ロボティクスファッション手がける新世代の感性に衝撃!
シルバーに光る長いアーム型ロボットを肩にのせているのは、きゅんくん、こと松永夏紀さん。弱冠20歳のロボティクスファッションクリエイターです。
先般開催されたテキスタイルネット展で、セミナー講師として登壇し、「近未来ウェアラブルテクノロジーとファッション」と題して、ファッションとして身につけるロボットの世界を語られました。
写真はそのときのものです。ご自身で手がけた「Metcalf」と呼ぶロボットを組み立てて、着装して見せてくれました。
これはセンサーの働きで、人と機械が交信し、自由自在に手や肘に当たる部分を動かすことができるウェアラブルロボットで、狙い通り、腕が4本あるように見えます。アルミ製で、重さは2.5キロもあるそう。でもきゅんくん、これを楽々と着ていました。
少女の頃からメカが大好きで、SFアニメに浸っていたという天才美少女、きゅんくん。現在は機械工学を学ぶエンジニアで、ウェアラブルロボットの開発がライフワークといいます。
ウェアラブルデバイスというと、すぐに思い浮かぶのがアップルウオッチやグーグルグラス----。またヘルスケアなど何らかの機能を有するものを想像します。しかし彼女が目指すのは、役に立つことよりもファッションの観点で、カッコよさや楽しさを実現するロボットなのです。
何の役にも立たないメカニカルなロボットに、なぜこれほど魅せられるのか。新世代の感性に衝撃!を受けました。
近未来はロボット社会といわれます。ファッションもこのようなロボティクス時代を迎えることになるのかもしれませんね。
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