JFW-IFF「タテヤマ・ワウ」に“農ガール”出現
数年前から、農業の現場で働く女性にスポットが当てられるようになりました。そうした女性たちのファッションが“農ガール”です。きっと女性農業者が増えているのでしょうね。日本全国で話題を集めているようです。
先般東京ビッグサイトで開催されたJFW-IFFインターナショナルファッションフェアでも、“農ガール” ファッションがお目見えしていました。それは富山県の地域ブランド「タテヤマ・ワウTATEYANA Wa’U」での展示です。西ホール正面入口の広いアトリウムに開設されていましたので、ちょっと目立っていました。
このブランドは、富山の染色加工業、第一編物グループが昨年立ち上げたものです。地域の暮らしに貢献する新たな社会活動への取組みを視野に入れているといいます。ですから、いわゆるファクトリーブランドの枠を超えたプロジェクトになっているのですね。会場では、「今こそメイド・イン・ジャパン〜TATEYANA Wa’Uから新しい産地ブランド作りを考える」と題した地域ブランド・フォーラムも行われました。
今シーズンの新作は、立山の風景をバックに開発されたシャツ“山ハワイ”を中心に、この“農ガール”の提案といいます。ピンクのつなぎの服やギンガムチェックのパーカーなど、オシャレでカワイイ、ワークユニフォームです。
デザインをされたのは、JA福光の「ベジタータvegita-ta」という農業女子会グループです。リーダーの方のコメントによると、「JAの男性職員が着る青いつなぎがカッコよく見えて、その対抗心からつくってみた」そう。
実際、商品化されるかどうかは、まだわかりません。でもこういう動きが出ていることに、時代の変化を感じさせられました。
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