用があることから、武将たちは鎧の下に藍染めの衣を着用したそうです。現在も剣道の胴着は藍染めであるように、その効能から、最近藍が見直されているといいます。とはいえ本物の藍染めは全体の1%にも満たないのですが---。
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1_2  庭には、藍(タデ藍)が植えられていて、白やピンクの花をつけていました。
 この季節は、丁度葉を収穫する、一年中でもっとも多忙な時期です。とはいえ現在栽培されている農家は、5軒だけになってしまったそうです。

Img_23291  屋敷の見どころは、母屋と3棟の寝床と呼ばれる藍加工場で、当時の農機具や民具、藍染めの伝統的な着物や古布などが展示されています。
 右は葉藍を乾燥させ、水師(藍師ともいう)が桿菌という微生物を働かせて発酵させ、つくった阿波藍(すくも)です。

 中でも見事だったのが、藍栽培から加工、販売までの工程を和紙人形のミニチュアで再現した展示。下の写真は、そのほんの一部です。細かいところまで、よくできていると感心させられました。
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Img_23161  藍染め体験も気軽にできるようになっています。
 空気に触れると、色が黄から青緑色に変化する様子は感動的!でした。藍はまさに生きている、ですね。
 今回、私はできなくて残念!次はぜひチャレンジしたいと思ったことでした。

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 母屋の奥座敷には、皇太子ご夫妻と秋篠宮ご夫妻の御歌が、仲良く並んで飾られていてびっくり!
 さすが、格式高い奥村家です。

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