15/16秋冬ネスト+プラスアンビアンス 個性的ブランド集結
エッジの効いた個性的なファッションブランドの合同展「ネスト+プラスアンビアンスNest +plus ambiance」が、先月末、開催されました。参加したのは、40社の実力派ファッションブランドです。東京・代官山の4会場に分かれて、今秋冬ものコレクションを発表していました。
今を時めくブランドが集結する展示会でしたが、何しろ数が多くて、時間がなくなり、ほんの一部しか回れませんでした。
その中で注目したブランドを3つ、ご紹介します。
○ディウカ divka
ディウカは、デザイナー田中崇順さんとパタンナー松本志行さんが2011年に立ち上げたブランドです。パリのファッション展などにも出展されて好評を博するなど、若手では一番の成長株とみられています。
特徴は、ドレープを生かした非対称なカッテイングのハーモニーと、独自のプリントデザインです。エッジ―なのに、洗練されたエレガントな雰囲気があり、いつも魅了されているブランドです。
今シーズンは「face(面)」がテーマで、独特のズレやひねりを加えたシルエットで変化を見せていました。ねじりの入ったパンツのラインも目新しく映りました。
○ミドラ MIDOLA
ミドラは、元「lesstHan」の安藤大春さんが、昨秋スタートさせたばかりのレディースブランドです。
シンプルでスポーティブなスタイリングで、移り変わる「東京の日常」を表現しています。
一見何気ない普通の服なのですが、背中を見ると大きく割られていたり、スカートのボックスプリーツの内側に別布が当てられていたり-----。
トラッドな形を少しだけ崩したデザインが新鮮です。
とくにニットのストールで、袖を通すとセーターを着用しているように見えるアイテムが、大人気の様子でした。
○パピエ・ティグル・パリ・東京 PAPIER TIGRE PARIS TOKYO
「パピエ・ティグル」は、パリを拠点に活躍するペーパープロダクトのブランドで、そのオリジナルなグラフィックのステーショナリーは、パリの人気セレクトショップ「メルシー」でも販売されていて、好評といいます。
このパピエ・ティグルのウェアラインが、「パピエ・ティグル・パリ・東京」です。スタートして4シーズン目になるそうで、レディスもメンズも手掛けるユニセックス展開です。
服と同じ柄の表紙のノートブックを合わせたディプレーで、オヤッと思わせます。
大胆な構図のペーパーデザインを生かしたシンブルな服は、他にないユニークな個性を放っていました。
紙はリサイクルペーパーを使用しているそうです。
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