IFFT展「ザ・ホテル」のインバウンド需要対応に注目
IFFTインテリアライフスタイルリビング展が、11月26-28日、東京ビッグサイトで開催され、真っ先に目を惹いたのが、アトリウムでの展示です。テーマは「ザ・ホテル」で、ホテルのカウンターをイメージした受付を入ると、真ん中に商談用の長い、長いテーブルが置かれ、その周りに家具や食器、リネンなど、ホテルをイメージさせる商材が集結しています。
ホテルの中を歩くような感覚で、歩いていますと、モダンな浴衣が目に飛び込んできました。ホテルや旅館向けペッドリネンやバスリネンなどを扱うヤギセイのブースです。
今年は、行政による外国人旅行者誘致のインバウンド政策が功を奏して、過去最高の1,200万人を突破するといわれています。こうした観光客へのおもてなしに、旅館の古き良き慣習を見直していただくことは、すばらしいことと思いました。
またもう一つ、目立っていたのが、オリエンタルカーペットの山形緞通です。日本の空の移り行く表情を美しいカラーグラデーションで表現した絨緞が展示され、ブースはいつ行っても大勢の人だかりができていました。
糸づくりから、染め、織り、アフターケアまですべて一貫生産されていて、実はこの会社、世界でも指折りの最高級カーペットのメーカーでした。山形県にこのようなメーカーがあるとは! びっくりしました。
2020年東京オリンピックを控え、ホテルのインバウンド需要対応が注目されますね。
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