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2015年7月 3日 (金)

映画「アドバンスト・スタイル―そのファッションが人生」

11401468_972130969504299_4413629541  この4月公開の表題の映画を、先日ようやく見てきました。ブログAdvanced Styleが話題となり、写真集が出版され、写真展(このブログ2015.2.26)も開催されましたから、既におなじみの方も多いことでしょう。

 映画は、写真家アリ・セス・コーエンが、2008年から4年にわたり、62歳から95歳のニューヨーカー、女性7人に密着取材したドキュメンタリーです。この7人の超個性的なファッションや人生観は、私たち日本人にも、大いに共感させられるものがあると思いました。

 実は、私はこの映画を見る前、「アメリカ人シニアは過剰に派手好き」という偏見を持っていました。今話題のベストセラー本、「フランス人は10着しか服を持たない」を読んで、フランス人のマダム・シックの生き方に共鳴していたからです。といってもこの10着はシャツなどの組み合わせ服で、コートやジャケットやドレスは含まれていません。タイトルが誇張し過ぎで、だまされたといった感じでしたが---。良いものを長く着る精神は、見習いたいものです。
 この映画の中の女性たちも、マダム・シックのように、シャネルのバッグをいつまでも大切に愛用していたり、自分で古着をリメイクしていたりします。7人それぞれがその人らしい、独創的な装いを楽しんでいるのです。
 80歳になるジョイス・カルパティの気品のある着こなしにも魅せられます。「若く見えることよりは魅力的に見えたいの」という彼女の言葉が、心に響きました。 
 また赤く染めた自分の髪の毛を切って、つけまつげをつくってしまう、93歳のイロナ・ロイス・スミスキンにもびっくり!です。彼女は、「今のファッションは何でもアリ。昔は固定観念があって、何がエレガントか、何が下品か明確だった。でもこの歳になると本人がよければいいと思う。おしゃれは自分のためだもの」と語っています。これはまさに名言です。着ることは生きることそのものなのですから。こんなふうにいつまでも自由でありたいものですね。
 カメラは、さらに最高齢95歳のゼルダ・カプランを追いかけます。アフリカで見つけたという布で仕立てた服を誇らしげに着ていましたが、ファッションショーを見ている最中に帰らぬ人となってしまいます。ドラマティックな最期でした。
 死と隣り合わせであればこそ、彼女たちにとって、おしゃれが生きるエネルギー源になっていることがわかります。

 とてもあんな風には装えませんけれど、刺激的でした。見終わって、元気をもらった感じがしました。館内には、お年寄りに交じって若い女性や、また男性の姿もちらほら。きっと同じ感想を持たれたのではないでしょうか。久しぶりにいい気分で映画館を後にしました。

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