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2015年3月15日 (日)

映画「すず」で伝統工芸の街おこし

 地域の伝統産業に光を当て、ものづくりで街おこしをしようという気運が広がっています。
 こうした中で、短編映画「すず」が製作されました。これは富山県高岡市の市民による、手づくりの映画です。主人公は若い夫婦で、高岡の伝統工芸である鋳物の職人を目指す夫と、彼を支える妻「すず」です。この二人が、夢と現実のはざまで葛藤する姿が描かれます。

Cimg16281jpg  先月、日本ファッション協会うらら会で、この映画をつくられた菱川勢一氏の講演を伺う機会がありました。同氏は、NHKの大河ドラマ「八重の桜」のオープニング映像を手掛けるなど、国際的にも活躍するクリエイティブディレクターです。大河ドラマの制作秘話も興味深かったのですが、とくに心に響いたのが、映画で街おこしをする、という「すず」についてのお話でした。

 スタッフは、高岡の職人だけではなく、街中を巻き込み、出演者はオーディションで選んだ素人はかりだったそうです。それを半年あまりで完成させたとか。
 最初はヨーロッパの映画祭で発表。ここで手応えをつかんだといいます。とくにイタリアは職人の国ということもあって、「自分たちのつくっているものに、自信と誇りが持てた」など、大きな反響を呼んだそうです。
 日本では、全国47都道府県のケーブルテレビで上映され、ユー・チューブのヴューも、今や18,000回を越えて、予想を大きく上回る人気とか。とくに主題歌のヒットは想定外だったといい、i-Tunesランキングで18位を獲得したとも。クラブツーリズムとの連携も模索中だそうです。

 私も見て、心温まる、いい映画だなと、感動しました。これをきっかけに、、職人を志す若い人たちが、増えるかもわかりません。
 映像が多くの人の役に立つ、ということを改めて思います。

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