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2014年12月25日 (木)

M&O 9月展 有松絞りのスズサン大躍進

 少し前といってももう3か月前になりますが、この9月5-9日、パリで開催された世界最高峰のインテリア&デザイン関連見本市「メゾン・エ・オブジェMaison et Object(略称M&O)」に行ってきました。会場は、プルミエールヴィジョン(PV)と同じ.パーク・デゼクスポジションですが、PVがホール3から6までの4ホールの使用に対して、M&O はホール1から8まで、8つのホール全部の25万m?を使っています。ファイナルレポートによりますと、出展社数は前年同期比5%増の3,445社、総来場者数は66,962人(同一人物は1カウント)と発表されていますから、まさに欧州最大級の見本市です。
 その巨大さに驚かされながらも、まずは入口に近いホール8を訪ねました。ここはおしゃれなインテリア雑貨が多いと評判のホールです。

 その突き当り正面に、有松絞りの「スズサンSUZUSAN」が出展していました。有松絞りといえば有松・鳴海絞りともいわれ、愛知県名古屋市有松・鳴海地域を中心に生産されている絞り染めで、日本の伝統工芸品に指定されています。その技法を現代に伝えるスズサンが、M&Oに出ていて、びっくりしました。
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Cimg6628_suzusan1  同社、村瀬家のご子息、村瀬弘行さんとお姉さまの千佳さんのお二人がブースにいらっしゃって、千佳さんが手絞りの実演を披露されていました。その周りに並べたランプシェードは、もちろん白い絞り地でできていて、美しい陰翳が何ともモダンな味わいです。ストールなど小物も豊富に展開されています。

 お話によれば、2008年にドイツのデュッセルドルフに事務所を設立され、パリのトラノイ展などに出品し、今ではレクレルールなど有名セレクトショップで取り扱われているそうです。

 その後日本でつい最近、再びお目にかかりました。松屋銀座店でポップアップストアをオープンされていたのです。実はこの前にも伊勢丹新宿店で期間限定店を開くとのご案内をいただいておりましたのに、お伺いできませんでした。三越伊勢丹ではレディスからメンズまで、今やいつでもスズサンの商品が品揃えされているとのことです。
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 松屋では、ロングストールを中心に、ホールガーメントによるカシミヤのセーターも人気を集めていました。

Cimg98381jpg_2  とくに注目は、伊勢木綿の絞り染めで、これは有松絞りの原点といいます。江戸時代、宿場で愛用された絞りの手ぬぐいは、ほとんどがこの町で生産されていたのですね。
 この伊勢木綿の“あずま袋”も大好評の様子でした。

 スズサンの絞りは、昨年、某オートクチュールメゾンで取り上げられ、某ハリウッドの大女優がパーティで着用するなど、徐々にブランドを確立されていっているようです。英国の日刊紙、フィナンシャルタイムズでもMade in Japan(12/11付け)の記事の中で掲載され、絶賛されていました。本当にすばらしい快挙!

 来月開催のM&O 展にも出展されるとのことで、ますます大きく羽ばたかれることでしょう。大躍進を期待しています。

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