2016年春夏尾州マテリアル展 静かで内省的なシーズン
2016年春夏素材を発表する尾州マテリアル展(一宮地場産業ファッションデザインセンター主催)が、先月下旬、東京都港区北青山のテピアで開かれました。参加したのは、尾州産地のテキスタイルメーカー、15社です。
提案素材は、トレンドを示す大きな3つのグループに分類され、各社を代表するインデックス機能を果たしていました。そのいくつかは製品で展示されています。
トレンドのディレクションを手がけたのは、今季もパリのネリー・ロディ・オフィスです。全体に静かで内省的なシーズンとし、本質的なもの、穏やかなもの、ノマド的なものにインスピレーシヲンを求めたといいます。その概容をご紹介しましょう。
○ヨッティングYACHTING
船上や海辺のエスプリ。
爽やかな西海岸のリゾート地のムードも。
シンプルライフをテーマに。
カラーは、トリコロールで、パステルやピンクを合わせてフェミニンに。
虫文毛織 マジックストライプ ファインテキスタイル
表裏を変えて表現 楊柳調コードレーン
○エデンの国 EDEN
失われた楽園を探求し、幸福感を追求するテーマ。
植物や鉱物からのインスピレーション。
ヒラノ 日本エース オーロラツィード
ビッグ千鳥ジャカード 飛びモール糸使いで軽やか
○ワンダリング(放浪の旅) WANDERING
超洗練されたボヘミアンテイスト。
異種混淆な社会のイメージを反映するテーマ。
カラーは、ブルーデニムに合うような、シックなノマド調のトーン。
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