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2014年11月

2014年11月30日 (日)

ベルギーチョコレート「ビーバイビーB by B」銀座店オープン

Cimg93021jpg  チョコレート大国、ベルギーのハイクオリティ・チョコレート「ビーバイビー B by B.」が日本に上陸。東京・銀座に初の直営店を29日にオープンし、先日、輸入・販売元の三交クリエイティブよりお披露目がありました。

 お店は銀座4丁目から一本入った通り沿いにあり、白くて細いスタイリッシュな外観です。ショップデザインは、建築家・デザイナーとして国際的に活躍している「ネンドnendo」の佐藤オオキ氏が手掛け、中央には長さ16mもの透明な引き出しが置かれています。中には、どれも同じスティック形状のチョコレートが入っていて、訪れた人は自らの手で商品を引き出しながら購入し、その奥のカフェカウンターでくつろげるようになっています。
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Cimg93011_3    「ビーバイビー B by B.」は、ベルギー北部にある2つ星レストランのシェフ、バルト・デスミットのインスピレーションと、ショコラティエのヤン・ヴェルレイエのコラボレーションで2010年に誕生したチョコレートブランドです。バルトのレストランで定評のあるデザートメニューを、一つひとつのチョコレートの中に凝縮させた“シェフ Chef チョコ” という新しいカテゴリーを創り上げています。

 「ストロベリー & 胡椒 & レモン」など、シェフならではの感性や創作性が感じられるフレーバーが、28種類も用意されていて、口に入れると、閉じ込められていた風味がいっぱいに広がって、美味しい!
 チョコ嫌いも、きっとこの魅惑的なハーモニーに魅せられるでしょう。

 シンプルなフォルムは、純粋にフレーバーの違いを楽しんで欲しいという思いからだそうです。サプライズに満ちた味わいを楽しんで、といいます。

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2014年11月29日 (土)

ベストドレッサー特別賞に100歳の写真家 笹本恒子氏

 今年、各界で時代をリードし、その人となりをファッションで社会にアピールされた有名人に贈られるベストドレッサー賞(日本メンズファッション協会主催)の発表・授賞式が、27日、都内ホテルで行われました。
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 第43回となる今回、特別賞に選ばれたのはフォトジャーナリストの笹本恒子氏です。今年で100歳になられ、史上最年長での受賞となりました。女性報道写真家第1号といわれる存在で、激動の昭和史に名を残した時代の寵児たちを数多く撮影してこられ、この9月、作品展「100人の女性たち」を開催されています。

 受賞インタビューでは、恥ずかしそうに、はにかんでいらっしゃった姿が印象的です。
 まず問われたのが、おしゃれについてでした。笹本氏は若い頃洋裁を学び、服作りもこなします。この日着用されていた服は「簡単なものなのです」と言いながら、つくり方を披露してくれました。生地はマリ共和国の泥染めで、現地では壁掛けに使われているもの。それを二つ折りにして前を切り、ありあわせの皮紐でつないだだけだそう。「肌が黒いといわれることもあって、アフリカやインドのものが好きで、30分でつくれるものを着ています」とか。
 次に長寿の秘訣は、「3食を摂ること」だそう。長年夕食は肉類と野菜にし、主食はなし、赤ワインをいただくのが習慣で、赤にはポリフェノールがあるからといいます。
 そして今後は、「一般に認められていない、埋もれた方を探して話を伺っていきたい。私も記事を書きますので」とまだまだ意欲的!
 壇上では、手を引かれながらもしっかりと歩かれ、口調もはっきりとしていて、とても100歳には見えませんでした。

 この他、同賞には、政治・経済部門でトヨタ自動車の豊田章男社長、学術・文化部門で歌舞伎俳優の片岡愛之助、放送作家の小山薫堂氏、芸能部門で女優の宮沢りえ、俳優の鈴木亮平、スポーツ部門で卓球の福原愛選手が選出されています。
 宮沢りえは、深緑色のミニスカートにレースのロングスカートを重ねたドレスで登場。メディアで見る通りの、輝くような美しさでした。ファッションは大好きで、「服は肌に触れるものなので、素材にこだわっている」と語り、「好奇心を忘れない向学心のある女性像」を目指しているそう。
 福原愛選手は、「ワンピースが好きなので、大人になった自分を見てもらいたいと、あえて黒いドレスを着てきました」などと述べていました。

 受賞者たちは皆、飾らない自然体でインタビューに応じられていて、本当にすばらしかったです。心より祝福いたします。

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2014年11月28日 (金)

2015/16秋冬JFW-JC/PTJ 盛況の服地総合見本市

 2015/16年秋冬向け素材を発表する日本最大の服地総合見本市、JFW--JCジャパン・クリエーションとPTJプレミアム・テキスタイル・ジャパン(主催:日本ファッション・ウィーク推進機構)が、今月5-6日、東京国際フォーラムホールで開催されました。
 出展社は、JFW--JC で269社、その内海外から41社、またPTJは68件、内 海外からは2社が参加、さらに総入場者数は19,889人と報告されています。
 このところ一部アパレルに国産回帰への動きもあり、どのメーカーも表情は明るく、盛況だった様子です。
 にぎわう会場で出会った企業と注目素材のいくつかをご紹介します。

カイハラ
Cimg89261  デニムの最大手、カイハラの売れ筋は、ベーシックタイプで、13.5オンスの綿100%デニムといいます。
 新商品も次々に投入されていて、今シーズンはとくに伸縮性に優れ、フィットしながらも締め付けない、はき心地のよい新デニムを訴求しています。緯糸にポリエステルとポリウレタン使いの「EX―FIT」など。

ダックテキスタイル
Cimg89181  今季の一押しは、スウェットのようにやわらかい肌触りのクラッシュツイストデニムや、8オンスの薄手ストレッチデニム、しなやかに伸びるデニムなど。

 またジャカードやプリント、抜染も好評で、「デニム回帰を実感している」といいます。

岡本商店
 機織りの音が聞こえ、人だかりでにぎわっていたのが、久留米絣とともに200年という長い歴史を持つ老舗の岡本商店。何とブースでは、絣織りの実演をされていました。
Cimg89191  伝統を現代に活かす取り組みで、製品事業のファクトリーブランド「儀右ヱ門」も手掛ける、注目企業の一つです。

古橋織布
Cimg89291  シャトル織機で織り上げた風合い豊かな服地が好評で、綿/ウールやアンゴラ、ナイロン混などの複合ものやストレッチ、ツィード調など、他にない、ファッション性豊かな織物にチャレンジし続けているテキスタイルメーカーです。

 今季、ブースで目立ったのが、右写真のようなダウンジャケット用に加工された超高密度織物です。綿100%のすばらしいタッチに感動しました。

 ○オザワ繊維
 綿を中心に様々な織物をつくっている播州、西脇の産元商社で、今季はファンシーな表面変化のある素材を多数見せています。

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塩縮加工の綿100%             シャーリングコットン 
フリーハンド柄をジャカードで表現     ウールモール糸使い

久山染工
Cimg89461  京都のハンドメイドプリント加工で名高い企業で、ブースはいつも人でいっぱいでした。エナメルや、和紙、箔、メタリック使いなどや職人の特殊な手仕事の技が求められていることがわかります。
 写真は、デニムのオパール加工です。

コッカ
 プリント服地をグローバルに展開しているコッカ。今季の打ち出しは、トレンドに沿う70年代風でした。
 ペーズリーや更紗などのエスニック柄が、現代の色や素材に置き換えられて、フレッシュな印象を与えています。
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イマダ
 とくに人気は、水彩風のバラの花模様など、ロマンティックな花柄といいます。 
 他に白との2色配色で、60年代風のフラットな花やグラフィカルな抽象柄の提案も見られました。
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2014年11月27日 (木)

15/16秋冬尾州マテリアルエキシビション 紡毛が人気

 世界有数の高級毛織物産地といわれる尾州産地の「2015/16秋冬尾州マテリアルエキシビション」が、5-7日、東京・北青山テピアで開催され、過去最高の1,626名の来場者を集めて盛況でした。
 出展したのは同産地の15社で、2015/16秋冬の新作420点が出品され、トレンドエリアにはバリのネリー・ロディ社による3つのテーマで、服地160点と15点の製品が展示されました。
 全体に、紡毛のコート地が多くなっているのが特徴です。ウールの中でもケバがあってやわらかく温かい素材で、たとえばツィードやメルトンなど。カラー・ミックス糸や意匠撚糸、ダブルフェイス、異素材との複合、加工技術など多種多様、それぞれに各社得意の個性が打ち出されています。

 トレンドエリアで見られた素材のいくつかをピックアップしてご紹介します。

○ソフト・アンド・クラフト SOFT & CRAFT
Cimg89591  やわらかい暖かい色味で、冬の厳しさに立ち向かうのを助けてくれるようなイメージです。甘いものに敬意を表して、ハチミツやキャラメル色の淡い色調が見られます。

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   みづほ興業             森織物
    弾ジャカード          ロービンググレンチェックジャカード

○フュチュリスティック・エレガンス FUTURISTIC ELEGANCE
Cimg89711  「禅」の精神を意識させる、ニュートラルな寒色に注目するグループ。ミネラルのようなライトグレーからカーボンブラックまで、コントラストのある2色または3色使いが中心。

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    ソトージェイテック        ヒラノ
    ダンボールニット        シャドージャカードシャギー

○スポーティ・グラフィック SPORTY GRAPHIC
Cimg89831  スポーツとグラフィックな外観を結びつける、エネルギーにあふれたスタイルです。エレガントなビビッドカラーに白やベージュ、ネイビーを組み合わせて、和らいだ印象に。

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    林実業               日本エース
    カラミボーダー           マトラッセドビー

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2014年11月26日 (水)

「ジョルジョ・デ・キリコ 変遷と回帰」展

Cimg88911jpg  あのシュールレアリスムの巨匠、サルバドール・ダリも影響されたという20世紀を代表する画家、ジョルジョ・デ・キリコの「ジョルジョ・デ・キリコ 変遷と回帰」展が、12月26日まで、パナソニック汐留ミュージアムで開催されています。このブログ10月14日付けでもお知らせしました。

 今月初め、この内覧会に参加する機会があり、ジョルジョ・デ・キリコ(1888- 1978)の初期から最晩年までの画業をたどってきました。

 イタリア人の両親の元、ギリシャで生まれたデ・キリコは、前衛芸術が盛んだったミュンヘンで青年期を過ごします。1911年、パリに出て、ドイツロマン主義や神秘主義、ニーチェ哲学などの影響を受けた絵画を発表し、センセーションを巻き起こします。それは写実的でありながら、現実離れした神秘的な作品で、彼はこれを「形而上絵画」と呼びます。形を超えた抽象的なもの、背後にある真の本質を直観で描くスタイルで、当時の画壇にその名を知らしめます。
M_s500_e8ac8ee38281e38184e3819fe686  右写真のちらしにも掲載されている「謎めいた憂愁」(1919)はその代表作です。遠近法なのにゆがんだ、複雑な空間構成で、日常を取り巻くものからズレた感覚が、不安をよび起こします。タイトルの通り、謎めいた絵です。

 しかし第一次世界大戦後、一転、様式を変えてしまいます。ローマのボルゲーゼ美術館で見たティッツィアーノらの古典絵画の技法に打ちのめされたからと言われているそうですが、伝統的古典主義を極める新しい創作を続けます。馬のモチーフがよく出てきますが、人間の感情を持っているように描かれていて、だまし絵風のものも多く、古典主義を自分のものにしようと闘う画家だったことがわかります。

Dekiriko_20140702  その後、晩年には再び1910年代の作風に回帰し、新形而上絵画に取り組むようになります。左のポスターに使われている「古代的な純愛の詩」はその頃の作品です。この絵には1942年と書かれているのに、実際は1970年頃に制作されたというのもミステリアスです。
 最晩年の「燃えつきた太陽のあるイタリア広場」は、つながった“影”が不可思議ですし、ギリシャ神殿をコラージュした馬の頭部「神秘的な動物の頭部」も興味深くて、ジュゼッペ・アルチンボルドの絵を思わせます。

 東京では約10年ぶりの回顧展で、未亡人の旧蔵品を中心にパリ市立近代美術館から104点もの名画が来ています。ちょっと幻想的な絵画で、空想の世界に浸ってみてはいかがでしょう。

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2014年11月25日 (火)

ネスト・プラスアンビアンス展 その(2)

 「ネスト・プラスアンビアンスNEST+plus ambiance」展で、SPEAK FOR SPACEのB2F会場に出展し、2015年春夏コレクションを発表されていた実力派デザイナーブランドご紹介します。

ディウカ divka
Cimg86971  ファッションデザイナーの田中崇順さんとパタンナーの松本志行さんが手掛けるブランドで、テーマは”following the line 線を辿る”。線とはドローイングで、線を引き、辿り、繋ぎ合わせることから新しいイメージをつくり出そうと試みたといいます。
 ふんわりと優しいタッチで描かれた水彩や墨彩のような抽象柄が、流れるようなドレープをあしらったドレスにのって、何ともアーティスティックでエレガント!
 洗練された大人の女性にふさわしいコレクションに仕上がっています。その見事なドレスのテクニックに、いつも感心させられています。
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ヴェントリロクイスト Ventriloquist
Cimg8681ventrogist1jpg  「腹話術師」という変わった名前のブランドを手掛けるのは、ファッションデザイナーの根本貴史さん。デザイナーが語らずとも作品から感じとってほしいという意味を込めて名付けたそう。

 今季はブルー/白/黒がテーマ。とくにブルー濃淡の藍染めがすばらしい! 「天然藍灰汁醗酵建」という江戸期からの伝統の職人技で染められているといいます。自然素材の持つ優しさや温かみが直に伝わってくる、美しいコレクションです。
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ウエムロ・ムネノリ uemulo munenoli
 ファッションデザイナーの上榁 むねのりさんが2011年に立ち上げたシャツのブランドです。テーマは「ウィスパー ささやき」だそう。二枚のシャツが、そっとささやき合う重ね着を提案。
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サトコ・オザワ SATOKO OZAWA
ブランドを手掛けるのは、ファッションデザイナーの小澤聡子さん。「逆立ちさせた植物」がテーマ。植物を逆さまにすると上部にくる根は人間の口に相当するという、植物を上下逆さにした姿を人間に見立てた発想が何ともユニーク。根をイメージさせる曲線模様や、黒いレザーのアップリケ、チュールレースをあしらったトップス、バーガンディの花の色、グリーンもキーカラー。
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スローダンス/メブキ SLOW DANCE/Mebuki
 メブキMebukiは、心に芽吹く新鮮な気持ちを表現する服をつくりたいとの思いで、デザイナーの永野涼子さんが去年立ち上げたブランド。今季は雨上がりの濡れた光沢感が気になり、そこからデザインイメージをふくらませたといいます。雨に打たれた植物をモモチーフにしたプリントが爽やかです。
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2014年11月24日 (月)

ネスト・プラスアンビアンス展 その(1)

 先月末開催された「ネスト・プラスアンビアンスNEST+plus ambiance」展では、41の選び抜かれた実力派新進デザイナーブランドが、2015年春夏コレクションを発表しています。会場は代官山駅近くにある4カ所で、その一つ、SPEAK FOR SPACEB1Fに出展のブランドをご紹介します。

シガ SHIGA 
 ブランドを手掛けるのは、ファッションデザイナーの志賀亨太さんで、今年で4年目になるそう。この3月にはパリの「パリ・シュール・モード」にも出展して、国際的に活躍されています。コンセプトは日常の洗練されたエレガンスです。

 今シーズンはプランツ(植物)、それも観葉植物をテーマに、葉のモチーフを立体的な刺繍やプリントで表現したといいます。尖った葉は松葉のイメージだそう。モノトーンにグリーンのさらっとしたコットンタッチがすっきりと爽やかです。どこからともなく、漂ってくるアロマの香りも清涼感を盛り上げていました。
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○ジーン ジニー アンド ハングリー フリークス、ダディー
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 ファッションデザイナーの尾崎俊介さんが手掛けるブランドで、優しいソフトなパステルカラーが春らしい、ボイルに天竺を重ねたハリのあるエンブロイダリーレースなど、素材にこだわったシンプルでエレガントなコレクションです。
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ポルカドットソワーユ polka dot soielle
Cimg86731  自然をまとう、洗練されたナチュラル感が漂うコレクションで、どこか無国籍な表情を見せるクラフト感覚な素材感に魅せられました。ブランドを手掛けるファッションデザイナーの西山広哉さんは、デザインはテキスタイルづくりからといいます。シルエットも美しく、大人の女性にふさわしいイメージです。

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リタ・ジーンズ・トーキョー Rita Jeans Tokyo
 カジュアル&タイムレスをコンセプトに、70年代80年代のアメリカンカジュアルをベースにしたシンプルで着心地のよいコレクションを展開。ヴィンテージ感のある、着込むことで出る風合いを楽しんでほしい、とも。

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チョーヨ Choyo 
 Choyo Joo
さんが手掛ける高級感のあるエレガントなドレスコレクションで、シルキーなグラデーションカラーが美しい!
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2014年11月23日 (日)

ネスト・プラスアンビアンス展と荒木節子さんお別れの会

 実力派若手デザイナーブランドが集結する「ネスト・プラスアンビアンスNEST+plus ambiance」展が、代官山駅周辺の4会場を舞台に、10月28~30日に開催され、2015年春夏コレクションが発表されました。
 今シーズンはカクテルパーティが催され、モデルを使ったファッションショーも初めて行われました。
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 この展示会を運営するのは、「アンビアンスambiance事務局」です。このアンビアンスは、今年6月に逝去された荒木節子さんが若手デザイナー支援のために1995年に立ち上げた合同展で、現在は荒木節子さんのお嬢さんである仲亀麻子さんが主宰されています。 

 昨日、荒木節子さんの偉業を偲ぶ「お別れの会」が東京・表参道で開かれ、多くの関係者が出席しました。
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 私も以前からアンビアンスの取材を続けてきたことで、若かりし頃より荒木さんを存じ上げてはおりましたけれど、晩年になられてカンボジアへ移住されたことは少しも知りませんでした。元々は美容師でいらっしゃったそうで、彼の地では戦災孤児たちの施設へ通い、ヘアカットをボランティアでされていたとお聞きして、胸が熱くなりました。凛とした佇まいの方でしたが、お優しいお人柄でいらっしゃったのですね。

 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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2014年11月22日 (土)

「プラグイン」展 個性的な若手ブランド集結

 クリエイティビティをベースにしたファッション・雑貨・ライフスタイルの展示会「プラグインPLUG IN」(繊研新聞社主催)が、10月22-24日、渋谷ヒカリエで開催されました。
 小規模ながらも個性的でフレッシュな若手ブランドが多数集まっています。活気あふれる会場風景の中で、とくに気になった若い出展社をご紹介します。

ラ・コルテ LA COLLETE
 いつもの服にちょっと足すだけで、ドレッシーにもカジュアルにも変身できる付け襟が、人気アイテムになっています。「ラ・コルテ」は京都発の付け襟専門ブランドで、その小さなキャンバスの中の、レースや刺繍、スパンコール、パール、ファー---の、様々なテクニックの掛け合わせは実に見事、本当にびっくりします。
Cimg86371 Cimg86381 ブランド名は、フランス語の「デコルテ」から「襟を飾る」の意味を込めて造語したとか。
 刺繍・プリントなどの装飾加工業で、この道50年という「エミュ・ラクサイ」による初の製品ブラントで、さすがラグジュアリーです。なおメンズ向けや子ども向けも揃っていることを付け加えておきましょう。

ネバアランド Neb Aaran Do
Cimg86431_2   トリコロールでセーラー服をアレンジしたデザインがとにかくカワイイ! 大きな胸元のリボンが愛らしくて、昔こんなのが流行ったことを思い出します。
 「いつまでも、こども心を忘れないすべての方に」をキャッチフレーズに、制服イメージの服づくりを手掛けるヤングファッションブランドです。

ファクトリー FACTORY
Cimg86491_2  都会的なカジュアル服が目を惹きます。ファクトリー=工場というように、一本の糸を買い付け、そこから服づくりまで、すべて一貫して自社で行っているそう。カシミアや山羊・ラクダ、麻、オーガニックコットンなど、世界中を回って原料を探すことが、モノづくりの原点といいます。
 ストーリー性のある企画で、ファンを増やしているユニークなブランドです。

ジヴェルニー GIVERNY
Cimg86521_2  エプロンといってもドレスのようなエプロンで、シンプルな無地に光沢のあるサテンのボウ使いがおしゃれ感を誘います。しかも着脱しやすいデザインで、素材もしっかりした綿/ポリエステル混、何度洗濯しても型くずれしないとのこと。
 家での時間を大切にしたい人が増えている昨今、エプロンに再び注目です。

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2014年11月21日 (金)

ユニバーサルファッションフェスタ 地球と人に優しい商品

 高齢社会を迎え、ファッション商品の開発にユニバーサルデザインとサスティナブルという二つの視点が不可欠なものになっています。こうした中、先月21〜22日、地球にも人にも優しいモノづくりというアプローチをとる企業27社が一堂に会して、「ユニバーサルファッションフェスタ2014」が開催されました。
 このイベントについて、このブログの10月25日付けで既にご報告していますが、今回は、とくに商品づくりで注目のブースをご紹介します。

アイフォーレ
Imgp00361_2  化粧品や肌着・ウォーキングシューズなどユニバーサルデザインに配慮した商品を通販展開しています。

 新商品として目立っていたのが、写真のブラカップ付きタンクトップです。ブラジャーなしの解放感とゆったりとした着心地、素材も肌に優しい綿/モダール混の「アレルキャッチャー」。汗ジミを防ぐ汗わきパッドも付いているなど、機能的によく考えられています。価格6,000円(税込)。

ファミリー・ジョイ
Imgp00511_2  高齢者向け衣料品を卸販売で取り扱っているといいます。

 ブースでは、エプロンを打ち出されていました。
 エプロンといっても一見おしゃれなブラウスです。綿の花柄プリントのものや、ちりめん素材のものなど、撥水加工もされていて、これなら食べこぼしても大丈夫。価格5,800円〜10,000円。

アファ
 手織りシルクや麻、綿、ウールなどの自然をまとう----。
 デザイナーは写真の真砂三千代さん。ゆったりと布に包まれる衣をデザインされています。
 桜やヨモギ、紅花で染めた麻のストールが美しい。
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 神奈川県葉山町にブティック「ライフアファ」を構え、コンサートなどのイベントも手掛けられています。一度、このブログ(2013年5月19日付け)で掲載したことがあります。 

リラヴォーグ
Imgp00441  体型と動きを考慮したシニアファッションを提供し、セミオーダーなら3、4週間で手元に届けてくれます。ウールなど天然素材が中心。
 オヤノコトネット(東京・有楽町駅前東京交通会館ビル)で、常設展示をスタートさせています。

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2014年11月20日 (木)

 第52回全国ファッションデザインコンテスト           日本綿業振興会賞にピカソ着想作品 

 第52回全国ファッションデザインコンテスト(一般財団法人ドレスメーカー服飾教育振興会・学校法人杉野学園主催)が、先月11日に開催され、愛知県の柿原慶子さんによるピカソを着想源とする作品に日本綿業振興会賞が贈られました。

 今回のコンテストには1,901点もの応募があったといいます。その内、ファッションショー形式による審査会に臨んだのは、入選作品38点です。この中から、文部科学大臣賞を始めとする各賞が授与されました。日本綿業振興会賞は企業賞の一つで、私も審査員の一人として参加しています。

1  日本綿業振興会賞を受賞した柿原慶子さんは、愛知県中部ファッション専門学校ファッション学科アパレルパターンコースで学ぶ2年生、21歳です。強く生きていく女性を表現しようと、ピカソの「泣く女」に着想したといいます。
 とくにこの絵の「指」に着目し、布絵具で指のモチーフを描き、それをトップスに大胆にあしらっています。見る者に強烈なインパクトを与える立体造形です。スカートも「泣く女」のハンカチをイメージしたデザインで、ドレープをたるませた形にしたといいます。全体に構築的設計ですので、穴あきメッシュやチュールを多用し、シルエットに軽やかさを出したとも話していました。
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 このようなアート作品をアイディアソースにした理由を尋ねましたら、意外な答えが返ってきました。それは絵やデザイン画が苦手なので、あえてアーティストを選んでその作品から刺激を受けたかったから、とか。その中でもっとも惹かれたのが、「泣く女」や「ゲルニカ」のような強い意志を表現するピカソ作品だったのですね。

 将来の夢はパタンナーだそう。そして舞台衣装の制作に取り組んでいきたい、とのことでした。今回の受賞を糧に、今度は映画や演劇の世界で、大いに羽ばたいていってほしいですね。
 なお、受賞作品の写真は、杉野学園よりお送りいただきました。

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2014年11月19日 (水)

「メンズ東京」展 落ちない飛び出ない!「スマート・ポケ」

 ファッションワールド東京で初めて開催されたメンズファッション展「メンズ東京 Men’s Tokyo」では、メンズシャツの出品も多数みられました。

Cimg85231  その一つで大変興味深かったのが、グローバルガーメントトレーディングの「スマート・ポケ」です。これはポケットに入れたものが落ちないし飛び出ないという不思議なポケットです。
 とくに夏は、上着なしのクールビスが主流ですから、スマホや携帯電話を、シャツの胸ポケットに収納したくなります。そうしたときに急にしゃがんだりして落としそうになって、ヒヤリとしたことがあるという方は多いのではないでしょうか。
 でもこのポケットなら安心です。ポケットの入り口にねじりを加えて、内側でモノが引っかかる仕組みになっていますので、簡単には出てきません。このひねりの工夫で実用新案を取得し、現在国際特許出願中だそうです。
Cimg85221_2  
 展示会では、上の写真のように内部がわかる透ける素材で見せていました。内側に見返しのような布が付いていて、これがフタのような役目をするようです。

 見た目では何の変哲もない普通のポケットなので、通販などの媒体でメリットを訴求していくとのことでしたが、すでにアロハや“かりゆし”シャツに採用されたとのことでした。 

 スーツが型くずれしないポケットを開発したい思いで始めたという「スマート・ポケ」、メンズだけでなくレディスウェアでも便利そうです。スカートのポケットからスマホが飛び出すこともありますし----。このアイディア、ますます広がることを期待しています。

 もう一つ、この「メンズ東京」展でインパクトがあったのが、コットンの先染め産地、播州織で名高い西脇の桑村繊維と伊藤忠商事の協働コーナーです。ペルヴィアンピマやアイスコットンといった高級綿使いのシャツやシャツ地を多数展示し、肌触りと着心地のよさをアピールしていました。外国との取引も広がった様子です。
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 生地メーカーもアパレルに本格的に乗り出していることを印象付けていました。 

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2014年11月18日 (火)

コアルーバッグ バッグひとつでいつくものスタイルに変身

 先般開催された国際バッグエクスポで、あったら便利そう----なバッグ、「コアルーバッグ」を見つけました。

 普段バッグはショルダーで掛けていますが、重くなると背負えたらいいのに、と思うことがあります。「荷物の負担を減らすのには、なるべく体の中心近くに密着させるのがいい」といわれ、そんなマルチな機能の付いたバッグを探すのですが、バッグを肩に掛けたままスタイルが変えられるようなものはなかなかありません。でもこのバッグなら、ベルトを取り外さなくても、いろいろな持ち方が可能なのです。
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 ショルダーのまま、ひもに手を通すだけでリュックになりますし、また背負ったまま肩側の肩ひもをはずせば、ショルダーに戻ります。前抱えにもできて、電車や海外旅行でも安心です。ベルトとパットで重さが分散されるようにデザインされているので、荷物が軽く感じられるのもうれしいところです。

 このバッグを考案されたのは池成姫(チー・ソンヒー)さん。きっかけは、東日本大震災だったそうで、子どもを抱えてバッグを持つ、なで肩の女性の不便を解消したかったといいます。日本の着物の「たすき」と、「おんぶ紐」をヒントに、ベルトの構造を研究し、商品化に成功したのですね。特許も取得し、TASKものづくり大賞で3年連続受賞するなど数々の賞を受賞、多数のメディアで紹介されています。

 「コアラ」と「カンガルー」を合わせた造語「コアルー」というブランド名もかわいいですね。
 価格はバッグが7,500円から、ベルトのみも販売されていて3,500円とのこと。

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2014年11月17日 (月)

マルエーニット 普通のソックスに見えて内側だけが5本指

 ソックスが5本指になっていると、足の踏ん張りがきいて歩きやすく、足指の間を刺激するので、リンパの流れを良くするという説があるなど、健康によいといわれます。人気の5本指ソックスですが、靴を脱いだときの見た目に違和感を覚える人が多いようです。そこで普通のソックスに見えて、内部だけが5本指になっているソックスが開発されています。
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Cimg85121_2  このソックスを商品化したのは、日本一の靴下産地、奈良県にあるマルエ―ニットです。今回開催された国際アパレルエクスポに、「アシラックス」ブランドで、この不思議なソックスを出品されていました。

普通の靴下編機ではなく島精機のホールガーメント®横編機で編み立てられていて、足裏にアーチを作ることで、体重をしっかり支えるといいます。 

 色使いも美しく、綿/レーヨンやアクリル製で、参考上代は5,000円までだそう。

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2014年11月16日 (日)

島精機 無縫製ニットの原点に返る「NUONE縫わん」

 縫い目のない立体製法によるニット肌着が、このほど開催された「ファッションワールド東京」の国際アパレルエクスボに出展した島精機のブースにお目見えしていました。その名も「NUONE縫わん」です。
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 島精機は世界に君臨するホールガーメント®横編機メーカーで、ホールガーメント®とは、ニット製品を、裁断も縫い合わせもしないで立体的に一着まるごと編み上げる機械です。この機械で編まれるニットウェアもホールガーメント®と呼ばれます。
 これまではもっぱら外衣に用いられてきた技術ですが、縫わない、滑らかな肌触りというメリットの原点に返って、肌に直にフィットするインナーブランド「NUONE縫わん」を立ち上げたといいます。

Cimg85031jpg  ホールガーメント®は、縫い目がないからどこまでもストレッチ性に富んで動きやすい、第二の肌となるポディウェアをつくれます。まさに下着に理想のテクニックです。

 価格は、極細綿の綿100%製品5,800円、カシミア/シルク9,800円。

 パッケージが洗濯ネットになっているのも、うれしい心配りです。

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2014年11月15日 (土)

次世代に向けたパルコの刺激創造とは

Cimg84681jpg  この10月、東京ビッグサイトで開催された日本最大のファッション総合展「ファッションワールド東京」で、パルコの牧山浩三社長による基調講演が行われました。テーマは「ファッションマーケットにおけるパルコの刺激構造」です。

 パルコは、ファッション関連専門店を主なテナントとするファッションビル。ニッチな市場で先進性と独自性のある付加価値を提供するB to B事業を展開しています。

 その原点は1969年に開業した池袋パルコで、その4年後に渋谷パルコをオーブンさせ、今や全国主要都市に19店舗を構えて順風満帆です。
 それというのも常に環境の変化に応じて柔軟にテナントビジネスをサポートし続けてきたからで、近年は24時間眠らない都市の楽しさを体現させる、ICTによるオムニチャネルに注力しているといいます。店頭とWEBプラットフォームを連鎖させ、テナントの売り場に誘引する様々なプロモーションを実現させているのですね。

 たとえば店頭でパネルにタッチすれば、そこに何があるか、どんなエンターテインメントが用意されているかがすぐにわかる、「チームラボ」とのコラボプロジェクト。またメール投稿型ブログシステムも功を奏しているようです。このショップブログには約300のショップが参加していて、ファッションコーディネートアプリの「WEAR」と連携し、スマホで商品を見るというより、ショップスタッフにファッションコーディネートなどファッションの話を聞きたいと思っている消費者の期待に応えているといいます。旬のコーディネートに合った商品を見つけたユーザーは、スマホで即決購入したり、店頭に出かけたり、友達とシェアしたり---。35,000人のフォロワーのいるブログもあるそうです。
 さらにこれに連動する「カエルパルコ」の新サービスも好評といいます。この他、海外と直接話ができるフリーWi-Fiの設置、スマホで購入した人にコインを進呈する「ポケットパルコ」、今をチェックするライフスタイル版キュレーションアプリの開発、デザイナーインキュベーション、エンタメ事業への取り組みも強化、新しいシーズンキャンペーンに、人気女性写真家ヴィヴィアン・サッセンを起用するなど、次世代に向けたパルコの刺激創造の数々に圧倒されました。

 これからもますます街で格好いい人を見る楽しみを増やす役割を担っていくというパルコ。さらなる進化に期待しています。

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2014年11月14日 (金)

知っているようで知らないコットンの話

Cimg84381  コットン(綿花)と衣料用テキスタイルの相性のよさをわかりやすく解説するセミナーが、先月開催の「2014大阪・泉州T.F.C.展」で行われました。講師は日本オーガニックコットン協会理事長の森 和彦氏です。
 テーマは「なぜコットンなのか?愛される理由をそっとお教えします」。

 私たち人類にもっとも身近な繊維といえばコットンに他なりません。衣服が人間にとって不可欠なものであるように、コットン繊維は人が生まれ落ちてからずっと肌をやさしく守り続けてきました。はるか遠い昔から人の傍にあって親しまれ続けていますので、かえって有難みがわからなくなっている面もあるように思われます。何となく知っているようで知らないコットンのお話で、私も大変参考になりました。

 本セミナーで気のついたポイントをいくつかご紹介しましょう。

 まず綿花の種類から。世界中の綿花の97%がアメリカ大陸産の中長繊維綿のヒルスツム種です。海島綿やエジプト綿、スーピマ綿、スビン綿など超長繊維綿といわれるアメリカ大陸ペルー原産のバルバデンセ種はわずか3%。和綿などアジア産のアルボレウム種は短繊維綿で、ふとん綿などの用途です。

 次に綿花生産では、中国とインドが世界の60%を占め、インドが中国を追い越す勢いで伸びているといいます。但し両国とも輸出は非常に少なくて、中国は以前から綿花の大輸入国です。この輸出を担う最大の国がアメリカです。
 世界80カ国で1億人が従事しているという綿花栽培ですが、そのほとんどは地産地消です。綿花を輸出する国が少なくなり、アフリカあたりでも糸や製品での輸出にシフトしているといいます。

 綿がなぜ愛されるのか、その理由については、日本綿業振興会発行の「木綿の生い立ち」や「なぜ木綿?」などの書籍で、やさしいやわらかい肌触り、吸水性、保温性、耐熱性、非帯電性、染色性など詳細が解説されています。ここでも科学の立場から、綿繊維の電子顕微鏡写真を提示し、様々な良さをバランスよく保持している総合力がコットンの魅力である、と話されていました。

 今後の課題としては、遺伝子組み換え種子の使用が70%に達し、アメリカやインドでは90%にも上るそう。農薬とのいたちごっこが続いている現状や、またインドで繰り返される雑種強勢を利用した一代雑種、ハイブリッド綿の児童労働などを挙げられていました。貧しい農民にとって綿花は最初に手掛けやすく、収入の得やすい農作物です。これによって生活が改善されているのは事実ですけれど、そこには倫理的な問題もはらんでいるのですね。

 取り組まなければならない懸案事項は多々ありますが、コットンほどサスティナブルな繊維は他にありません。年に一度、畑に種を蒔き陽光を浴びて生育し収穫されるコットンは、数ある繊維の中で、最小エネルギーで生産でき、しかも綿畑からは炭酸ガスを吸収して酸素を生み出します。リサイクルも簡単なのは自明の理でしょう。綿製品を身に着けることは、そのまま環境に貢献していることになるのです。

Cimg84501  最後にお持ちいただいた綿花見本を見せていただきました。
 アメリカのアップランド綿は白くてふんわりときれいでしたが、最高級とされる超長繊維綿は、意外にも白くなくて、くたっとひしゃげた感じ。これはジン(実綿から種を除くこと、綿繰り)の方法による違いだそう。高級綿はローラージン、普通綿はソージンが使われるとのことです。
 それにしても、これが加工されて美しい糸になっていくのですから、コットンって本当に不思議と、改めて思います。

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2014年11月13日 (木)

「2014大阪・泉州T.F.C.展」に見る綿製品

 南大阪(泉州)繊維産地といえば、昔から綿織物や毛織物、タオル、ニット、毛布、紡績、そして繊維製品付加価値加工など、様々な繊維製品製造業が集積する地域です。この産地の繊維製品総合展示会、「2014大阪・泉州テキスタイル・ファッション・コンシェルジュ、略してT.F.C.展」が、今年も“こだわりと共創”を旗印に、10月16-17日、東京・北青山テピアで開催されました。
 出展企業は、紡績(2社)、テキスタイル(9社)、染色整理・プリント(5社)、縫製・付加価値加工(4社)、ニット(4社)、繊維雑貨(5社)、タオル(5社)、毛布・起毛テキスタイル(4社)、プロモーション(3社)です。

 とくに目新しい提案があった綿製品。その注目商品をご紹介します。

チャージ (カットソー企画・製造業)
Cimg84601_2 Cimg84631  創業50年、カットソーをメインに、天然繊維を用いたレディスハイクオリティのジャカード&ボーダーや、超極細繊維を使ったハイテク繊維素材の企画、開発を得意としている企業です。
 ブースでひときわ目立っていたのが、繊細なプリントTシャツでした。 
 生地はコットンシフォンと呼んでいる超極細セカンドスキンタイプのジャージーです。80番手単糸に強撚をかけ、ガス焼きし、フライス編してシルケット加工を施したもので、綿100%ですが、シルクのような風合いです。しかもポリウレタンを使っていないのに伸縮性抜群なので、細身のフィットしたシルエットを出せます。メロー始末のヘムも美しい。プリント表現も独自性にあふれています。そのユニークなモノづくりに目が点になりました!

辰巳織布 (綿織物業)
Cimg84511  最高品質の細番手高密度織物で定評のある同社。
 今シーズン目新しいのは、写真のジャケットに使用されている綿高密度織物、タテヨコに綿の3本撚り・ガス強撚糸を使用したすっきりとした高級感あふれる綾織物です。またボリューム感とハリコシを出した3重織。これはタテ糸に綿の上質なコンパクト糸、ヨコ糸にストレッチ性のあるPTT繊維糸使いのもの。

ダイワタオル共同組合(タオル染色・整理業)
Cimg84651jpg_2  今回、前面に打ち出されたのが、耐久性のある防炎加工タオル「ファイプロ」。セルロース繊維に耐洗濯性50回以上という防炎加工だそう。
 万一の初期防火に役立ちそうなタオルです。

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2014年11月12日 (水)

「ボストン美術館ミレー展」傑作の数々と画家の真実

Cd68d9d05c12b8d6904effa231b7f40b  東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催中の「ボストン美術館ミレー展」で、先月半ばに行われた内覧会に行ってきました。

 まず同美術館館長の高橋氏から、趣旨説明がありました。
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 お話によると、今年はジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875)生誕200年記念の年で、先頃南仏を旅してミレー作品に出会い、必ずしもオールドマスターとは言えない当時としてはモダンな才能の持ち主であったことを発見、正直これはいいと思われ、企画を思い立たれたそう。またミレーというと清貧なイメージがありますが、実は豪農の家に生まれ育ち、農民を描いたけれど本業は画家であって、農民画家ではなかったともいいます。さらにまた、ミレーを高く評価してきたのは、アメリカ人と日本人であったと伺い、なるほどと思いました。パリの美術館では、確かに館長がおっしゃる通り、ミレーの扱いは他の画家に比べ低い気がしていましたから。

 このミレー作品をもっとも豊富にコレクションしているのが、ボストン美術館で、170点所蔵しているそうです。本展では、この美術館からミレーと彼が移り住んだバルビゾン村を中心に活躍したバルビゾン派の絵画64点、うちミレー25点が展示されています。

 学芸員の安井氏により、これら選りすぐりの名画を解説していただきました。(写真はクリックで拡大します。撮影は許可を得て撮らせていただきました。)

Cimg86051jpg_2  注目はやはり、30年ぶりに東京に来たという、チラシにも使われている「種まく人」(1850年)です。筋肉質の堂々とした若い農夫の姿を、あえて影のようなシルエットで描くことで、個性や表情を浮かび上がらせています。太い腕から蒔かれる種は、よく「麦」といわれますが、同氏はやせた土地で栽培しやすい蕎麦ではないか、とおっしゃっていました。 

Cimg86031  次に「刈り入れ人たちの休息(.ルツとボアズ)」(1850-53年)です。旧約聖書の物語をテーマに、ラテン語にも堪能だったミレーの、アカデミックな素養にあふれた作品といいます。17世紀フランドル絵画に見るような奥行のある画風です。

Cimg86121jpg  「羊飼いの娘」(1870-73年頃)。妻の療養で出会った娘の姿を捉えた作品。陽光に照らされた背後の平原はフォンテーヌブローの森の隣のシャイイと言われているそう、昔行ったことがあり懐かしい気持ちになりました。

Cimg86171jpg  「編み物のお稽古」(1860年頃)という2つの作品。
 ミレーはしばしば妻と娘たちをモデルにしたそうです。これもそんな日常の光景を絵にしたもので、妻の方は襟元にスカーフが巻かれています。

Cimg86251  「糸紡ぎ、立像」(1850-55年頃)。ミレーの幼いころの記憶は糸を紡ぐ女性たちの声であったとか。糸紡ぎの複雑な工程を示した興味深い絵です。

 ミレーは、スケッチはしましたが、キャンバスを外に持ち出すことはなかったそうです。すべて目に焼き付けた景色であり、回想であったといいます。そこが外光に照らされた風景を切り取って絵にした印象派との大きな違いでもあるようです。
 それにしても、19世紀という時代に、働く人に、これほどまでに焦点を当てた画家もいなかったでしょう。そこが当時の質実を重んじたアメリカ人に、新鮮に思えたのかもしれません。 
 「種まく人」は、美術史上初めて「農村での労働」をテーマにした傑作です。これを見るだけでも価値ある展覧会と思います。もちろんミレー以外にコローなど、見ごたえのある名画が揃っていることはいうまでもありません。

 会期は来年1月12日まで。どうぞお見逃しなく。

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2014年11月11日 (火)

「毎日ファッション大賞」にイッセイ ミヤケの宮前義之氏

 2014年(第32回)「毎日ファッション大賞」表彰式 が、今月4日に日本橋・三井ホールで開催され、「イッセイミヤケISSEY MIYAKE」のデザイナー、宮前義之氏が大賞に輝きました。

Cimg88861  「イッセイミヤケ」という大ブランドの顔となってわずか3年の宮前氏、リングフ?リーツや3Dスチームストレッチといった独自の素材による、これまでにないフォルムを実現したデザイン力が高く評価された模様です。「これからも新しいチャレンジを続けたい。支えてくれた人たちに感謝しています」と挨拶。まだ30代の若さで大きな成果を挙げられ、喜ばしい限りです。

 また新人賞・資生堂奨励賞には、デビューして4年目の「マメmame」を手掛ける黒河内真衣子さんが選ばれました。「マメ」はニックネームで、今後も「マメなモノづくりをしていきたい」と述べていたのが印象的です。
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 記念パーティでは、ランウェイは初めてというファッションショーも行われました。テーマは「passing」で、自然を背景に旅の思い出にインスパイアされたドレスが発表されました。キーカーの紫色が美しく心に残っています。
 
 この他、特別賞に、このブログ(2013年10月9日付け)でもご紹介した「絶命展」をプロデュースした山縣良和氏と坂部三樹郎氏、鯨岡阿美子賞にファッションディレクターでスタイリストの原由美子氏、話題賞にバカラパシフィック社と、三越伊勢丹の三越新シヨッピングバッグ「実り」がそれぞれ受賞し、記念撮影が行われました。
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 皆様、本当におめでとうございます!

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2014年11月10日 (月)

15春夏アンリアレイジ「SHADOW(邦題:光)」影に染まる服

 この秋パリコレに初参加した「アンリアレイジANREALAGE」の展示会が、10月下旬東京・青山スタジオで開催され、2015年春夏コレクションの全貌を拝見しました。
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1_2  白黒のラッシェルレースのドレスを身にまとったモデルさんに出迎えられた会場には、白黒の服や小物が勢揃いしています。

 モノトーンで統一されたその一番奥に、パリでスタンディングオベーションの声が上がったという“影に染まる服”が展示されていました。
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 今シーズンのテーマは「SHADOW(邦題:光)」です。ブランドを手掛けるデザイナーの森永邦彦さんは、「服に映る影をそのまま形にして服に残したい」の思いから、服づくりに挑戦。光が生む影は黒、光は白ですが、白い影と黒い光という表裏逆転のアイディアで、光と影を行き来する服を構想されたといいます。

 パリコレでは、白いドレスに切り絵のように切り抜いた黒いオーバードレスを羽織ったモデルを登場させ、舞台上に置かれた照明器具の前に、モデルが立つと、影の部分が黒っぽく変化するパフォーマンスを演出されています。黒く染まるのは、紫外線で色が変わるフォトクロミックという特殊染料が用いられているからだそうです。

Cimg865412jpgCimg86572jpg   今回の展示会でも、紫外線の光で模様が浮き出る様子を紹介していました。写真では白く光る点が、光の照射箇所で、これが次々と動きながら線描柄を写し出していました。

 ところでこの技術が初めて披露されたのは、「カラー」テーマの2013/14年秋冬シーズンで、このときはパステルカラーのみでしたが、今季は森永さんが念願だったというモノトーンでの発表です。進化した技術を目の当たりにして、深い感慨を覚えました。
 日本の最先端技術を武器に、世界中の人々を驚かせる活躍を願いつつ----。

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2014年11月 9日 (日)

15年春夏ノゾミイシグロ “カワイイヘイトナイト”

 ノゾミイシグロの二つのブランド、「ノゾミイシグロ タンバリンNOZOMI ISHIGURO tambourine」と「ノゾミイシグロオートクチュールNOZOMI ISHIGURO Haute Couture」の、2015年春夏コレクションが、先月末、夜の東京・日比谷のクラブで発表されました。

Imgp00021  “カワイイヘイトナイト”をテーマに、ガールズバンドの「スキャンダルSCANDAL」によるライブで始まったランウェーは、熱気でいっぱい。 

 ロックのリズムに乗って、ストリートから飛び出してきたようなファンキーなボーイズスタイルや、キュートなガールズファッションが勢揃いしています。異なるテイストのミスマッチやアシンメトリックなデザイン、足元はスニーカーにルーズソックス-も----。楽しくてちょっとキッチュな東京グラフィティが繰り広げられました。
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“嫉妬したくなるほどカワイイ”、“カワイイヘイトナイト”の一夜でした。

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2014年11月 8日 (土)

15年春夏「東京ニューエイジ」 新世代4ブランドデビュー

 先月の15年春夏MBFWTでは、新進デザイナー支援のイベントも多数開催されました。その一つが、ファッションデザイナーの坂部三樹郎さんと山縣良和さんプロデュースによる「東京ニューエイジ」プロジェクトです。新世代4ブランドが同時デビューし、2015年春夏コレクションをインスタレーションとジョイントショーで発表しています。

 ここでは渋谷ヒカリエで10月14日に行われたインスタレーションの模様をご紹介します。いずれもモデルは生身の人で、マネキン人形ではないのが特徴です。

Imgp00591jpg  村上亮太さん(息子)、村上千明さん(母)の親子が手がける「リョウタムラカミRYOTA MURAKAMI」。デザインに行き詰った息子の誘いにより、親子での活動が始まったといいます。

Imgp00531  山下琴菜さんの「コトナKOTONA」。コンセプトは、今まで出会った愛おしく気になる人たちの精神的な欲望に歩み寄るコレクション。

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 「ITS(イッツ)」2014でジュエリー部門のグランプリを受賞した中里周子さんによる「ノリコナカザトNORIKONAKAZATO」。

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 青木明子さんの「アキコアオキAKIKOAOKI」。すすきが生い茂る中で、女学生の鬱屈された感情を表現。

 なお、このプレゼンテーションをプロデュースした坂部三樹郎さんと山縣良和さんは、このほど毎日ファッション大賞特別賞を受賞されました。本当におめでとうございます。

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2014年11月 7日 (金)

15年春夏トクコ プルミエヴォル “カリビアンストーリー”

 旅するブランド「トクコ プルミエヴォルTokuko 2er Vol」が、先月22日、恵比寿ガーデンホールで、“カリビアンストーリー”をテーマに、2015年春夏コレクションを発表しました。

Cimg85551  ブランドを手掛けるファッションデザイナーの前田徳子さんは、以前からバハマやジャマイカ、プエルトリコ、キューバなどを巡られ、カリブ諸島の魅力にとり付かれていたといいます。そんな前田さんが、今季、初めて訪れたのが、バルバドスやセント・マーティン、キュラソーといった島々です。ショーでは、これらの島の風物に因んだモチーフをふんだんに採り入れた、華やかな彩りのドレスがたくさん登場しました。
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 いつもながらの美しくて、しかもリラックスしたリゾートの楽しさ満載のコレクションで、見ているだけでウキウキ、ワクワク、私もカリブに行ってみたくなりました。

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2014年11月 6日 (木)

15年春夏モトナリ オノ {秘密の花園}をイメージ

 「モトナリ オノmotonari ono」は今シーズン、2015年春夏コレクションをランウェイではなく、インスタレーション形式で発表しました。
 会場は六本木Mercedes meで、17体のマネキンをずらりと並べ、時折モデルが現れてはポーズをとるといった趣向です。

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Imgp01991  ブランドを手掛けるデザイナーの小野原誠氏によると、テーマは「オーバー・ザ・フェンス」、フェンス越しに広がる{秘密の花園}をイメージしたといいます。
 美しい彩りのドレスには、優しいロマンを彷彿させる垣根のような格子柄やレリーフ、それに花々のモチーフが目立っていました。

 明るく眩しい春の訪れを感じさせるようなコレクションでした。

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2014年11月 5日 (水)

15年春夏タエ アシダ 都会の夏の洗練された女性像

 ファッションデザイナーの芦田多恵さんが手掛ける「タエ アシダTAE ASHIDA」がMBFWTに参加し、2015年春夏コレクションを六本木のグランドハイアット東京で開催。都会の夏をクールに彩る洗練された女性像を浮かび上がらせました。
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 気負いのないクチュール仕立てで、コットン/ラフィアなど、ジャージーがふんだんに採り入れられています。透けるオーガンジーやシフォン、レースなどをあしらった遊び心のあるデザインも目につきます。
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 気品あふれる優美なコレクションはお父様譲りでしょう。そのお父様、芦田淳氏のブランド「ジュン アシダ」設立50周年を記念する展覧会「エレガンス不滅論」を、12月3〜8日、国立新美術館で開くとのこと。これも楽しみですね。

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2014年11月 4日 (火)

15春夏ファクトタム スウェーデンに着想 60〜70年代風

 メンズウェア中心にレディスもスタートさせている「ファクトタムFACTOTUM」が、MBFWTで、2015年春夏コレクションを発表しています。
 ブランドを手掛けるのは、デザイナーの有働幸司氏。毎回、様々な国を訪れ、そこで出会った人や風景、空気からインスパイアされた服づくりをしているといいます。

 今シーズンは、1969年のスウェーデン映画「A Swedish Love Story」に着想した、「アクティブライフ」スタイルを提案。
Imgp01071 Imgp01101jpg Imgp01151  
 60年代トラッドから70年代のモーターサイクルやミリタリーなど、当時の若者たちが夢中になったファッションを彷彿させるワードローブを展開しています。ショートとロングの重ね着やパンツのレイヤード、カモフラージュ柄やデニムも豊富。
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 着やすくて格好いい日常着を揃えたコレクションでした。

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2014年11月 3日 (月)

15年春夏ネ・ネット 日本の原風景を現代に

 カップルで共有できる自由なカジュアル服をコンセプトに展開している「ネ・ネットNe-net」が、MBFWT 2015年春夏コレクションで見せたのは、あっと驚く演出でした。
 モデルたちが履いているのは白足袋にサンダル下駄です。ランウェイは畳敷で、サンダルを脱いでウォーキングしたのです。

Imgp00861  日本では靴を脱ぐのは当たり前の習慣です。それをコレクションショーに採り入れるとは、このブランドらしい試みと感心しました。
 ブランドを手掛ける高島一精氏は、田舎に行って、現地の人々との触れ合いからモノづくりしているそう。普段着の着物をヒントにしたデザインや半纏のようなアイテム、巾着袋なども見られました。竹籠風な柄や、金魚、こけし人形、お面、動物など、日本の民芸品モチーフがちりばめられて、懐かしい日本の原風景を現代に浮かび上がらせていました。
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 どこか70年代のケンゾーファッションを思わせる提案で、ホッとさせられたコレクションでした。

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2014年11月 2日 (日)

15年春夏ハウス オブ ホランド 70年代風ポップ満載

 英国で人気のブランド「ハウス オブ ホランドHouse of Holland」が、「メルセデス・ベンツ ファッションウィーク東京(Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 略してMBFWT)」で、2015年春夏コレクションを発表しています。ランウェイには、1970年代ロンドンのポップなエネルギーにあふれたカラフルで楽しいファッションが並びました。
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 今回のMBFWTは初参加です。この9月に行われたロンドンコレクションで、物流企業DHLの支援プログラム「エクスポ―テッド」賞を受賞し、東京コレクションに急遽エントリーしたといいます。

Imgp00631  ブランドを手掛けるファッションデザイナーのヘンリー・ホランド氏(写真真ん中)が来日し、ショー後の会見で、コレクションのヒントは、70年代にロックスターをフォローした“グルービー”、“シンシア・プラスター・キャスターズ”と明かし、とくにミュージシャンのThe GTO'sのドキュメンタリーを見て、ひらめいたといいます。
 ファッションがストリートから生まれるロンドンと東京では、感覚的に似ているところが多いのですが、東京コレクションでは、パンツよりもスカートを中心にしたとか。丈は短めで、色を増やし、アクセサリーを追加したそう。もちろん基本的には同じ、と強調されていましたが、東京マーケットに合わせて、ファッションの提案を変えているのですね。

 東京へはもう6回目で、大好きな街だそう。次回のMBFWT参加も決定し、ブランドの認知度をさらに高めたいと、抱負を述べられていました。

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2014年11月 1日 (土)

2015/16秋冬ファッションデザインは「モア・アンド・モア」

 (一財)日本綿業振興会発行の機関紙「COTTON PROMOTION コットンプロモーション」(2014年秋号)が、先頃、発行されました。ここでは、この9月に開催されたヨーロッパのテキスタイル見本市情報を基にした、2015/16年秋冬向けコットン素材傾向(日本綿業振興会HPプレスリリース10月7日付)と、ファッションコラム「マーケティング・アイ」が掲載されています。

 今回、このコラムで書いた記事を下記にご紹介します。ファッションデザインは「モア・アンド・モア」、つまりよりリッチでインパクトのある方向へ動いているという内容です。どうぞご覧下さい。

  (画像はクリックで拡大します。)
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