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2015年5月 1日 (金)

“ジャパン・プレミアム”発信を目指す

Cimg20701  「百貨店の1階バッグ売場は、なぜ海外ラグジュアリーブランドばかりなのか」と問いかけたのは、三越伊勢丹ホールディングス社長の大西 洋氏。先般、「ファッションワールド東京」併催の講演会で、特別講演されたときのことです。檀上で「日本の一流品をつくろう」と呼びかけ、「“ジャパン・プレミアム Japan Pemium”として世界に発信することを目指す」と宣言されたことが、強く心に焼き付いています。

 確かによいモノづくりのネタは、国内にたくさんあるようです。日本の文化やアートは世界に通用する魅力を持っています。

 講演で、同氏は、日本の良さを世界に提案していくという、グループを挙げての方向性を明らかにされました。 
 このことを伝えるメッセージが、“this is japan”です。これは今年から始まった新しい企業活動の指針となるものですが、その基になっているのが「JAPAN SENSES」です。2011年からスタートしたこの施策で、石川県の繊維産地との取り組みや、広島県マルニ木工との「ふしとカケラ」企画、山梨県ワイン醸造家とのコラボなど、三越伊勢丹で行われた様々な事例が紹介されました。いずれも地方創生につながっているといいます。そしてこれからも地方活性化に微力ながら貢献していきたいと語られました。
 海外に向けては、クールジャパン機構と連動し、昨年2月、ニューヨークでのイベントを成功させています。さらにまた、今年秋にはマレーシア・クアラルンプール伊勢丹 LOT10店をオープンさせ、日本の優れたクオリティを提供していく、といいます。

 今、円安にも関わらず、超高額なラグジュアリーブランドは、売れ行き好調です。それなのに、ここに日本のラグジュアリーが入ってこないのですね。
 日本にも、大西社長がおっしゃるように、アート界の蜷川実花さんとか、世界的に高い評価を集めている“サカイ”の阿部千登勢さん-----ら、クリエイティブな才能のある若手が多数いらっしゃるというのに、残念なことです。

 しかし、「“ジャパン・プレミアム”を発信する」という、業界トップのこのご発言で、希望が湧いてきました。今後の展開に大いに期待したいと思っています。

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