15年春夏ネ・ネット 日本の原風景を現代に
カップルで共有できる自由なカジュアル服をコンセプトに展開している「ネ・ネットNe-net」が、MBFWT 2015年春夏コレクションで見せたのは、あっと驚く演出でした。
モデルたちが履いているのは白足袋にサンダル下駄です。ランウェイは畳敷で、サンダルを脱いでウォーキングしたのです。
日本では靴を脱ぐのは当たり前の習慣です。それをコレクションショーに採り入れるとは、このブランドらしい試みと感心しました。
ブランドを手掛ける高島一精氏は、田舎に行って、現地の人々との触れ合いからモノづくりしているそう。普段着の着物をヒントにしたデザインや半纏のようなアイテム、巾着袋なども見られました。竹籠風な柄や、金魚、こけし人形、お面、動物など、日本の民芸品モチーフがちりばめられて、懐かしい日本の原風景を現代に浮かび上がらせていました。
どこか70年代のケンゾーファッションを思わせる提案で、ホッとさせられたコレクションでした。
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