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2015年7月 6日 (月)

「フランス絵画の贈り物 とっておいた名画」展にみる文化力

 先日、「フランス絵画の贈り物 とっておいた名画」展(このブログ2015.5.19付けで予告紹介)を見に、泉屋博古館分館に行ってきました。
Img_13991  泉屋は旧財閥住友の屋号で、泉屋博古館は、明治から大正期、第15代住友吉左衛門(春翠)が収集した美術品コレクションの公開を目的に開設された美術館です。本館は京都ですが、分館は東京・六本木の緑多い高台にあります。瀟洒な建物で、以前から訪れたいと思っていました。

 本展は、住友家の麻布別邸で展示されていたという絵画の企画展です。鑑賞しているうちに、タイムスリップして、この洋館に入り込んだような気分になります。その文化力は、さすがにすごいと思いました。

 最初のコーナーは、ジャン=ジャック・エンネルの「赤いマントの女」から始まります。アングルの流れを汲む新古典主義の油彩で、首を長く描いているのが興味深いです。次にジャン=フランソワ・ミレーのスケッチ、それにマルソー将軍の死を題材にしたジャン=ポール・ローランスの歴史画の大作も置かれています。

1   ギャラリー正面は印象派で、その真ん中にクロード・モネの「モンソー公園」(右の絵で、ちらしからとったもの)が架かっています。今回のポスターに掲載されている絵でもあり、てっきり大きいサイズと思っていましたが、実際は意外に小さかったです。全体にそれほど大型のものはなく、洋館を飾るのにふさわしい、小さめの作品が多かったです。
 この絵の中で、ピンクの花をいっぱいに咲かせている木は、マロニエです。光あふれる初夏のパリは、この絵のように美しく、また行ってみたい気持ちにかられます。
 印象派の後は、シニャックらのポスト印象派やマティス、ヴラマンクとぃったフォーヴィスム、ルオー、ドラン、ボナール、さらにピカソやシャガール、ビュッフェまで、19世紀から20世紀前半までのフランス絵画の名品がずらりと並んでいます。

 雨模様の昼下がり、名画を堪能しました。
 なお、開催は8月2日まてです。

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