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2015年1月 9日 (金)

この冬を乗り切る快適・健康な服選び

 いよいよ真冬到来で、猛烈な寒波に襲われているところが多くなってきました。年齢を重ねると、皮膚感覚や温度感覚が次第に鈍っていくようです。寒さを乗り切るために、どのような服を選んだらよいのでしょう。
Cimg93421  このことについて昨年度の日本家政学会被服衛生学部会公開講座で、文化学園大学名誉教授 田村照子先生の講演を伺いました。先生は服装の快適性・機能性研究の第一人者です。科学に裏付けられたデータを基に、「この冬を乗り切る快適・健康な服選び」を、誰にでもわかりやすい語り口で解説されました。そのポイントをまとめてみましょう。

 まず体温低下を防ぐために、頸や胴体をしっかり保温することが大切といいます。なぜなら体幹部を冷やすとその影響は全身に及ぶからです。逆に手足末端は冷やしても体幹部への影響は少ないといいます。
 寒いととかく手袋や靴下にばかり気をつかって、体幹部の保温をおろそかにしがちです。そうすると寒さは全身に広がってしまうのですね。

 次に空気量の多い衣服ほど保温性が高くなります。空気は熱を伝えにくい性質を持っているのです。ところがいくら保温性の高い素材を使った衣服であっても、重量がありますので、肩や膝、大腿部では衣服の重さで衣服下の空気量がつぶされて空気を保持しにくい。またこれらの部位は人体の曲率(カーブ)が大きいため熱拡散しやすい。このためどうしても冷えやすくなりますので、要注意といいます。
 そして衣服はぴったりしたものより、少しゆとりがあって皮膚と衣服の間に適度な空気層のあるものを選ぶ方が温かいそう。さらに重ね着によって、衣服と衣服との間に空気の層を持たせることも効果的なのですね。

 最後に襟元や袖口など衣服の開口部に関する注意点です。ここは衣服内で温まった空気が換気しやすい部分です。とくに温まった空気は軽くなって上昇気流となるため、首元のような上向き開口部を閉じることはもっとも有効といいます。
 マフラーやストールはふんわりと空気を包むように巻くことが大事。フードや袖口・裾口の毛皮フリンジもおすすめとのことでした。

 こんな風に少しの工夫で、防寒対策はできるもの。寒さに負けず、元気な毎日を過ごしたいものです。

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