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2015年8月25日 (火)

大塚国際美術館 至宝の西洋名画を陶板で体験

 今夏の服飾文化学会夏期セミナーで最後のハイライトが、大塚国際美術館見学でした。
 ここは、大塚グループ創立75周年記念事業として、鳴門市に設立された、知る人ぞ知る、世界初の陶板による名画の美術館です。

 至宝の西洋名画が同寸大で約1,000点、常設展示されているというのですからスゴイです。その規模は日本最大級といいます。これを2時間足らずで見ようというのですから、とても見きれません。私はルネサンス期あたりにポイントを絞って鑑賞することにしました。

 入口から一気にエスカレーターで上ると、そこはまだ地下3階です。この美術館は山の斜面に建っているのです。

Img_24711  スタートは、このフロアー前のシスティーナホールからです。
 ローマのバチカン宮殿にあるシスティーナ礼拝堂そのままの、荘厳な佇まいの空間です。ミケランジェロ作の天井画は、とても陶板とは思えない、見事な出来栄えで、驚嘆させられました。

 この場所は、何とあの横綱、白鵬が結婚式をあげたところとか。ここは結婚式場でもあったのです。

Img_24791jpg  次に向かったのが、スクロヴェーニ礼拝堂です。
 パドヴァにあるものとそっくりにつくられているといい、ジオットのフレスコ画は、目をみはる美しさでした。静謐なブルーが印象的です。

Img_24771  ビザンティン美術の傑作といわれる、ユスティニアヌス帝と王妃テオドラを描いたモザイク画もありました。
 いつかラヴェンナのサンヴィターレ聖堂へ行き、この絵を見たいと思っていましたが、それをここで見ることができて感動です。

 このフロアーには古代ギリシアやローマギャラリーもあります。

 地下2階へ進みますと、そこはまさにルネサンスホールでした。

Img_25021jpg  レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は、修復前と、修復後の両方が展示されていました。
 右の写真は修復前のものです。
 ミラノで、大行列して見たことが思い出されます。

Img_24891  様々な「受胎告知」の絵画が集められている部屋も、とてもステキな空間でした。

 写真は、フラ・アンジェリコの「受胎告知」です。

 

Img_24981  右の写真のボティチェリやラファエロ、ティツィアーノ、またレンブラントやブリューゲル、ベラスケス、さらにフラゴナールなどのおなじみの名作もズラリ。

 モネの大睡蓮の池も、ここを出たテラスにあります。

 地下1階には、ゴヤの「黒い家」など、恐ろしげな作品を展示したコーナーから印象派まで、だんだん現代に近づいていきます。
Img_25211
  そして1階は、現代アート、2階は、ピカソギャラリーなど、見どころ満載です。

 最初は、陶板の継ぎ目が気になっていましたけれど、だんだんそのことをすっかり忘れて、絵画の中に入っていく自分を感じました。
 これなら、ヨーロッパでどんな天変地異が発生して名画が喪われたとしても、ここで再度見ることができます。陶板なので、約2,000年以上にわたって、そのままの色と姿で残せるといいます。まさに文化財の記録保存に貢献している美術館なのですね。

  聞きしにまさるすばらしい美術館でした。皆様も一度訪ねてみてはいかがでしょう。

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