パリで「ソニア・ドローネー 抽象の色彩」展
先月訪れたパリで、真っ先に見たのが、「ソニア・ドローネー 抽象の色彩」展です。パリ市立近代美術館で開催されていましたが、今はもう終わってしまいました。
没後初の大回顧展で、私はたまたま居合わせることができて、本当にラッキーと思っています。
ソニア・ドローネーは、1920年代のアールデコを代表する画家であると同時に、テキスタイルと服飾デザイナーでもありました。
会場には、あの有名なカラフルな円形を重ねた抽象画を始めとする油彩など絵画作品とともに、あの時代に大流行した、服飾も多数展示されていました。大胆な幾何学柄のストレートなドレスや大胆なパッチワークなどです。また舞台衣装の数々も見ることができました。家具デザインや舞台装置など、幅広い分野で活躍していたことがわかります。
また一番奥の広いスペースには、「シミュルタネSimultane」が設けられていて興味深かったです。これは、1925年のアールデコ展の際、「メゾン・ソニア」がオープンしたブティックです。
まさに当時のモダニズムを彷彿させる展覧会でした。
なお、本展は4月15日から、ロンドンのテートモダンに巡回するとのことです。ロンドンに行かれたら、立ち寄られてみてはいかがでしょう。
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