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2015年2月13日 (金)

ミラノ・ウニカ 日本パビリオンは明暗分かれる結果に

 今回のミラノ・ウニカ(MILANO UNICA略してMU)では、昨年9月展に続いて二度目の日本パビリオン、「ジャパン・オブザーバトリー」が開設されました。

Cimg06051  初日の午後には、シルヴィオ・アルビーニMU会長(写真 右から二番目)を迎えてレセブションが催され、同氏は「お互いに協力し合って前進していこう」と挨拶。お茶とお菓子がふるまわれ、日本式「おもてなし」で、会場を盛り上げていました。

 出展企業は34社、そのうち13社が初出展です。
 会場が広く感じられたのは、今回が春夏もので、訪問客が前回の秋冬ものに比べて約15%少ない、という事情もあったようです。昨9月、初参加で大きな話題を呼んだだけに、今回は少し拍子抜けした気分だったのではないでしょうか。期待外れという向きがある一方、為替の追い風で、手応えをつかんだところもあり、明暗が分かれる結果になった模様です。

 福田織物は、前回以上に反応がよく、ほくほく顔の様子でした。繊細な綿薄地織物の他、思いがけなく、ファンシーなジオメトリック・カットコーデュロイ(右下)が人気だったといいます。これは同社がベッチンの「べ」とコーデュロイの「コ」をとり、「ベコ」の愛称で呼んでいる素材で、このようなカットができる工房は、もう1社だけだそうです。
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 斎栄織物は、同社独自の職人技、世界一薄くてしなやかな先染絹織物「フェアリー・フェザー(妖精の羽)」で、バイヤーを惹きつけていました。1㎡で5グラムという軽さは、まさに驚異的です。今シーズンは、塩縮加工により凹凸感をつけた新作も披露し、注目を集めていました。
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 宇仁繊維は、トランスペアレントなラッシェルメッシュが何といっても強かったようです。また穴あき刺繍レースや、オーガンジーのミニ格子など、トレンドの透け感素材が好評です。
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Cimg0602furuhash1jpg  古橋織布も、しっかりとビジネスができている様子で、活気がありました。とくにジャケット向けのやや肉厚のものに関心が向いているといいます。ラメ糸をすっと入れて、シャトル織機で高密度に織り上げたコットン地です。

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 辰巳織布は、初出展で期待が大き過ぎたらしく、浮かない表情でした。それでも同社が独自開発したフィルコット、つまり表が綿、裏がポリエステル(その逆も可能)の二重織に、バイヤーの目が集まっていました。

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