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2015年3月10日 (火)

「私の印象派。ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」

Cimg18471  今、「私の印象派。ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」が、東京・丸の内の三菱一号館美術館で、開かれています。先月下旬、この内覧会に行ってきました。

 ワシントン・ナショナル・ギャラリー(NGA)には、ずっと以前、訪れたことがあります。印象派の名画がズラリと展示されて、「もうパリ顔負け」と、驚かされたことが思い出されます。
 本展は、このNGAの創設者、アンドリュー・W・メロンの娘、エイルサ・メロンのコレクションが中心です。エイルサという大富豪の女性目線のセレクションですので、印象派の中でも、優しいまなざしの名作が揃っています。また全体に小ぶりなので、身近に飾っておけたらなあ、と思うような、そんな親しみやすい感じの絵がたくさん集まっています。

 とくに気になった作品をご紹介しましょう。

Cimg17921  第1章、「戸外での制作」。
 モネやピサロ、シスレーといった画家の風景画が並びます。
 写真は、彼ら印象派に大きな影響を与えたといわれるウジェーヌ・ブ―ダンの「トルーヴイルの海辺風景」。

Cimg18121jpg  第2章、「友人とモデル」。
 注目はやはり、ポスターにも掲載されているルノワールの「猫を抱く少女」でしょう。
 少女の肌の質感や、猫の毛並みのふわふわ感が感じられるようです。ルノワールって、本当にすごいと思います。

Cimg17991  もう一つ、ルノワールの「花摘み」という作品もすばらしい。学芸員の杉山さんによると、ルノワールは、モンマルトルの丘に住まいを構えたそうで、自然に囲まれたこの家をたいそう気に入っていたとか。庭に咲く白い花を摘む二人は恋人同士ではないかといいます。

 このコーナーには、ゴッホの「オランダの花壇」や、スーラの点描画などもあり、大変興味深いです。

Cimg18231jpg  第3章、「芸術家の肖像」。
 様々な絵の中で、マネの愛犬の絵があり、「TAMA」とサインがされています。マネは来日したときに、猫の「タマ」という名前を覚えて帰国したようです。それでこんなふうに、猫ではなく犬に名付けたのですね。

  この他にも、セザンヌの静物画や、ポスト印象派のボナールやヴュイヤールなど、日本初公開38点を含む68点の上質な作品群を見ることができます。

 会場の雰囲気も、優しみのある印象派にぴったりで、心地よい気分にハマりました。開催は、5月24日までです。

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