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2015年8月21日 (金)

藍商の歴史ある脇町「うだつがあがる町並み」

 服飾文化学会夏期セミナーでは、「藍の館」に続き、大藍商たちが栄華を極めた歴史ある美馬市脇町にも行ってきました。ここは「うだつがあがる町並み」と呼ばれているところでもあります。
 この「うだつ(卯建つ)」とは、建物の外側に張り出して設けた袖壁のことで、防火壁とはいうものの、家格を象徴する装飾だったようです。「うだつがあがらない」とよくいいますが、これはイマイチうまくいっていない状態のことで、往時、豪商たちは、「うだつ」をあげて、家運隆盛を顕示したのですね。
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 この脇町に残る、白壁が美しい「うだつの町並み」は、かつて商家が活気に満ちていた頃の面影を伝えています。

Img_23831  中でもこの町でもっとも大きい吉田屋住宅(約600坪の敷地)を訪れました。屋号を「佐直」と称した藍商人の邸宅です。
 とくに土蔵が、思いがけなく広く、山岡鉄斎の書画など美術品や骨董品の宝庫といった感じでした。
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 阿波踊り竹人形の里「時代屋」という竹細工の店も興味深かったです。 店内では「阿波の名工」として表彰された藤原竹海氏が、しきりと手を動かして、繊細な阿波踊り竹人形をつくっていました。
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 驚かされたのは「ズスムシ」です。竹でできているとは思われない、本物そっくりの出来栄えです。




 Img_23791また脇町劇場「オデオン座」の何ともレトロな風情にも惹かれました。
 木造の劇場で、内部には、回り舞台や花道があったり、芝居絵がかかっていたり。娯楽の殿堂だったことが偲ばれます。

 時を超えてタイムスリップしたような静かな町でした。

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