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2015年7月 7日 (火)

天蚕センター見学会 太った緑色の幼虫がいた!

Img_14191jpg_2  ガやチョウの幼虫って本当に気持ちが悪い。目にするだけでぞっとします。でも先日、すおうの会の見学会で、安曇野市天蚕センターへ行き、とうとうその虫を見てきました。

 大きくて太った幼虫(4齢期?)は緑色で、木の葉っぱと同じような格好をしています。かたまっているようにも見えます。これだけコロコロ太っていると、怖いというより愛嬌を感じます。
2_3  これが天蚕、ヤママユガの幼虫です。
 日本原産の大型の野生絹糸虫で、クヌギやナラ、カシワなどの葉を食べて、日本全国に棲息しているといいます。葉を2、3枚集めてその間に薄緑色の繭をつくるのですが、太陽光に当たると繭の色が濃い緑色に変わるとか。これも自然の神秘ですね。
Img_14291jpg_2 Img_14521jpg
 かつては天蚕による織物づくりが盛んに行われていたといいますが、今では飼育して織物までつくっているのは、このセンターのある穂高有明地区だけだそうです。

Img_14261  工房では、手織りの実演もしていただき、優美な光沢や透明感、しなやかさにも触れることができました。糸を引っ張ってみて、繊細なのに強く伸縮性があることもわかりました。天蚕とは、テグスの語源でもあったのですね。
 大変希少な繊維で、優れた特徴を持っていることから「糸のダイヤモンド」とも呼ばれているそうです。価格は1キロ70万円から、1グラム約1,000円とのことでした。

Img_14331g  天蚕センター奥には、ビデオコーナーがあり、天蚕を使った大正時代の花嫁衣装や縫い取りの着物、紬の着尺などが展示されていました。

 ショップでは、小物やストールなどが販売されています。

 世界を見渡しても稀有な絹、その伝統を守り続けている天蚕センターは、テキスタイル関係者でなくても、一見の価値あり、と思いました。

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