「JBKS 2014」バーンズファクトリーがグランプリ受賞
「ジャパン・ベストニット・セレクション、略してJBKS 2014」が、この2-3日、東京国際フォーラムで開催されました。第7回目を迎える今回は、日本の有力ニットメーカー59社が参加し、来場者数は前回比5.9%増の3,739人と、大盛況でした。
優れたニット企業を表彰する第2回「JBKSアワード」も発表され、グランプリにバーンズファクトリー、技術賞に丸和ニット、デザイン賞にセイノコーポレーションが選出され、授賞式が行われました。
バーンズファクトリーは、東京・板橋区に本拠を構えるカットソーのメーカーで、前回のデザイン賞に続く喜びの受賞です。松浦 永社長は「5年前に脱サラして、一から丸編み縫製業界に飛び込みました。メイド・イン東京でいいものをつくりたい一心で走り続けます。」と力強く挨拶。
受賞作は、写真のようなパッチワークのジャケットやコートです。ダブルフェイスのカシミヤ生地の端切れを、特殊ミシンで突き合わせ縫いし、つなぎ合わせたもので、その高度な技術力が評価されました。
技術賞に輝いた丸和ニットは、和歌山市に本社のあるニットメーカーで、独自開発の「バランサーキュラー」が高い評価を受けました。
これは丸編とトリコットの経編機をドッキングさせた特殊な編機で、経糸に緯糸を打ち込むような感覚で編んでいくといいます。いわゆる編地の伝染が起きないことや、裁ち切り可能なことが特長で、「ウーブン・ニットWOVEN KNIT」の名称で、欧米ラグジュアリーブランドへも輸出され人気を集めているそうです。
ブースでは、同社のファクトリーブランド、「ビブレインBebrain」の製品を展示。コートを試着して、その軽い着心地にびっくり! また綿デニムやダンガリー風のバランサ編みジャケットなども提案されています。
デザイン賞のセイノコーポレーションは、山形市の老舗ニットウェアメーカーで、20Gのファインなミラノリブが得意だそう。その市場性に期待が集まったようです。
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