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2015年6月

2015年6月30日 (火)

後藤仁美 初個展 情感あふれる「歓びの色をのせたら」

1  ユニバーサルファッション協会でお目にかかる後藤仁美さんが、初めての個展を開催されているというので、最終日(28日)の前日、東京・神楽坂の画廊に行ってきました。

 白木の香る廊内には、様々な作品が美しく飾られていました。
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 どれも皆、あたたかな情感にあふれていて、観る者の心をやさしく癒してくれるようなものばかり。「歓びの色をのせたら」のタイトルのように、気持ちもふんわりと明るくなる気がしました。

Img_14061  壁にはちょっと不思議なイメージの絵画が架かっています。よく見るとミジンコとかプランクトンといった極小の生き物たちがモチーフです。
 ミクロの世界を生き生きとしたタッチで幻想的に描いています。

 正面の棚には、バイオリンやドラムといった楽器が置かれていて、そこに緻密な装飾画がペイントされています。有機的なラインからは、にぎやかなリズムが響いてくるようです。後藤さんは何とミュージシャンで、ドラマーでもあると伺い、びっくりしました。
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Img_1410jp1g  そのサイドには細長い布が垂れ下がっています。これは何かと思いましたら、またしても驚いたことに「ふんどし」だそうです。お祖父さまがしているのを見て、思いつかれたとか。絞り染めして、その上にイラストをのせて可愛く仕上げられています。「ふんどし」も、こうなるともう単なる布ではない、立派なアートです。

 この他、パーティドレスや、後藤さんがプロデュースされているオリジナルブランドのシューズも展示。

 このすてきな才能を、もっともっと発揮していってくださいますように! 私も応援しています

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2015年6月29日 (月)

梅雨の晴れ間に「千日詣り」

Img_13871  オフイスの近くにある愛宕神社で、この23〜24日、「千日詣り」の祭事が行われました。

 社殿前の茅の輪をくぐって参拝すると、千日分の御利益があるといわれています。
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 ビジネス街でもあり、会社員風の人が多く、長い行列ができていました。私も「出世の階段」あたりまで伸びていた列に並んで、「茅の輪くぐり」をし、お詣りしてきました。
Dvc000221jpg  「ほおづき縁日」も出ていて、二日目の午後にはほぼ完売したようです。ほおづき市といえば、浅草寺が有名ですが、この神社の方が歴史は古いといいます。

 梅雨の晴れ間に、池の水際に咲いているあじさいのブルーと、赤い錦鯉のコントラストが美しかったです。
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2015年6月28日 (日)

インテリアライフスタイル展 植物用水分計「サスティー」

 植植えの植物に水やりするタイミングって、なかなか分かりにくいものです。水をあげすぎて根腐れさせてしまったり、逆に放っておいて枯らしてしまったり。
 そんな悩みに応える植物用水分計が「サスティー sus・tee」です。今回のインテリアライフスタイル展に出展していた、キャノピチェというガーデニングキットのベンチャー企業が開発した製品です。ガーデニング好きに、こんなのあったらいいのでは、と思いました。

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Img_11921jpg  ボールペンのような形状をしていて、中に不織布が入っています。土壌に挿すと、この不織布の色が変わるのです。水分が十分ある場合は青、乾燥している場合は白になります。この色の変化で、水をあげる丁度いい時が、簡単にわかるのです。

 「サスティー」は、「挿すといい=サストイイ」からのネーミングといいます。これもわかりすいですね。お値段は、Mサイズで税込680円。

 水やりが難しいといわれる胡蝶蘭も、これで安心です。

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2015年6月27日 (土)

インテリアライフスタイル展 「アッシュコンセプト」の新商品

 見どころ満載だった今回のインテリアライフスタイル展で、とくに最先端のデザインアイテムを提案する「ムーヴメント」エリアに、「アッシュコンセプト h concept」が、新作を集めて出展していました。 
 ここでとくに興味を引いた二つのブランドの新商品をご紹介します。

○パッタ PATTA  (コクヨMVP)
 パタパタ組み立ててパタパタたためるから、パッタと名付けられたという、収納に便利なバッグです。
Img_11761  紙袋型で、板紙は再生紙です。水や汚れに強く、埃がつきにくい帯電防止処理が施されていて、使えば使うほど、風合いと質感に味が出てくるといいます。

 オフィスの隅や隙間などに置いておくと、さっと使えて書類を運ぶときに便利そうです。デザインがシンプルでおしゃれなのもいいですね。

○ソイル soil
 シンプルな四角い石のような板は何かと思ったら、バスマットでした。
Img_11811  これは珪藻土を原料に、伝統の左官技術でつくられた「ソイル」というブランドの製品です。

 この他に、石鹸置きなどのバス用品からプランターカバーなど、様々なアイテムが出ています。

Img_11861  珪藻土は自然の中にあって吸水性が高く、足の裏の水分をすばやく吸い取り、時間がたつと自然に乾燥し脱臭するといいます。青竹踏みならぬソイル踏みもあり、気持ち良さそうです。

 どことなく爽やかな空気が漂ってくる気がしたのは、珪藻土のパワーのせいだったのかも、と思ってみたりしました。

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2015年6月26日 (金)

インテリア ライフスタイル展  好評のインスタント・ジュエル

 今回のインテリア ライフスタイル展の「キュレーションストア」では、立ち止まって見てみたいと思うブースがたくさん出展していました。中でも人だかりが多かったのが、「インスタント・ジュエル INSTANT JEWEL」です。
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 これは昨年デビューしたアクセサリーのブランドで、すべて工業的につくられているといいます。
Img_12061_2  色彩や質感など、手工芸品とは異なるデザイン性が特徴で、しかもシリーズによっては、工業製品なのに、チェーンなどの色や形、長さなどを自由にカスタマイズすることができます。自分好みにアレンジして、世界に一つだけのアクセサリーを手軽に手に入れられる、というのは大きな魅力でしょう。

 東京・渋谷のコミュニティストア「デスペラードDESPERADO」を中心に展開されていて、評判を聞きつけたバイヤーで、商談も好調の様子でした。

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2015年6月25日 (木)

インテリア ライフスタイル展 オッタイピイヌの大胆プリント

先般のインテリア ライフスタイル展の注目のエリア、「キュレーションストア」で一際、目立っていたのが、オッタイピイヌ OTTAIPINUとコラボしたクオーターリポート QUARTER REPPORT のブースでした。
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 鮮やかな色使いの巨大なモチーフをプリントした布は、モダンアートでも見ているかのようです。何とも大胆で斬新、ユーモアのある図柄に、驚嘆しました。カーテンやベッドカバー、テーブルクロスなど、お部屋を明るく華やかに彩ってくれることでしょう。
Img_11131_2  デザインは、ファブリックブランド「オッタイピイヌ」を手掛ける鈴木マサルさんです。フィンランドのマリメッコ社にも参画するなど、国内外で幅広く活躍している、新進気鋭のテキスタイルデザイナーです。

 どこかで聞いたことがあるネームと思っていましたら、このブログの2014.1.11付けで、取り上げていました。パリの「メゾン・エ・オブジェ」2013年9月展でジェトロのコーナーに出品されていた方だったのです。
 あのときは日本の「禅」がテーマでしたが、今回はがらりと打って変ったようなアーテイスティックなデザインに変貌されていました。こんな風に、様々な取り組みに挑戦されているのですね。お目にかかれなくて残念でした。

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2015年6月24日 (水)

インテリア ライフスタイル展 ミナ・ペルホネン“ドップ”

  「ミナ・ペルホネン mina perphonen」といえば、デザイナーの皆川明さんが手掛けるファッションブランドで、先月20周年記念展(このブログ2015.5.22付け参照)を開いて大きな話題を集めました。インテリアの世界でも、この春湘南Tサイトに直営店「コティ (フィンランド語で <家>の意味)」をオープンさせるなど、幅広い活躍ぶりに目をみはります。

 今回のインテリア ライフスタイル展では、「キュレーションストア」エリア(このブログ2015.6.21付け参照)に出展。その人気ぶりをまたしても見せつけていました。
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 目玉となっていたのは、何といっても新作の本棚とマガジンラックです。いずれも“ドップ dop”の生地が使われています。

 “ドップ”とは、同ブランドが昨年発表した経年変化を楽しむ生地(このブログ2014.6.13付け参照)です。両面使えるダブルフェイス地で、イタリア語でダブル=ドッピオであることから“ドップ”と名付けたといいます。色揃えは全部で17色、表裏、幾通りも組み合わせられます。
 コットン/ポリエステル混のモールスキン微起毛加工地で、5万回くらい摩擦するとすり切れて、裏の地色がにじみ出てくるそうです。この変化が何とも言えない魅力なのですね。
 皆川さんは、ご両親が家具屋を営まれていて、使えば使うほどに味が出てくる漆の家具などに囲まれて育ったとか。世代を超えて受け継がれていくものを、布づくりでもできないかと考え、“ドップ”を開発したと語っています。
 時を超越した普遍性への挑戦、本当にすばらしいと思います。

Img_10071_2  本棚は、愛称が“bookmock”です。
 “ドップ”がハンモックのように天板から吊るされているので、吊るす位置を変えて、スペースを自由に作ることができます。また本や雑貨がハンモックで休憩でもするように収納できる、そんなつくりになっています。 

Img_10091jpg_2  マガジンラックは、両面の色が見える特徴を生かしてデザインしたといいます。
 愛称は“booknap”。やわらかな“ドップ”が本を優しく包み込む、どこか心安らぐイメージです。
 ギフトにもよさそうですね。

Img_09971_2  クッションは、“ラビオリ”というのだそう。縁がラビオリの耳のように見えます。
 小さなポケットが付いていて、文庫本などを入れるのにいいかも---です。

 なお、これらの新商品はこの秋から発売されるとのことです。

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2015年6月23日 (火)

インテリア ライフスタイル展 アワード受賞者発表

 先般のインテリア ライフスタイル展で、初日、恒例のアワード授賞式が行われ、アンビエンテ・テンデンスブランド総責任者のニコレット・ナウマン氏から、受賞者が発表されました。受賞者は、次回のアンビエンテ出展に招待されるとのことです。

 まず「ベスト・バイヤーズチョイス2015」です。出展した769社の中から選ばれたのは、「タイム&スタイル」社でした。
 子子孫孫まで、長く使えるインテリア製品、たとえば国産の天然無垢材を使ったキャビネットや、家族の思い出につながる宝物のようなオブジェなどが高評価された模様です。
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 ブースの方も、日本独自の生活の美学、簡潔、調和、静寂と言った美意識が、隅々にまで感じられる構成でした。

 次に「ヤングデザイナーズ・アワード」です。これは若手デザイナーに贈られる賞で、例年1名のところ、今年は2名の方に授与されました。

 その一人が「ろくろ舎」代表の酒井義夫さんです。日本伝統の技で新しいティンバー・ポットをつくっています。
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Img_10261jpg  酒井さんは、福井県鯖江市在住で、ろくろを回して、越前漆器の漆塗りを施す前の木の器づくりを手がけています。杉の間伐材を丸太の状態から削り出して仕上げているといいます。

Img_11421jpg  コンセプトは土に帰ることで、傷みや割れなど、自然本来の経年変化を楽しんでいただきたいと、語っていました。
 左は、小鳥の巣で、展示用につくったものだそうです。かわいいですね。

 もう一人は、スタジオ・バイカラー/デザインの秋山かおりさんです。
 東京都大田区で、暮らしに役立つ様々なプロダクツをデザインされています。
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Img_11471jpg  ブースでは、3Dプリンターでつくったという、食物の触感が楽しめるスプーンや、白木にきらめく錫を装飾したプレートなど様々なアイテムを並べていました。

 右写真は、間伐材を利用した木糸の生地を使ったクッションです。

Img_11521  左写真は、木の年輪を加工したアクセサリー。シイタケの笠裏のような筋の入った形状が面白いですね。

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2015年6月22日 (月)

インテリア ライフスタイル展 アンビエンテ・トレンド2015

 「インテリア ライフスタイル」の母体となっているのが、「アンビエンテambiemte」です。ドイツのフランクフルトで毎年2月に開催されている消費財の国際見本市で、出展社数4,800社以上、来場者数約14万人という、世界最大規模を誇っています。トレンドの影響力も絶大で、世界の趨勢を反映するバロメーターの役割を果たしているといいます。

11  先般の「インテリア ライフスタイル」展で、このアンビエンテ2015のトレンドが、ドイツのトレンド発信事務所のアネッタ・パルミザーノ氏より紹介されました。

 その概容は次の通りです。
 メインテーマは「憧れ」で、「私たちの大切な記憶や理想的なイメージが未来をつくる」の考え方が基本となっています。心理学的にも、過去の思い出や郷愁は後ろ向きなものではなく、人生にポジティブなものと実証されているといいます。

○clarity + lightness 透明感 + 軽量
・ピュアでシンプル、オーバーデザインではないもの。光の演出。ボエティックなイメージ。
・可動式の構造や繊細なレリーフ。ミシン目、メッシュ細工が特徴的。
・ペールな色調や白。

○craft + culture 工芸 + 文化
・手作り風のデザインや民族の伝統、たとえばアフリカンアートなど。不完全の美。
・フリンジや民族調の刺繍、抽象的なグラフィック柄。ラタンやラフィア。
・赤褐色やインディゴブルー。

○history+ elegance 歴史 + 上品的イメージ
・演劇的でミステリアス、グラマラスで華麗な歴史からの引用。過去と未来をリンク。
・縞大理石とニス塗装を施した木材。多面体カットや幾何学的レリーフ。
・ダークマホガニーなどダークカラー。

○humor + curiosity ユーモア + 好奇心
・子ども時代のくったくのない精神、遊び心のある、型にはまらないデザイン。
・多種多様な素材とのコントラスト。思いがけない組み合わせ。
・刺激的な驚きを与える色使い。

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2015年6月21日 (日)

インテリア ライフスタイル展 キュレーションストアに注目

 国際見本市「インテリア ライフスタイル」展が、10~12日「東京ビッグサイトで開催されました。出展者数は、769社(国内:628社 / 海外:141社)で、リリースによると過去最高の28,119名が来場したといいます。
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Img_10131jpg   まず目に飛び込んできたのが、「キュレーションストア」と題したアトリウムでの展示です。動線には、新進デザイナーたちのプロダクツをディプレーしたロングテーブル、ギャラリー企画とジュエリー企画の二つのテーブルが置かれています。これを上から見ると、この二つが十字を描くように交差するレイアウトになっているのですね。

 コンセプトは「つなぎ合わせる+プラス」。デザイン設計は設計事務所の小林恭氏と小林マナ氏です。

 来場者はキュレーターになったような気分で、商品を発掘するといった趣向です。ショッピングが楽しくなる、新しい店づくりのアイディアと思いました。黄色で統一したのも、雰囲気を盛り上げるのに一役かっていました。

 今回は第25回目という節目の年でもあり、主催者側も力が入っていたようです。東京からライフスタイルを発信するというのにふさわしい、見応えのある展示会でした。

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2015年6月20日 (土)

コットンインコーポレイテッド2016/17秋冬トレンド予測

 アメリカのコットンインコーポレイテッドCOTTON INCORPORATE社による2016/17秋冬向けファッションのトレンド予測プレゼンテーションが、この11日、東京・日本橋で行われました。
Img_10471  講師は、ニューヨーク支部トレンドアナリストのローレン・ウイリアムズさんです。
 トレンドテーマは下記の通り5つあります。今回は、映像とともに世界各地から収集した実物サンプルを、このテーマ毎に紹介しながら、解説されました。

 詳細は、日本綿業振興会発行の「コットンプロモーション2015夏」に掲載されますので、ここではそのポイントを記します。

(1) ディスラプションDisruption (破壊)
 破壊といっても創造的破壊。刺激的なクリエイションや、実験的なイノベーションに着目するテーマ。
 自発的なポジティブ感のあるカラー。

⑵ポピュレーション・ワン Population 1 (人口1人)
「お一人様」に価値を置く人々が増えていることから、「シングル」というライフスタイルに注目。ノマドなイメージ。
 冷たいクールなカラーが中心。

⑶--------less  (ブランク・レス)
 エイジレス、ジェンダーレスなど、年齢や人種、民族などにとらわれない、万人向けマーケティング、ポスト・デモグラフィックなテーマ。
 オールマイティなカラーパレット。

⑷ビヘイヴィアル・ナッジBehavioral Nudge (行動ナッジ)
  ICTで新しい世界が拓けることがある。そんなちょっとした後押しが、良い体験を引き起こす。これはそうした現代的テーマ。
 アクティブウェアにふさわしいソフトなカラー。

⑸ブリザヴェーションPreservation (保存)
⑷と正反対のトレンドで、失われていく人類の伝統文化や人間らしさを大切にしていこうという動きをテーマに。
 ヴィンテージ調の上品なカラー。

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2015年6月19日 (金)

喜之助紺屋展 「木綿と藍染めと日本人の暮らし」を語る

 「喜之助紺屋展」が25日まで、東京・墨田区の久米繊維ファクトリーショップで開催されています。「喜之助紺屋」とは、埼玉県羽生市にある野川染織工業の創業時の屋号です。現在でも天然発酵建の藍で糸を染める、日本で数少ない紺屋といわれています。
Img_07641  同社は、この屋号をブランド化し、久米繊維工業、日東タオル、ツバメタオルとコラボレーションして、オリジナルTシャツやタオルを展示販売しています。

 先月末、このキックオフイベントで、「木綿と藍染めと日本人の暮らし」と題するトークショーが行われました。
 スピーカーは、野川染織工業社長 野川雅敏氏、日本オーガニックコットン協会理事長 森和彦氏、久米繊維会長 久米信行氏、そしてモデレーターを務めたのは、シナジープランニング代表の坂口昌章です。行ってみて、同氏らが、藍染めの作務衣を着けていらっしゃるのにびっくり! もちろん喜之助紺屋のものです。
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 お話はまず、野川染織工業の紹介からスタートしました。同社は、昨年創業100年を迎えたという老舗です。
Img_07501jpg_2  壁面にはかつての写真資料を展示。本拠地となっている埼玉県北部の利根川流域は、江戸時代より綿織物と藍染めの産地だったといいます。
 当時は農民が8割で、そのほとんどが藍染めの衣をまとっていたようです。おっしゃる通り、日本人はまさに藍に染まっていた、のですね。「ジャパンブルー」の発祥、ここにありです。

 次に伝統の藍染めの工程をビデオで上映していただきました。徳島で栽培された藍草で、藍を建て、糸染めし、製品染めをしていく職人の気骨の技を拝見しました。若い卵たちも着実に育っている様子です。さらに織布、縫製まで、同社は一社で貫徹されています。すべて一貫して手掛けることを生業としている、このような企業が、東京近郊にあったとは! またしても驚嘆しました。

 色合いについても、藍は様々です。一番薄い「カメのぞき」から濃い「勝色」まで、多様な藍の色を見せていただいた後、藍の効用に関する話になりました。

 昔から虫よけや蛇よけになることが知られている藍ですが、抗菌効果、抗酸化作用といった薬効もあり、汗疹やかぶれも治るといいます。道理で、手甲や脚絆など、忍者が愛用したはずです。難燃性も増すので、火消し装束にも用いられていたとか。吸水速乾性を高める働きもあるといいます。こうしてみると藍染めは、アウトドアスポーツウェアにもってこいの素材といえそうですね。

 最後に、難点とされている藍染めの色落ち問題も取り上げられました。とはいえ色が落ちてどうして悪いのか、落ちてもいいのではないかとのご意見で、私も大賛成です。今の日本で施行されている品質管理法は合繊が基準となっていますから、草木染めなど自然をよしとする新しい流れに合っていないのです。
 話題は合成洗剤使用の罪に及び、藍染めなら単に水洗いするだけでよいので、排水処理が要らず、人にも環境にもよいことづくめであることがわかりました。
 藍のことは、かなり知っているつもりになっていた私でしたが、目からウロコのお話ばかりで、大変勉強になったトークショーでした。

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2015年6月18日 (木)

JAFIC「フューチャー イニシエイト」学生団体とコラボして

 JAFIC日本アパレル・ファッション産業協会の総会がホテルニューオータニで、11日開催され、その後の懇親会に出席しました。
   招待状には、「フューチャー イニシエイトFUTURE INITIATE」のタイトルが付いています。例年、このようなタイトルが付けられることはありませんでしたから、ちょっと興味津々でした。
   居合わせた顔ぶれは、いつになく大学や専門学校のファッション関係者が多く、また若い人の姿が目立ちました。ガラリと若返ったような感じのパーティでした。
 それもそのはず、今回のパーティは、ファッション業界を志す学生の団体「レディー トゥ ファッションREADY TO FASHION」の初のコラボレーションで実現したものだったのです。

Img_10481  冒頭、JAFIC理事長の廣内 武氏は、「今後の日本のファッション業界を担う世代に、業界の魅力を感じでもらいたい」と挨拶。

 ひとしきり会食した後、ミニ・ファッションショーも行われ、東京コレクションで活躍している「エーディグリーファーレンハイト A DEGREE FAHRENHEIT」や「イン プロセス バイ ホール オオハラ IN-PROCESS BY HALL OHARA」、「アツシ ナカシマ ATSUSHI NAKASHIMA」の3ブランドが、今秋冬コレクションを披露しました。
Img_10991  
Img_10941_2 このショーは、学生たちが企画・演出し、メイクや映像照明なども担当したといいます。いわゆるファッション系ではない大学の学生も多数参加していて、イベントを開いたり、WEBサイトでファッション情報を発信したり、ファッションに関する様々な活動をされているとのことです。

 ファッション好きな若者たちが、たくさん育っていることを改めて感じます。このパワーを業界にもっと引き込みたいものです。
 今回の取り組みが、その大きな一歩になったのでは、と思いました。

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2015年6月17日 (水)

“プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ”「プリズム」展

Img_12161g  今、“プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ”の特別企画展「プリズムPRISM」が、12〜21日、東京・代官山Tサイトガーデン・ギャラリーで開催されています。先日行われたプレス・プレビューに行ってきました。

 これは、イッセイ ミヤケのプリーツ プリーズのプロモーション写真を撮影してきたフランスの写真家フランシス・ジャコベッティによる写真展です。とはいえよくある写真展ではありません。写真を、映像と音によるライブな空間に投影して見せる、プロジェクション・マッピングです。
 モデルの躍動感のある身体と、その動きにそって変化するプリーツ プリーズの表情は、まさに「プリズム」を見ているかのようでした。
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 小規模ですが、一見の価値あり、と思います。

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2015年6月16日 (火)

15/16秋冬ユキコ ハナイ 「おまじないの森」をテーマに

Img_10411  「ユキコ ハナイYUKIKO HANAI」が、この8〜9日、2015/16秋冬物コレクションを発表する展示会を、東京・代官山で開催しました。

 テーマは「おまじないの森」です。森のグリーンやピンクを少し効かせて、北国の森の妖精をイメージしたといいます。全体にボヘミアンなムードが漂っているようです。
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Img_10331  ケープのように大きい襟のロングコートや、スヌードにもなる襟が付いたジャケット、フリンジ飾りのポンチョ風のものなど、ふんわりと軽くて暖かそうなアイテムがデイスプレーされる中で、とくに注目されたのが、コーディガンです。
 コーディガンはカーディガンのようでもあり、コートのようでもあるという、ニューアイテムで、今秋から大ヒットするとみられています。

Img_10351  また素材も、織物かニットか、区別がつかない中間的なものがたくさん使われています。
 たとえば写真左のジャケットに使用されている素材は、チュール地に、太い糸で刺繍を施したように見えるジャカードです。
 繊細な透け感と素朴な手工芸の要素がミックスし合い、斬新な趣を放っています。

 ところで、同ブランドは、この4月にデザイナー交代があり、今シーズンからコレクションを手掛けるのは、長年デザインチームのチーフでいらっしゃった青木希素江さんです。以前コットンのファッションショーにご協力していただいたことがあり、当時が懐かしく思われました。なお創業デザイナーの花井幸子さんは監修という立場になられたとのことです。

 大人の女性の可愛さを、洗練された上品なイメージに昇華させ、多くのファンを集めているクチュール系ブランド「ユキコ ハナイ」。ますますの発展を期待しています。

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2015年6月15日 (月)

2016春夏京都スコープ 華やかで洗練されたテキスタイル 

 2016春夏「京都スコープ」が、この3日~5日、東京で開かれました。第77回目の今回は、会場を表参道のスパイラルホールに移しての開催です。雰囲気、足の便ともによく、予想を上回る来場で盛況でした。
Img_09761jpg  出展したのは、京都の有力テキスタイルコンバーター5社です。レディスファッションを京都らしい華やかで洗練されたテキスタイルの魅力で、存分にアピールしていました。

 各社ともトレンドコンセプトを策定し、テーマに沿った素材提案がされていました。
 とくに多かったのが、70年代からの風を感じる素材感のものです。エコやデニムのムードに合うクオリティや。また透け感やレースのバリエーションが増えています。

 その一端をご紹介します。

伊吹
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Img_09681  「肩肘を張らず上品で女性らしい70年代風デニムイメージ」を前面に掲げ、70年代のヒッピームードを洗練された感覚で表現しています。
 デニムやシャンブレーにプリント、またオパール・刺繍・ボンディングなどの二次加工を施した素材が目につきます。

協友

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Img_09521jpg  テーマは「カラー・イマジネーション 色彩と想像力」で色柄の美しいニット生地を発表しています。
 とくに透け感と立体感を表現したカットジャカードニットで、水玉やストライプ、ジグザグなどを組み合せたグラフィック柄のものが目新しく映りました。

大松

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Img_09601  エコロジカルな自然のモチーフや民族の伝統文化に着目していることから、天然素材使いが多く見られます。
 テーマは二つで、一つは「ブルー・グラデーション」インディゴブルーを基調にスポーティでナチュラルなスタイルと、もう一つは「トライブ・カーニバル」リゾート感覚の明るい開放的なスタイルです。

外村
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Img_09361_2  「ニュー・ハイブリッド」をテーマに、「ハイブリッド・ホワイト」と「ハイブリッド・ネイビー」、それに上写真の「ハイブリッド・オレンジ」を打ち出しています。
 コットンを中心にした複合素材で、織りから編みまで、透けるジャカードやレースが目を惹きます。

吉忠京都ロマン
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 「FUN&PEACE ファン&ピース」をコンセプト、二つのテーマで展開。
 一つは、ストレッチなどの機能性を併せ持つ新感覚の天然繊維を中心とした「ネイチャー・シンセティック」と、もう一つはデニムをキーワードにした「サマーポップ」。
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 シースルー(ボーダー・ジャガード・レース)やジャガード×レース・プリント、3Dジャガード、新感覚ツィードなど、様々なテクニックを駆使したオリジナル素材をラインナップ。
 明るい清涼感のある色使いの、楽しさあふれるコレクションでした。

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2015年6月14日 (日)

2016春夏PTJ その⑷ デニムはきれい目ストレッチが主役

 デニム回帰の流れを受けて、先般の2016年春夏「プレミアムテキスタイルジャパンPTJ」でも、デニムやデニム調素材がたくさん見られました。
 デニムとはいえ、一昔前のゴワゴワしたかたいジーンズのイメージではありません。軽くてしなやか、きれい目のストレッチするものが多くなっています。
 日本のデニムメーカーの最大手、カイハラでも「デニムはきれい目ストレッチが主役」といいます。

Img_07181  同社は、今シーズン、このストレッチデニムの新商品、「エアチューブ・デニム」を打ち出しています。これは、C型断面の中空糸を使ったデニムで、高中空率なので、驚くほど軽くて、ソフトな風合いなのです。
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 また、ヴィンテージ調やダメージ加工のものも展示。着古した感覚のデニムが、表情を変えて再び戻ってきているようです。

 きれい目ストレッチ中心に、ときにダメージ調もと、デニムは実に多様な顔を持っている、と改めて思います。

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2015年6月13日 (土)

2016春夏PTJ その⑶ 洗練された柄効果

 先般開催された2016年春夏「プレミアムテキスタイルジャパンPTJ」では、プリントや先染め、ニットで、高感度で洗練された柄効果を持つ素材が多数、見受けられました。ハード面だけではなく、ソフトの面でも、世界に通用するデザイン力のある日本企業が続々登場しているのです。
   ここではそのクオリティの一端をご紹介します。

デザインハウス風
  爽快なグリーンと白黒で統一したブースに惹かれて、お話を聞きました。PTJは初出展で、京都に本拠とアトリエを構え、これまでは著名なクチュールブランドの生地を中心に手掛けてこられたとのこと。創業は1961年で、以来アーカイブは、優に10,000点を超えるといいます。
 今季はこれを基に、大胆な現代感覚のあるプリントデザインを披露。オプティカルなジオメトリーや、リズミカルな凹凸感の表現、墨象画を思わせるアートワークなど、一つ一つが目を見張るすばらしさでした。
Img_06881 Img_06901jpg  
イマダ
 オンリーワンのブリントが楽しいメーカーで、今シーズンはモチーフの大きいものが好評といいます。スカーフのように大きいパネル柄やボーダー柄などが目立っていました。
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クロスジャパン
 メーカーとアパレルの間に立ち、オリジナルな企画提案をしている企業で、今シーズンはかなり大きい柄行きのものが多くなっています。
 大柄とはいえ、色使いは控え目で上品な感覚です。使い勝手もよさそうです。デザイナーの優れた感性を感じます。
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北髙
 パリのプルミエールヴィジョンに出展し、輸出を伸ばしている、今勢いのある企業です。私もこのブログで何度もご紹介しています。
 オリジナルプリント生地が中心ですが、今季はニット生地にも力を入れているようです。
Img_07221jpgImg_07251  
森菊
Img_07381jpg  愛知県三河産地で、天然繊維を中心に手掛ける繊維メーカーです。今シーズンも幅広い品揃えで、とくに目に付いたのが、写真のインクジェットプリント生地です。凹凸のあるハニカム地に施されています。
 この他、地球環境に優しい草木染めから、接触冷感等などの機能素材まで、様々。

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2015年6月12日 (金)

2016春夏PTJ その⑵ 日本ならではの染色加工

 2016年春夏の「プレミアムテキスタイルジャパン PTJ」では、日本ならではの染色加工で定評のある出展企業が注目されました。職人技を要する加工技術が、現代でも生きているのは、世界を見渡しても日本だけでしょう。そんな抜群の実力を持つメーカーを3社ご紹介します。

久山染工
  京都には伝統の型友禅の技術があります。この技を進化させ続けて、今やオリジナルなクリエイションで最先端をいく染色加工場が同社でしょう。
   今シーズンは、オパール、塩縮、にじみ加工のプリントやボンディングを駆使した、コットンや麻、シルク混の織物やニットを中心に発表しています。
Img_06801jpg Img_06851 デニムのボンディング・オパール加工   シルバー箔加工

山陽染工
F10000111  インディゴが今シーズンのビッグトレントとなっています。しかしその後染めを量産できる染色場は、日本でも数少なくなりました。同社は、このインディゴ染めで、注目の企業です。本拠地は、デニム産地の広島県福山市にあります。
 ブースでは、新開発のデニム調素材を展示。硫化染めによるカラーインディゴシリーズを中心に、芯を白く残したダスティ加工や、反応染料で染めた生地にインディゴ染料を重ねたものなど様々。

小島染織工業
Img_06981  昔から藍染めが盛んな埼玉県羽生市近郊にあって、明治5年の創業以来、一貫してかせ染めによる藍染め織物を生産している企業です。武州正藍染めの名称で、シャツ地から刺し子織り、帆布など、綿を中心に様々な素材を手がけています。
 今シーズンは、写真のような爽やかな青縞に惹かれました。シャツに仕立てますと、グラデーションが涼やかです。

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2015年6月11日 (木)

2016春夏PTJ その⑴ 高まる国産テキスタイルへの関心

 2016年春夏のテキスタイルを発表する国内最大の見本市、「JFWプレミアムテキスタイルジャパンPremium Textile Japan 略称PTJ」が、5月27-28日、東京国際フォーラムで開催されました。
 事務局によりますと、来場者は2日間で約6,500人、昨年の5月展(5514人)に比べて18%増となり、過去最高を更新。とくに大手アパレルの来場が大きく伸びたといいます。国産テキスタイルへの関心の高まりを感じさせます。
 また出展も、昨年が同期74件、94小間でしたが、今期は80件、104小間となり、これまでで最多。次回に向けても増加が見込まれています。しかし会場面積をもうこれ以上拡大できないそうで、ウエイティングリスト待ち企業が増えること必至のようです。
 これには会場が有楽町駅前で至便ということと、円安による国産回帰という要因があるのでしょう。しかしそれ以上に大きかったのは、やはり昨年のミラノ・ウニカへの出展だったのではないでしょうか。欧米ラグジュアリーブランドからの高い評価が、世界で戦えるという自信につながり、レベルアップに拍車がかかったものと思われます。

 とくに注目した企業の一押し素材をご紹介していきます。独自のこだわりの技による、差別化商品を随所に見ることができました。

桑村繊維 テキスタイル5部第1課
Img_06451jpg  スタッフ全員が、同じ柄のシャツをユニフォームとして着用し、目立っていました。
 それが右の先染めシャツ地です。
 チェックとストライプが一枚の布に組み込まれていて、大きなパッチワークのように見えるデザインになっています。

Img_06591  ここでは他では見たことがないような斬新で個性的シなャツ地が豊富に提案されていて、びっくり!
 張りのあるボンディングやニードルパンチ(左)なども見られます。
 「糸・染め・加工」へのこだわりは、さすが播州の雄と思いました。

Img_06621jpg Img_06611
レースとギンガムのボンディング  ボンディング&パンチング 

丸萬
Img_06341jpg  右の写真のような、綿の先染め織物が中心です。

 シンプルなものから凝ったジャカードやドビー技術を駆使したものまで、メンズからレディスまで、播州織を幅広く提案されています。

Img_06361jpg_2  とくにシーズンは、紙繊維のOJO使いを打ち出していました。その軽さと清涼感のあるタッチが好評だったといいます。

 ビジネスの幅がさらに拡大している様子です。 

 ○浅記
 Img_07051_3  新潟・見附産地で「糸染、製織、整理加工」等全ての工程を産地内にて一貫生産している、創業145年という長い歴史と伝統のある生地メーカーです。
 この産地ならではのスペックムラ染 を使用した先染めが目立っていました。ヴィンテージ調のさりげない表現が人気の秘密のようです。

福田織物
F10000051  静岡県掛川市にある生地メーカーで、ミラノ・ウニカに連続出展して、欧米人気ブランドからの引き合いが増えている様子です。
 同社得意の高級細番手ドレスシャツ地やナチュラルストレッチシャツ地、それに加えて、右写真のような、表情のある複合的な織物も打ち出し、来場者の目を引きつけていました。これはミラノで好評だったものといいます、

オカテックス
Img_07351jpg  山形県米沢市で95年の歴史を持つ織物メーカーです。
 ジャカード織りのCADを駆使してつくられるスカートやワンピース用の大きな柄には、独特のエレガント感があり、毎シーズン目を見張ります。
 写真は、同社で定評のあるスカート織りの一つです。刺繍レースのように見えますが、これもれっきとした柄織物です。

川越政
F10000081jpg  今回初出展で、国内の各産地で生産したオリジナル素材を展開している大阪のメーカーです。
 天然繊維が中心で、他社にはないこだわりの生地を在庫しているといいます。
 写真のようなシャツ地から、トレンドのミリタリー調やデニム風のカジュアル素材など、メンズからレディスまで幅広い品揃えです。

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2015年6月10日 (水)

「赤、小夜子と踊る。」特別ディスプレー

Img_09891  東京・銀座の「SHISEIDO THE GINZA」で、「赤、小夜子と踊る。」をテーマに特別ディスプレーが展示されています。これは昨日、このブログでご紹介した「山口小夜子 未来を着る人」展に連動したキャンペーンです。

 赤は、山口小夜子のポイントカラーでした。黒髪に白い肌、切れ長の目、それに赤いリップがとくに印象に残っています。お店では、この「赤」の化粧品を前面に打ち出し、小夜子メークをアピールしています。
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 この13日には、「小夜子な夜~SAYOKO NIGHT~」と題した一夜限りのカクテルパーティもあるとのことで、ファッションデザイナーの丸山敬太さんがスペシャルゲストとして参加されるそうです。小夜子イメージが盛り上がることでしょう。
 キャンペーンは16日までですが、今秋には、ドキュメンタリー映画「氷の花火 山口小夜子」も公開されるといいます。このブーム、まだまだ続く気配ですね。

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2015年6月 9日 (火)

「山口小夜子 未来を着る人」展 

 山口小夜子といえば、1970年代から80年代、パリコレで日本ブームを巻き起こしたトップモデルです。日本人形のような可愛らしさと、妖艶な魅惑を併せ持つ、神秘的で謎めいた人でした。

Img_08931jpg  この 山口小夜子の軌跡をたどる企画展「山口小夜子 未来を着る人」が今、6月28日まで東京都現代美術館で開催されています。

 モデルとしてモード界を席巻し、「SAYOKOマネキン」がつくられて一世を風靡した後も、これほどまでにクリエーター、パフォーマーとして活躍されていたとは! 私はこのあたりのことを少しも存じていませんでした。
 2007年に57歳の若さで、まるで月に召されるように、急逝されたのですが、亡くなられてからも、若いアーティストたちに影響を与え続けています。このことを本展で知り、タイトルの通り、「未来を着る人」だったことが偲ばれました。
Img_08691jpg_2  
 展覧会ではまず、トップモデルとしての活動が紹介されます。ランウェイでは、背が低い (とはいえ170cm) ことを気にして、つま先立ちで歩いたそうです。最初はさぞかしご苦労があったことでしょう。
 1975年に資生堂と専属契約し、時代のアイコンとなっていくのです。それまで西洋的美人の前田美波里のようなモデルを使っていた資生堂でしたが、この頃から「和」を打ち出すようになり、その格好の媒体が山口小夜子だったのですね。
 展示されていた横須賀功光氏らによるコマーシャル写真は、息をのむ美しさでした。

 80年代半ば頃になると、あやつり人形劇団結城座の人形の衣装を手掛けるなど、デザイナーとしての顔を見せるようになります。

Img_0871_1_2  彼女のアトリエ風景を垣間見て、次に進むと、「蒙古班革命」の部屋に出ます。
 これはアジア人の美意識に光を当てたプロジェクトで、その隣がDJ音楽配信活動のコーナーです。

 さらにその先の広々としスペースには、彼女がデザイン制作した山海塾の舞台衣装がずらりと並んでいます。その一部は、「リア王の悲劇」で着用されたといいます。
 カメラに収まりきれない壮大なスケールで、見ている方も、夢か現か、不思議な感覚におそわれます。
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Img_08781jpg_2  
 最後に、小夜子の遺した印象的な言葉を挙げておきましょう。
 「私は、人間は心が身体を着ているという言い方もできると思いますし、もっと言えば人間はそれをとりまくすべてのものを着ている、空気も光も。」
 ファッションを体現した人だからこそ、出てくるフレーズですね。

 時代の最先端を駆け抜けた稀有な存在、山口小夜子を、改めて思います。深い感動に包まれて、美術館を後にしたことでした。

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2015年6月 8日 (月)

鎌倉山はもうヤマユリの季節

 昨日、山道を散策していて、道端にヤマユリが咲いているのを見つけました。清純な白い花が美しく、甘く強い香りがします。
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 鎌倉山でも、かつてはあちこちに自生していましたが、年々減っているようです。環境適応能力が弱いらしく、園芸栽培ができない植物なのだそうです。とはいえあの高貴な大輪のユリ、カサブランカは、このヤマユリを基に品種改良してつくられたといわれています---。そう思うと、ますますいとおしく見えてきます。

 それにしても、もうヤマユリの季節とは! 早いものてすね。
 が来たの!ぬですね。

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2015年6月 7日 (日)

「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」展

 今、東京・渋谷のBUNKAMURAザ・ミュージアムで開催されている「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」展に行ってきました。副題が、「Money and Beauty」となっているように、これはボッティチェリの美に代表されるフィレンツェ・ルネサンスの文化遺産に焦点を当てた展覧会でした。

 本展では、冒頭からその富の源泉となったフィオリーナ金貨が展示されていて、ちょっとびっくりします。メディチ家など銀行家の支援を受けて、芸術家たちが数々の傑作を生み出していったのですね。
Mainvisual_3  このことをよく物語っているのが、チラシにも掲載されているボッティチェリの「ケルビムを伴う聖母子」の絵でしょう。額縁にはびっしり金貨が描かれていて、確かにユニークです。両替商の注文で、描かれたといわれているそうで、金融業で栄えたフィレンツェの富を暗示しているように思いました。
 この絵の近くに置かれていた「高利貸」という作品も忘れられません。人物の顔が、いかにもそれらしい狡猾そうな表情を浮かべているのです。

 圧巻は、やはり「受胎告知」のフレスコ画では、と思います。 中央の広い空間に大きく置かれていて存在感がありました。
1_2  この絵からは、フィレンツェの大邸宅の様子がうかがえます。とくに左手の大天使ガブリエルが美しく、この時代、天使といえば男性の姿で描かれたことがわかります。翼にマリアの象徴とされる純白の百合の花が描かれているのも、印象的でした。

 このボッティチェリも、晩年になると、絵が少しかたくなってくるようです。メディチ家の庇護が失われてしまうからでしょうか。落魄の身となって、亡くなったといわれています。

 以前、フィレンツェのウフィッツィ美術館で、ボッティチェリの名画「ヴィーナスの誕生」と「春」見たことがあります。本当にすばらしかったのを覚えています。あれらの絵は、15世紀に花の都と謳われたフィレンツェの最盛期に、描かれたものだったのですね。

 一人の画家の栄光と悲哀を感じた展覧会でした。会期は今月28日までです。

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2015年6月 6日 (土)

パリから 日本の「ファイバー・フューチャー」展

 世界各国で大きな反響を呼んでいる日本のテキスタイルアートの世界、「ファイバー・フューチャー」展が今、7月11日まで、パリ日本文化会館で開催されています。
 
Cid_a0843fc874bf48cbba09a99ae5f0a1b  パリ在住の坂巻素子さんが、この企画展を取材され、写真を送ってくれましたのでご紹介します。
 右は、Temps (Kyoko Kumai )。
 石の様にみえるオブジェも、すべて繊維で出来ているそうです。

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 Souvenir de l'espace-temps          Birth 
( Kinya Koyama )              ( Hitomi Nagai )
紙製                      コットン製

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 Un cadeau venu de la mer          Fabrication
( Yasuko Iyanaga )               ( Reiko Sudo )
シルクオーガンジー 製

Cid_fc91e06f9f5d4a2a95c9d0023c3bf_2 Rideaux de magasin ininflammables
( Junichi Arai )

 日本と西洋、また伝統と現代の見事な融合、さらに環境配慮も反映させた、見応えのあるインスタレーションだったようです。

 日本の誇る繊細な感性と高度な技巧に、世界の目がますます注がれそうですね。今後の展開が楽しみです。 

 なお、本展のキュレーターで国際テキスタイルネットワークジャパン代表のわたなべひろこさんは、以前から日本テキスタイルデザイン協会の関係で、大変お世話になってい ます。また世界的に著名なテキスタイルデザイナーの新井淳一さんや須藤玲子さんといった見知った顔ぶれも参加されていることを知り、遠いパリを身近に感じて、うれしくなりました。
 このニュースを伝えてくださった坂巻さんに感謝いたします。ありがとうございました。

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2015年6月 5日 (金)

 チクチク縫った生きもの大集合!

Img_09841_2  天井からぶら下がっている小さな布のかたまりは何? と思ったら、虫をモチーフにしたブローチでした。ここにはチクチク手縫いしたカワイイ生きものたちが大集合しています。
 これは、渋谷ロフト・フォーラムで開催されている「ちいさな生きものたちのサーカス展」、コスチューム・アーティスト、ひびのこづえさんによる「ちいさな生きもの研究所」の一周年記念展でした。

Img_09881  生きものが大好きというひびのさんは、毎月ここで、生きものをモチーフにしたブローチやミニバッグなどを作るワークショップを開いているといいます。テーブルには、ひびのさんが制作された舞台衣装の残り布やきれいな端切れがたくさん並んでいて、参加者たちは、これを使って思いのままに作品を作るそう。費用は1人、1,000円で、30人から50人、中には5歳の子どもも集まってくるといいます。
Img_09851jpg  
 本展は、このワークショップがスタートして1年目の発表会だったのですね。
 これを見ていると、手芸ブームの理由がわかる気がします。絵を描くことや、縫い物が苦手でも、誰もが楽しめそう。何でもそうですが、自分でつくってみると、下手でも愛着を感じるものです。私もやってみようかしら----。

 なお、この展示は6月21日までです。

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2015年6月 4日 (木)

ベスト・ファーザー イエローリボン賞 最もステキなお父さん

 父の日を前に、日本で最もステキなお父さんに贈られる「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」の発表・授賞式が、昨夕、都内ホテルで、行われました。
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 授賞したのは、政治部門で島根県邑南町長の石橋良治さん、経済部門でレベルファイブ社長の日野晃博さん、JAXA宇宙飛行士の若田光一さん、俳優の照英さん、タレントで実業家のヒロミさん、元全日本男子バレーボールチーム代表の大竹秀之さんです。

Img_09101jpg  中でも感銘したのは、照英さんです。この知らせを受けて大泣きしたといい、ステージでもうれし涙を見せました。今年は結婚10周年ということもあり、二重の喜びだったようです。「産んでくれてありがとう。家族をつくってくれてありがとう」と妻への感謝の気持ちを情熱的に語られました。イクメンに励む本当にステキなお父さんですね。

 石橋良治さんは、“日本一の子育て村”を目指す、子育て世代への手厚い支援策が評価されました。
Img_09071_2  また日野晃博さんは、“妖怪ウォッチ”シリーズが子どもたちに大人気です。ステージには可愛いキャラクターの“ジバニャン”も現れて、びっくり! (写真右)

 若田光一さんは姿がなく、メッセージだけで少し残念。ヒロミさんは、息子たちとの富士登山の写真を掲げて、よいお父さんぶりを見せ、大竹秀之さんは、バレーボールの魅力を伝えたいとコメントしました。

 最後に、ベスト・ネクタイストの発表もあり、ネクタイの似合う人として、石橋良治さんとヒロミさんが受賞。普段ネクタイしないというヒロミさんですが、「ネクタイをすると、ピシっとして仕事しようという気になります」などと話していました。

 日本では父の日が本格的にスタートした1960年代半ば以降、プレゼントといえばネクタイで決まりでした。それが今はスーパークールビスで、なんでもありです。時代は変わった、とまたしても感慨を覚えます。

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2015年6月 3日 (水)

2016クラボウ素材展 消費者目線を重視して

 クラボウ繊維事業部による2016年向け”素材展が、5月28~29日、東京・銀座で開催されました。
Img_07491jpg_2  テーマは「Your Best Partner-KURABO 歓びと驚きをお客様へ」です。
 今回は、お客様である消費者目線での商品づくりを重視したといいます。

 会場では“賢い消費者”に向けたファッションやライフスタイル提案が多々見られました。

 中でも注目は、“ジャパンテクノロジー”のコーナーでしょう。ここにはクラボウ徳島工場の女性の視点で開発された“女性が本当に欲しかった商品”が、ディスプレーされていました。

 まずは、トレンドの白の悩みを解決する素材です。
○エアロコーティング
Img_07431jpg_2  白いパンツは、透け感が気になるものです。そこで開発されたのが、まったく透けない白い素材です。これはエアロコーティング加工に透け防止機能を加えたもので、この加工は、セラミックスを主原料に、生地の表と裏で異なる機能、風合い、表情を持たせることができるものといいます。表裏の光沢感の違いが楽しめるなど、両面使えるので、デザインの幅が広がります。

○エターナルホワイト
 白は汚れが気になりますが、これは汚れが付きにくく、落ちやすい防汚加工です。汗をよく吸うので蒸れにくく、しかも撥油性もあるという、相反する性能を持っています。さらに新品の白さが持続するという特性もあり、女性にとってうれしい素材となりそうです。

 次に目を惹くのが、コットンの防虫加工素材です。
Img_07461_2 ○スキンガード
 これは蚊など吸血昆虫を寄せ付けない新しい加工で、その効果は洗濯30回後も持続するといいます。
 昨年は日本でデング熱が70年ぶりに報告され、153人が感染したといいますから、大都市でも油断できません。しっかり防虫対策をしたいものです。

この他、同社一押しの新開発素材をご紹介しましょう。

○クレンゼ・デオドラント
Img_07411jpg  クレンゼは、独自の抗ウイルス機能加工技術で、医療用途から生活の様々なシーンで、繊維製品からの感染リスクを低減させるというものです。この技術に新しく追加されたのが、生乾き臭の原因菌にも効果を発揮するクレンゼ・デオドラントです。
 洗濯ものを部屋干しすると、イヤな臭気を感じることがあります。でもこの加工なら、そんな臭いも防げるといいます。
 もうすぐ梅雨ですし、今すぐにでもあったらいいなと思う素材ですね。

○ブレバノ
Img_07421  これはコットンとアクリル系難燃繊維による難燃素材の進化形。難燃性能が高く、国内外で多くの実績を上げているといいます。
 最近は地震など災害が増えて、火の危険を感じることも多くなりました。安心・安全の備えの一つとして、エプロンなど身近な繊維製品に取り入れたいものです。

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2015年6月 2日 (火)

「スーパークールビズ2015」始まる!

 衣替えの6月1日、環境省による「スーパークールビズ2015」が始まりました。このキックオフ・イベントin 東京が、東京・六本木で開催され、ステージではトークやファッションショー、ベストクールビズ大賞授賞式も行われ、たくさんの報道陣がつめかけ盛会でした。
 ところでスーパークールビズとは、ノータイやノージャケットを普及させたクールビズよりも、さらに軽装化を促すもの。これによりポロシャツやアロハ、かりゆし、スニーカーなどで出勤することが解禁されたのですね。

 このスーパークールビズも今年で5年目といいます。クールビズの方は昨年10周年を迎えました。そこで今年度は新しいステージに進むことを表現するために、タイトルを設定しています。それが「COOLBIZ NEXT」です。
 NEXTとは、日本が誇る高機能素材の観点を指すそうで、そのポイントは、①テクノロジー、②スポーツ、③地方創生〜メイドインジャパンです。

1_4  冒頭、クールビズ・プロモーション協議会名誉会長の小池百合子氏が、「この動きはアジアなど各国に拡大している。これほど高い評価を受けている日本の政策はない」と挨拶。
   今日の装いは、オールホワイトのスーツスタイルでした。ひんやり感のある白だそうで、見るからに涼しげです。ブランドはピエールカルダンとのこと。

 しかし実際の職場では、スーパークールビズは、まだそれほど見かけない気がします。日本発なのに、逆にお株を奪われて、世界の方が先行しているように思えてなりません----。

 次に「COOLBIZ NEXT」をテーマに、トークやファッションショーが行われました。
 ショーでは、都内百貨店11社の社員がモデルいとなって登場。ビジネスシーンから休日まで一週間の着装が提案されました。
 いずれも夏らしい爽やかな色合いで、すっきりとシンプル、スポーティなスタイルです。汗ばむ夏を涼しく快適にと、吸汗速乾や冷感などの機能を施した素材が使用されているといいます。
 モデルたちは、カップルで現れ、ときにおどけた身振りを見せるなど、楽しそうにウオーキングしていました。
 その一部をご紹介します。

Img_08331jpg_2  ビジネス〜OFFスタイル
 <西武渋谷店 男子服>
 ・オックスコンビのシャツ、綿100%。
 ・涼しさを演出するサッカー地のイージーパンツ、綿100%。
 <東急(東横店) 女子服>
 ・ダブルガーゼりジャケット 綿100%。
 ・シャツは、水洗い後もシワになりにくい綿100%のもの。
 ・パンツはリネン混ストライプ。

Img_08391_2  ビジネス〜アフター5スタイル
 <阪急メンズ東京 男子服>
 ・ジャケットはシャツっぽい仕立てのもので、麻100%。
 ・シャツは、肌触りも通気性も抜群の、綿80/指定外繊維20
 ・パンツはスウェットなのにだらしなく見えないもの。綿95/ポリウレタン5.
 <プランタン銀座 女子服>
・トップスは、しっとりやわらかい肌触りの綿92/ポリウレタン8
・パンツは、通気性もあるトレンドのガウチョパンツ。

Img_08441jpg_2  最後に、第3回ベストクールビズ大賞が発表され、元プロ野球・日本ハムの稲葉篤紀氏と元体操選手の田中理恵氏が受賞しました。

 授賞式で、稲葉氏は、「北海道も暑い日が多いと実感しているので、環境問題の改善に努めていきたい」、田中氏は、「クールビズをもっと広めたい」と話していました。
Img_08551  
 このキックオフ・イベントは、2日から12日まで、大阪をはじめ全国5都市で開催されます。
 私もますますの広がりを期待しています。

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2015年6月 1日 (月)

オペラガラコンサートに感謝!

 昨夕、すてきなオペラガラコンサートに招待され、新宿・角筈ホールに行ってきました。若林倖子さんのオペラ人生15周年記念の自主公演があったのです。若林さんとは、大学の研究室が同じという関係で知り合いました。

 数年前、お会いした時、オペラをやっていると聞いて驚いたのを思い出します。若林さんも、もうれっきとしたシニア世代なのです。コンサートの挨拶状にも、発声が不安、というようなことが書かれていました。
Img_07741_3  でも実際はどうしてどうして、玄人はだしの、ソプラノの美声と声量に圧倒されました。

 右は、「蝶々夫人」より「可愛い坊や」のワンシーン。 

 若手のプロ歌手の方たちにひけをとらない歌唱力で、デュエットされたり、ちょっとした寸劇を演じられたり---、よく考えられた構成・演出で、とても楽しかったです。

 下は、「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」「受け取って」〜フィナーレまでのワンシーン。
Img_07931_2
 またもう一つ、びっくりしたのは、お義兄さんのテノールです。81歳とは到底思えない迫力の声量でした。

 歳を取ると声は衰えると思っていましたが、若林さんを見ていますと、決してそんなことはないようです。それどころか逆に上達していくことがわかりました。歌を、何よりも愛し楽しんでいらっしゃるからでしょう。「素人なのだから楽しめばいい」というお義兄さんの言葉も、うなずけます。
 老人ホームや知的障がい者施設などを慰問されては喜ばれているということも伺い、すばらしい活動と思いました。

 私もたくさんの元気をいただき、励まされました。心より感謝です。

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