« JFW-IFF デザイナーとつくり手のコラボに注目 | トップページ | JFW-IFF 地域おこしで未来へ「立花テキスタイル研究所」 »

2015年1月31日 (土)

JFW-IFF 現代の久留米絣「からくり織り」

 日本の伝統工芸品に絣の綿織物があります。その三大絣というと、備後絣、伊予絣、それに久留米絣です。この久留米絣の伝統を受け継ぎながら、新しいモノづくりに挑戦している工房が、福岡県筑後地方のロォーリングです。

 先般東京ビッグサイトで開催されたJFW-IFFインターナショナルファッションフェアに初出展し、独自開発の「からくり織り」を発表、注目を集めていました。

Cimg01061  からくり織りは、従来の絣に比べ、抜群にやわらかく、やさしい肌触りが特徴です。その秘密は、糸が超甘撚りで、テンションをかけずにふわっと織られていることにあるようです。絣特有の色むらのある糸を5本ねじり合わせて、ゆっくりと織機を動かして織りあげると、表面に霜が降りたような柄が生まれます。糸の間に空気の層ができて、ふんわりとした風合いになります。また綾織ですので、裏と表の色の出方が違って見え、両面どちらも楽しめます。

Cimg01091  ブースでは、この生地を生かしたシャツやストールなどに足を止める人が後を絶たない、といった感じでした。

 伝統の絣織りも、現代のライフスタイルに合わせて、こんな風に進化してきていると、驚かされました。幅ももちろん使いやすい広幅です。

 なお 「からくり織り」の名称は、東芝の創業者田中久重の幼名である「からくり儀右衛門」から来ているそう。この田中久重という人物は、天才機械技術者で久留米出身、この方にあやかって名付けたといいます。

 絣の素朴な“やさしさ”と“やすらぎ”を感じさせる「からくり織り」、今後の展開が期待されます。

|

« JFW-IFF デザイナーとつくり手のコラボに注目 | トップページ | JFW-IFF 地域おこしで未来へ「立花テキスタイル研究所」 »

ファッション・アクセサリ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/588192/61065099

この記事へのトラックバック一覧です: JFW-IFF 現代の久留米絣「からくり織り」:

« JFW-IFF デザイナーとつくり手のコラボに注目 | トップページ | JFW-IFF 地域おこしで未来へ「立花テキスタイル研究所」 »