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2014年10月

2014年10月31日 (金)

15年春夏ウジョー 低重心の絶妙なバランス

 ファッションデザイナーの西崎暢が手掛ける「ウジョー Ujoh」が、MBFWTファッションウィーク東京に参加し、渋谷ヒカリエで2015年春夏コレクションを発表しました。

 今シーズン注目されるのは、重心の位置を低くしたフォルムです。これにより縦長が強調され、裾の量感との絶妙なバランスを生み出しています。フレアスカートもボリュームのある新しいシルエットを見せています。
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 またハリのある生地にのせた花柄も目立ちます。アネモネをモチーフにしたオリジナルプリントだそう。ストライプなど異柄・異素材と組み合わせて、フレッシュなコーディネイトをつくっています。
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 全体にシャープでどこかマニッシュな雰囲気ですが、肌を見せる幾何学的なカットワークやスリットなど、繊細な女性らしさも盛り込まれています。

 大人の女性にふさわしい洗練されたデザインに魅せられたコレクションでした。

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2014年10月30日 (木)

15年春夏ユキ トリヰ 明るい華やかなムードいっぱい

 今シーズンもMBFWTファッションウィーク東京に参加した「ユキ トリヰ インターナショナルYUKI TORII INTERNATIONAL」。2015春夏に向けて、明るい華やかなムードあふれるコレクションを、ラフォーレミュージアム六本木で開催しました。

 オープニングは、ひらひらと揺れるフリュイドなドレスから。赤やブルー、イエローの3色のチェック柄を大きく切り替えたデザインです。
 次いで、さわやかなブルーやオレンジ色のセットアップやトレンチスタイルのコートが続きます。ウエストはきちんとマークされ、ここでもカラーブロックのデザインが目を惹きます。スウェットやスーツに足元スニ―カーも登場。ブルゾンなどスポーティなアイテムにも刺繍があしらわれて、女らしくエレガントです。レースや透けるメッシュ調の素材も見られます。
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 ラストは、水彩画風の花やモダンアートのような大胆な絵筆のタッチをプリントしたシフォンのドレスで、華麗なフィナーレ。
 
 ブランドを手掛けるのは、この道50年以上というベテランデザイナーの鳥居ユキさん。この春発売した「ユキトリイ スタイルブック」は完売されたといいます。 

 ファッションって楽しい!この人のショーを見ると、いつもそんな気分にさせられます。

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2014年10月29日 (水)

15春夏インプロセス「エステティカ」でDHLアワード受賞

 「インプロセス バイ ホール オーハラIN-PROCESS BY HALL OHARA」が、MBFWTファッションウィーク東京の主会場となっている渋谷ヒカリエで、メキシコの美的感覚をモダン化した「エステティカeste'tica」をテーマに、2015年春夏コレクションを発表し、同ウィークのオフィシャルロジスティックスパートナーであるDHLの第7回デザイナーアワードを受賞しました。
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 ブランドを手掛けるのはデザイナーのスティーブン・ホールと大原由梨佳さん。コラージュ感覚の自由なユーモアにあふれるプリントデザインが評価されたようです。受賞後のインタビューで、大原さんは「DHLの輸送支援は大きな助けになる」と、感謝の意を述べ、今後一層の世界展開に意欲を示されました。

 2015年春夏の新作は、メキシコの文化的美観を現代に紡ぎ出したアイテムが勢揃いしています。
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 鮮やかで、それでいて深みのある豊かな色彩のフラワーやサボテン、タイルの幾何学模様などが、一つのアイテムに散りばめられ、組み合わさっています。画家フリーダ・カーロへのオマージュ、「FRIDA」の文字を図案化したプリントデザインもみられます。
 シルエットは全体にクリーンでミニマル。そのポップで明るい仕上がりが、「今」を感じさせていました。

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2014年10月28日 (火)

15年春夏コラゾン デル アルマ 「サンライズ」をイメージ

 スペイン語で“魂のハート”を意味する「コラゾン デル アルマ corazon del alma 」が、2015春夏MBFWTファッションウィーク東京に参加し、原宿で4年ぶりとなるコレクションを発表しました。
 ブランドを手掛けるのは、ファッションデザイナーの小井庸嗣氏。テーマはブランドのロゴマークとシンクロする「サンライズ」です。

Imgp00031_2 Imgp00081  夜明けの太陽のような降りそそぐ光で、生き物たちが目覚め、新しい世界に入っていく、そんな開放的な空間に息づくモデルが登場。海と空、大地の生命力を感じさせる爽やかな、白やイエロー、オレンジ、ターコイズといったカラーが並びます。デザインはシンブルで構築的、日本のオリガミを連想させるものも見られます。
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 モード感あふれる大人の女性らしさを印象付けるコレクションでした。

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2014年10月27日 (月)

15年春夏ユキコハナイ 大人カワイイ「バタフライキス」

 「ユキコ ハナイYukiko Hanai」が、MBFWTファッションウィーク東京で発表した2015年春夏コレクションのテーマは「バタフライキス」。これは口ではなく、相手の頬にまつげを付けてパチパチさせるキスで、何とも微笑ましい愛の表現です。

 ランウェイには、まつ毛の長いモデルたちが登場して、透けるシフォンやレース、チュールの重ねなどを駆使した優美なドレスをたっぷりと披露。カラーも透き通るようなカクテルを思わせる色で、イエローやピンク、グリーン、ブルー----。
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 デザイナーに、大御所の花井幸子さんともう一人、デザインチームのチーフ、青木希素江さんが新しく加わり、このブランドらしい“大人カワイイ”雰囲気を存分に漂わせています。 女性なら誰しもが魅せられる、上質なエレガンスにあふれたコレクションでした。

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2014年10月26日 (日)

15年春夏まとふ 日本文化の「素」テーマに

 毎シーズン、和の美意識を背景にコンテンポラリーなファッションを展開している「まとふ matohu」が、2015春夏コレクションをMBFWTファッションウィーク東京で発表しました。
 テーマは「素」で、自然な素材の“ありのまま”の姿を愛でる日本文化に着目したといいます。ランウェイも白木でつくられていました。
 ところで「素」は「しろ」とも読みます。単に白いということではい、自然でピュアな色、生成りのことです。生成りは時間とともに変化していく「しろ」だったのですね。
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 ショーはこの生成り色、オフホワイトから始まり、次第に色づいて、ダークに染まり、ラストは再び「しろ」に戻る構成でした。
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 素材も、ナチュラルで軽やかなタッチのものや、洗い晒したシワのある感覚、着古したようなヴィンテージ調のものなどが中心。

 「侘び寂び」の原点に回帰したような、ミニマルな世界観を、しっとりとした気品に満ちた佇まいで魅せたコレクションでした。

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2014年10月25日 (土)

ユニバーサルファッションフェスタ 人と環境に優しさ提案

 ユニバーサルファッション協会が主催する「ユニバーサルファッションフェスタ2014」が、21-22日、東京・六本木のハリウッドホールで開催されました。
 2005年以来およそ10年ぶりとなる再開でしたが、人と環境に優しいファッションを提案する27社が参加し、環境やシニアマーケットに関する講演会やランウェーショーも行われ、ユニバーサルファッションの輪を広げるイベントが盛りだくさん。新しい出会いや情報交換の場として、関係先との絆を深め、一般のお客様にもその良さを伝えることができた展示会でした。

Imgp00221_2  そのハイライトとなったのがファッションショー、「おとなの美モードコレクション」です。
 フランスの新進ブランドも披露され「アナイド・サンタンドレ ANAIHDE SAINT-ANDRE」のデザイナーのヴィルジニー・ラディスVirginie Radiceさんが来日して、「粋」をテーマにシックなコレクションを発表されました。
 ブランドコンセプトは、形を変えて多様に変化するハイクオリティな服といいます。
Imgp00261 Imgp00311  日本のサムライにインスパイアされたというドレスは、シンプルでシャープなカッティングです。モデルが動くたびに、サイドやバックに隠されたフレアプリーツが、花のように開いて美しい! 
 素材はシルクやビスコース使いで、プリーツ部分はシルク100%ですが、特殊なパーマネントネントプリーツ加工が施されていて、絶対にとれないとのこと。
 一見見えない部分にこだわったデザインは、着やすく、美しく、ユニバーサルファッションのエッセンスが詰まっています。
 ちなみにブランド名の「サンタンドレ」は、南仏プロバンス地方の地名で、現在お母様がお住まいだそう。母親思いらしい優しいお人柄にも惹かれました。

Imgp00201  この他、やはりフランスからニットブランド、「ロゼ・カミンROSE CARMINE」 (写真左)も登場。グラデーションカラーがポイントの暖かそうなプルオーバーを見せています。 

Imgp00031jpg  また今話題の小柄な女性にスポットを当てた「美小柄」(写真右)も、視線を高くするなど、背が高く見える工夫をこらしたデザインの日常着を紹介。

 ファッションを装う楽しさを盛り上げていました。

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2014年10月24日 (金)

15年春夏ハハ「輪廻」をテーマにユニバーサルファッション

 MBFWTファッションウィーク東京で、他にないユニークなコレクションで注目されるブランドが「ハハ ha ha」です。そう、このブランドのコンセプトはユニバーサルファッション、つまり年齢やサイズ、体型、障害などに関わらず誰もが楽しめるファッションです。

 このブログでは3/23付けで先シーズンのコレクションを紹介していますが、これに続いて発表された2015年春夏の新作は、テーマが「輪廻」。出産や車イス、梅雨、隻腕(せきわん=片腕の人)、そして葬式など人生の様々なシーンを、この仏教用語に託して提案しています。 

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 スタートは、グラデーションのカラーが美しいマタニティドレス、次いで藍染めの日常着、レインウェア、後半からブラックフォーマルが登場します。黒に赤やピンク、ブルーといった彩りや花飾りを添えたり、市女笠をベールに採り入れたり、喪服を白で表現したり---、新しいフォーマルの形が次々に提案されていきます。

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 その凛とした詩情あふれるコレクションは、優しく美しく、感動を呼ぶものでした。 

 ブランドを手掛けるのは東京・多摩の二葉ファッションアカデミー講師の鶴田能史さんを中心とするグループです。今月初め、ユニバーサルファッション研究部会セミナーで、鶴田さんのお話を伺う機会があり、大変共感させられました。
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 これによると「ハハ」は、ハハハ----の笑い声を連想し、簡単明瞭で誰でも読めるし、末広がりの形に幸せを感じて、名付けたといいます。ユニバーサルファッションを始めたきっかけは、車イスの祖母を介護して、もっとおしゃれな服を着せてあげたいと思ったからだそうです。

 ユニバーサルデザインの7原則に基ついてデザインされた「ハハ」の服は、機能性とファッション性を見事に両立させています。モード感がありながらも、見えない部分に様々な工夫が施されているのです。袖下に運動量をとったジャケットや、床ずれ防止のため、後ろに縫い目のないパンツ、ハイウエストのマタニティドレスなどを見せていただき、マグネットボタンや、プラスティックのイージートラック・ファスナー使い、モノを出し入れしやすいポケット、また服の柄に点字を用いて気づきを与えるなど、細部にとことんこだわってつくられていることに、改めて感銘させられました。

 ユニバーサルデザインは普及しているのに、ユニバーサルファッションの方はなかなか広がっていかない現実があります。この春デビューしたばかりの「ハハ」も、オファーがあったのは海外で、国内からはなかったとのことでした。
 この壁を打ち破れるのは、鶴田さんのようなデザイナーのデザイン力です。今後に期待して、ますますのエールを送ります。

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2014年10月23日 (木)

コットンファッションセミナー開催のお知らせ

 今シーズンもまた、コットン・ファッション・セミナーを下記の通り開催いたします。
 皆様のご参加をお待ちしています。

 なお、一般財団法人日本綿業振興会のHP内、「イベント」ページで、「コットン・ファッション・セミナー開催」の記事が掲載されています。http://cotton.or.jp/をクリックしてご覧ください。

                   記

テーマ:「2015/16秋冬~2016春夏コットン・ファッションと素材の傾向」
講 師:柳原美紗子(ファッション・ディレクター)

日程および申し込み先
■ 大阪 11月7日(金) 2:00P.M~4:00P.M. 大織健保会館8階
  主催/協同組合 関西ファッション連合 
  申し込み先/電話06-6228-6525
    
■ 東京 11月10日(月) 1:30P.M~3:30P.M.  東京ウイメンズプラザ
  共催/東京織物卸商業組合、一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
  申し込み先/一般財団法人日本綿業振興会 電話06-6231-2665

* 大阪と東京の各セミナーは主催団体が異なります。お申込み・お問合せは、必ず直接それぞれの団体にお願いします。

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2014年10月22日 (水)

15年春夏リツコ シラハマ 「光 」の色きらめくエレガンス

 「リツコ シラハマRITSUKO SHIRAHAMA」が、MBFWTファッションウィーク東京で、ブランド設立30周年を記念する2015年春夏コレクションを発表しました。

Imgp00401  テーマは「光 LIGHT 」。プリズムを通して見たような7色の光の色使いで、明るくきらめくエレガントな装いを披露、目を楽しませます。

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 オープニングは白一色、次第にカラーが加わります。裾幅の広いパンツスタイルなど、1970年代のファッションを彷彿させるアイテムもみられます。ステンドグラスのような素材やスパンコールなどの光りモノ、グラフィカルな幾何学模様のドレスでフィナーレ。
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 ブランドを手掛けるファッションデザイナーの白浜利司子さんが登場し、たくさんの花束が贈られて、幸せ感いっぱいのエンディングでした。

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2014年10月21日 (火)

15春夏ソマルタ「廣川玉枝展 身体の系譜」で世界観表現

 ファッションデザイナーの廣川玉枝さんが2006年に立ち上げた「ソマルタSOMARTA」は、レディ・ガガ着用のシームレスの全身ボディウェア「スキンシリーズ」で、話題を集めている人気ブランドです。

 今シーズンは、MBFWTファッションウィーク東京の期間中、西武渋谷店で開催された「廣川玉枝展 身体の系譜」で、2015年春夏コレクションを発表しました。
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 過去の作品に新作を織り交ぜたインスタレーションで、暗闇の中にライトアップされた生きたモデルが浮かび上がる様は、ゾクッとするほど妖しく美しい。ブランドの世界観を余すところなく表現した見事な展覧会でした。

 コレクションのテーマは「クロノス」です。つまり時間の神、時を神格化したもので、時の流れる力に逆らい、耐えうるものを残したいと考えるコンセプトを基に、伝統と最先端テクノロジーを融合させたアイテムを提案しています。
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Imgp00921 Imgp00951  生地を溶解して模様を浮き出す捺染プリントやレース、デジタルプリントなど、京都の友禅染や西陣織の老舗とコラボレーションし、デジタル技術と手加工で創作したドレスやジャケットなどが並ぶ光景は、まさに圧巻でした。

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2014年10月20日 (月)

15年春夏ドレスキャンプ 「ウルトラバイオレット」に着想

 「ドレスキャンプDRESSCAMP」といえば、オリジナルプリントによるメンズとレディスの魅惑的なコレクションを見せるブランドです。
 今回も2015年春夏MBFWTファッションウィーク東京の舞台で、カラフルなプリントやシルバー、ゴールドが乱舞するゴージャスなショーを発表しました。
 ブランドを手掛けるのは、デザイナーの岩谷俊和氏です。今シーズンはアーティストの「ウルトラバイオレット」に着想し、様々な要素がお祭りのように入り混じるコレクションを目指したといいます。
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 シュールな唇に始まり、大きく波打つジグザグ模様、デジタルな幾何学柄、グラフィティアーテイストのKAZZROCKによるポップなプリントまで、様々なモチーフの組み合わせが登場し、まさに自由奔放といったところですが、全体を見れば不思議に調和がとれています。
 一つ一つのデザインの完成度が高いこともあるのでしょう。色の扱いもすばらしく、さすがと思いました。

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2014年10月19日 (日)

15年春夏ミントデザインズの 「プリズムガール」

 ミントデザインズ(mintdesigns)の2015年春夏コレクションが13日、台風の大雨の中、秩父宮ラグビー場で、一般客を交えて行われました。

Imgp00351  ブランドを手掛けるのは、デザイナーの勝井北斗・八木奈央のお二人。テーマは「プリズムガール」で、プリズム越しに屈折して見える美の世界を表現したといいます。 

 このため透ける素材の重ねや、立体的なフリル、パネルといったディテールが目立ち、チェックやストライプ使いが多くみられました。

Imgp00481  新アイコンの「ミスター・ミント」の顔や料理する「ミス・ミント」を描いたプリントのドレスもマンガチックでカワイイ!

 ハイテクにローテクなイメージを組み込み、ホッとした親しみやすさが漂うコレクションでした。

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2014年10月18日 (土)

15年春夏ファッションウィーク ハナエモリ新ラインで開幕

 2015年春夏コレクションを発表する「メルセデス・ベンツ ファッションウィーク東京(Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 略してMBFWT)」が、13日、渋谷ヒカリエで開幕しました。
 スタートは、ハナエモリの新ライン「ハナエモリ デザイン バイ ユウ アマツHANAE MORI designed by Yu Amatsu」。ブランドを手掛けるのは「エーディグリーファーレン ハイトA DEGREE FAHRENHEIT」のデザイナー、天津 憂で、ブランドの象徴でもある「パピヨン」をテーマに、凛とした優美な女性像を表現しています。
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 「デザインし過ぎないようにデザインした」というように、シルエットの美しさにこだわった、シンプルなデザインで、ハナエモリらしい気品と華やかさに満ちたコレクションでした。
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2014年10月17日 (金)

小野莫大小工業の佐原工場見学会

 創業90年の小野莫大小工業(本社 東京都墨田区)が、このほど千葉県香取市佐原に新工場を設立され、先日行われた工場見学会に参加しました。同社は、元々松戸市に工場を持たれていましたが、老朽化のため、佐原とのご縁もあって移設されたといいます。

Cimg83771  小野莫大小といえば、超ハイゲージなのに肌にまとわりつかない、さらさらとした感触の綿ジャージー、「コズモラマ」で世界的に著名なメーカーです。パリのプルミエールヴィジョンに出展し、シャネルやルイ・ヴィトン、サンローランなどのラグジュアリーブランドを顧客に有し、2年前にファクトリーブランド「スムースデイ」を立ち上げ、昨年はイタリアの老舗シャツ生地メ―カー、アルビーニ社とコラボレーションするなど、原綿からこだわったモノづくりを加速させ、布帛も手掛け始めるなど、精力的な取り組みをされています。(このブログ、2013.5.122012.9.10付けで、関連記事掲載)

Cimg83591  見学会ではまず、小野元延社長(左の写真)が挨拶され、「コズモラマ」とともに発展してきた社史と、経営理念の「人の心に驚きと感動を、幸せ感をもたらすものを!」を披露。この理念は松下幸之助の「実践経営哲学」にならったものだそう。新素材「トロイメライ」も音楽家の感性に基づいて開発したといいます。綿100%なのに縦横、斜めに大きく伸縮するニットテキスタイルです。

 新工場は、地上5階、地下1階、床面積1,319坪で、丸編み機22台は、既に稼働中です。独自の針の小野式丸編み機や、独特のワインダー、生地に負担をかけずにゆっくりと動く検反機などを、社長自ら直々に解説していただき見学しました。
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 これからの社長の夢は二つあるそうで、一つは、2年後にパリに店を出すこと、もう一つは「コズモラマ」展を大々的に開催することだそう。これはもう、きっと実現てきますね。

 すてきな時間を過ごさせていたたき感謝です。

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2014年10月16日 (木)

桐生テキスタイルコレクション2015 ファンシー柄織に注目

 伝統の匠の技を受け継ぐ高品質な絹織物産地、桐生のテキスタイル展(桐生織物協同組合主催)が、9〜10日、東京・青山テピアで開催され、12社が出展。各々得意とする2015年向け新作コレクションを発表しました。 
 とくに注目されるのは、ジャカードなどのファンシーな柄織です。そのいくつかをご紹介しましょう。

ミタショー               ○下島 
Cimg84071 Cimg84041ストレッチジャカード               オパール加工による表現
綿54/ポリエステル45/ポリウレタン1           ポリエステル/綿
立体感のある規則的、幾何学図形で旬を演出

○津久弘織物工場
Cimg83981_2  美しい色使いのカットジャカードを提案。
 その毛足のある温かなエレガンスに目が引き寄せられました。
 コットン/ポリエステル/ナイロン混。


TEX BOX
Cimg84221_2  ニードルパンチによる様々なダブルフェイスが斬新です。
 ウール100%が中心で、ニードルならではの裏起毛も好感されます。

 トラディショナルなチェック柄も、このテクニックを使って一捻りすると、こんなにも目新しい表情に。

Cimg84151jpg Cimg84191jpg 模様を布の間にパックしたようで楽しい   二枚のウールガーゼ使い

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2014年10月15日 (水)

高野口産地パイル“ぷわぷわ”展 綿毛布が戻ってきた!

 世界唯一の総合パイルファブリック産地、和歌山県高野口産地の合同展、“ぷわぷわ”展が、6〜8日、開催されました。 (この産地については、ブログ2013.11/18付けも参照)。
 本展も今回で第10回目とあって、場所をラフォーレ原宿に移して行われ、広くなった会場いっぱいに参加企業12社のブースが立ち並び、盛況の様子でした。
 綿素材も「綿毛布が戻ってきた!」とのお話を伺うなど、盛り上がりを見せていました。

野上織物
 様々な綿パイルやシール織を展開している老舗メーカーです。
 とくに綿毛布が、ようやく回復してきたとのことで、明るい雰囲気でした。
 綿毛布は、1990年代初め頃、日本で初めて開発され、たちまち人気商品となりましたが、その後中国製にとって代わられ、日本製は見る影もない状況に陥っていました。しかし中国製は綿起毛によるもので、洗うとケバが落ちます。日本製は起毛ではなく、シール織です。製法がまったく異なっているのですね。ですから決してそのようなことにはならないといいます。
 このところ国産の見直し機運が高まっていますが、綿毛布復活もその一つでしょう。

 今シーズンの同社提案素材から2点ご紹介します。
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ダブルフェイスパイル        カラフルな再織り(シェニール織り)   
表は楊柳風のプリント 綿100%        綿100%   
        
オーヤパイル            ○妙中パイル
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ダブルメッシュパイル          綿のオパール加工パイル 
ハリのあるメッシュ調が旬       優しく懐かしい表情が魅力
ポリエステル40/綿35/ナイロン25

杉村繊維工業
Cimg83171  ビロードのような再織り(シェニール織り)のメーカーです。ベビー服分野に進出し、ファクトリーブランドを立ち上げる意向とのことで、意欲的です。

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2014年10月14日 (火)

「ジョルジョ・デ・キリコ―変遷と回帰」展 開催のお知らせ

Dekiriko_20140702  20世紀を代表するイタリア人画家、ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)を回顧する「ジョルジョ・デ・キリコ―変遷と回帰」展が、パナソニック 汐留ミュージアムで、10月25日(土)から12月26日(金)まで開催されます。

 写実的でありながら神秘的な彼の作品は、シュールレアリズトたちに大きな影響を与えたといいます。今回の展覧会は日本では10年ぶり。未亡人の旧蔵品を中心に、油彩や水彩、彫刻など約100点が展示され、その8割は日本初公開といいます。

 ファッションデザインにもきっと新しい発見が見つかるのではと、楽しみです。
 公式サイトhttp://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/141025/index.html

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2014年10月13日 (月)

生誕120年記念「芹沢銈介の世界展」斬新な感性に触れて

Scan0234  先週まで横浜高島屋で開催されていたデザイナー「芹沢銈介の世界展」に行ってきました。

 ずっと以前、芹沢銈介のテーブルマットをいただいたことがあり、ときどき出してみては楽しんでいますが、人間国宝で民芸の巨人といわれる染色家の展覧会は初めてで、さすがの斬新な感性に感銘しました。 

 やはり興味深かったのは、最初のコーナーで展示されていた“文字絵”でした。このところ変形フォントが流行っていますが、これはその始まりでしょうか?
Scan0219_2  ひらがなや漢字が絵と組み合わさってリズミカルに躍動しています。遊び心のあるデザインで、楽しい---ですね。 芹沢は、「見るものすべてが模様に見えた」といいます。ほんとうにすごい意匠力です。
 (なお写真はちらしのもの)

Scan0220  次に“伝統の中の新しさ”のコーナー。筍や芭蕉など植物主題のものが多い中で、気になったのは、大胆な縄のれん文です。縄の目が細かく線も丁寧に、しかもくっきりと描かれていて、活き活きとしています。

 また紅型による風景作品で飾られた部屋も展示されていて、ここに来ると急に明るく華やかになりました。沖縄への旅が、新しい創作への転機になったことがわかります。

 さらにアフリカやアメリカの工芸品のコレクションなど、独特の芹沢ワールドが展開されていました。

 展覧会は、生誕120年記念の巡回展で、来年1月からは大阪高島屋で開催されるとのこと。静岡市にあるという芹沢銈介美術館にも行ってみたくなりました。

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2014年10月12日 (日)

モーダモン(PVアクセサリー)9月展

 モーダモンMODAMONTは、プルミエールヴィジョン(PV)プリュリエルの中の一つ、服飾付属品などアクセサリーの見本市です。
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 プレスコミュニケによると、様々な分野を網羅する320社が出展。日本のボタンのリーディングカンパニー、アイリスも今回初出展しました。
 来場者は25,654名で、67%はフランス以外の国々です。イタリア(9%)、英国(8%)、スペイン(5%)、ドイツ(5%)、アメリカ合衆国(4%)、中国(4%)、トルコ(3%)。

 またファッションインフォメーションとして、今季は大きく次の3つのトレンドが発表されています。

○3D ENCOUNTER (3Dとの出会い)
・立体とテクノ・クチュールからのインスピレーション。
・新しいグラマースタイルをつくるバーチャル・デザインとデジタル・クチュールがポイント。
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○RANDOM MEMORIES (ランダム・メモリー)
・ロック・ファンタジーとスペース・オペラからインスパイア。
・ポイントは、SFの銀河系ゴールデンエイジとサイバーパンク・ストーリーの組み合わせ。
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○TIMELESS (タイムレス)
・ファッションとノルディック・デザインからのインスピレーション。
・ポイントは日常につながる、シンプル化したフォルムとノルディック・デザイン。
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2014年10月11日 (土)

エクスポフィル-PVファイバー9月展 トロピカルな2016春夏

__fd2_4104_11  エクスポフィル EXPOFILは、プルミエールヴィジョン(PV)プリュリエルの中にあって、もっとも川上に位置するヤーン(糸)とファイバー(繊維原料)の国際見本市です。出展企業は世界17カ国から51社、その内訳はイタリア、スイス、フランス、スペイン、ポルトガルなどEUが43%、米国8%、トルコ24%、アジアは22%で、中国やインド、韓国、また日本からは東洋紡と三菱レーヨンが出展していました。

__dsc_4132_1_vignette_lecteur_vid_3   ファイバー、ヤーンは、あらゆる素材の出発点で、革新的なテキスタイルクリエーションはここから始まります。トレンドエリアには、多くのデザイナーやバイヤーが訪れ、熱心に見入っていました。

 シ―ズンは、PVに先駆け、早くも2016春夏です。夏らしいトロピカルムードにあふれた、リッチでワイルド、バイタリティのある、目くるめくようなファッションシーンが予感されています。異様なまでの装飾的なレンジの広がりに、鮮烈な印象を受けました。

 テーマとしては次の3つが提案されています。
Dsc_4100_11 ○In abundance(豊かさ) 豊かな自然にスポットを当てて、太くて丸いファンシーヤーンや、ラッカー加工を施したテクスチャーのものなど。

Dsc_4098_11 ○In arboresc3nce(亜喬木)  曲がりくねった樹木や木の骨組みを思わせるヤーン。天然素材が中心。

Dsc_4099_1_11jpg ○Through artifice (匠の技) 未加工の自然を、光沢やプリントなどの加工で、果てしなく精巧に、完璧な外見に。

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2014年10月10日 (金)

インディゴ(PVデザイン)9月展 

Pl1_2104_1_image_lecteur_video  プルミエールヴィジョン(PV)プリュリエルの見本市の一つ、テキスタイルデザインのインディゴ INDIGO展は、今季221社のテキスタイルデザインスタジオやフリーのイラストレーターが出展。PVとの相乗効果もあり、会場は活気に満ちていました。

 来場者は15,225名で、その内訳は74%がフランス以外の国々からの来場です。来場国は上位からイタリア(9%)、英国(9%)、中国(6%)、トルコ(5%)、ドイツ(5%)、スペイン(5%)、アメリカ合衆国(4%)などとなっています。

 恒例のテックスプリントTEXPRINT 2014のコンテスト発表会も行われましたが、今年は日本人のノミネートがなく、少し残念でした。

 2015/16秋冬のイメージヴィジュアルを集めた「インフルエンス」も発表されています。これによると、来季は躍動感が芽吹き、シンブルな表現ながら情緒たっぷりの新しい視点が開かれるシーズンになりそうです。
 そのテーマと代表的ヴィジュアルをご紹介します。

○NARRATIVE PERSPECTIVES   ○POETIC DIAGRAMS
1 2
   遠近法ストーリー           詩的なダイアグラム(図形)

○FANTASY STORIES               ○X-RAYED NATURE
3 4
   幻想的な物語                       エックス線を通した自然

○COLLECTION MULTIPLES       ○BASIC GEOMETRY
62 5
   多様なコレクション                 ベーシック・ジオメトリー

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2014年10月 9日 (木)

PV9月展 テキスタイルは3Dボリュームと精緻な質感

 パリのプルミエールヴィジョン(Premiere Vision 略してPV)は、世界最高峰の服地展です。PVが発信するテキスタイル情報は、有力ファッションデザイナーや企画関係者に参照され、世界のファッションをリードしています。
 今季、PVが発表した2015/16年秋冬のテキスタイルは、ハイテクとローテク、様々なテクノロジーを駆使した、立体的な3Dのボリュームと精緻な質感が焦点です。

 テーマは次の3つ。その要約をご紹介しましょう。

Pvaw1516highvolumeweb ○ハイ・ボリューム        
・3Dボリュームの展開
・カラフルな多面体の追求で、構築的シルエット
・フォーマルのエレガンスを現代的に表現

3cpvaw1516simplyfancyweb ○シンプリー・ファンシー
・簡潔で明快なインパクトのあるヴィジュアル
・多様な文明と文化・フォークロアのミックス
・かけ合わせや重ね合わせ(溶け合うのではない)

3dpvaw1516chaoticallureweb ○カオティック・アリュール
・未加工で格式張らない美しさ
・ありえないような組合せや異様さ、荒々しさ
・ショッキングをいとわないエキセントリシティ

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2014年10月 8日 (水)

PV9月展カラー 赤のインパクト

Fd2_5171_1_image_lecteur_video  パリの「プルミエールヴィジョン(Premiere Vision 略してPV)」で提案された2015/16年秋冬カラーで、強いインパクトを放っていたのが赤でした。

 全体的には微妙なニュアンスの穏やかな色調が主流で、カラフルな傾向が続いていますが、とくに朱に近い赤と洗練されたローズ系がクローズアップされたのが強烈な印象です。

 毎シーズン、トレンドカラーで彩られるブレスルームにも赤い椅子が置かれ、真っ赤な花が飾られていました。
Cimg79681 Cimg79691_3

 パスカリーヌ・ヴィルヘルム氏は、「赤には強さとエネルギーを感じる。赤を差すことで活気が生まれる」と語っています。

 来秋冬は、秋らしい温かみのあるカラーや冷たいダーク、春夏から続くイエロー、またブルーやグリーンなどのカラーバレットに加えて、華やかな雰囲気の赤に注目してみてください。

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2014年10月 7日 (火)

PV9月展 島精機の彫刻のような無縫製ニット

 無縫製ニット、「ホールガーメント」機で世界を制覇する島精機が、プルミエールヴィジョン(Premiere Vision 略してPV)の「ニットソリューション」エリアに出展。PV参加はこれで3回目です。

Cimg79401  新しく発表したのは、伸縮性を抑えて織物のような風合いを出せる、新型横編み機「SRY」。これまで無理とされていたディテールもつくれるようになり、デザインの幅が広がっています。
 ここには機械は置けませんので、製品を多数披露して、来場者の関心を集めていました。 

Cimg79361
 中でも注目されたのが、写真上中央のホールガーメントのニットウェアです。この複雑なデザインのドレスが無縫製で編み上げられているとは、本当に驚きです。
 スタッフの方のお話では、PVの指定で、カラーは赤を基調にダークなワインやグレー、白の色使いにし、彫刻のような形を意識して制作されたとのこと。ピンタック編みを多用し、太めのインレーを飛ばすことによって、丸みのある立体感を演出したといいます。ざっくりとした感じですが、触ってみるとしっかりとしたハリとコシがありました。

 このニットウエアは、PVのデイリーニュースにも掲載され、話題となっていました。来秋冬は、このようなボリューム感のあるニットが流行りそうですね。

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2014年10月 6日 (月)

PV9月展 ニットテキスタイルのシーズン

 ニットのバリエーションが広がっています。プルミエールヴィジョン(Premiere Vision 略してPV)でも、丸編ジャージーだけではなく経編やラッセルも含めて進化したニットをあちらこちらで目にしました。布帛と見紛うしっかりしたニットのスーツ地やパンツ地、エレガントに変化したスウェット、ローゲージで横編のようなカットソーなど、まさにニットテキスタイルのシーズン到来といったところです。

○JA-Fabric瀧定名古屋 
 円安のメリットもあり、輸出が拡大している同社ブースは、今シーズンもエールフランス航空のストの影響もなく、客の入りが好調だったといいます。
 もっとも人気なのは、レザー加工を施したものとウールジャージーの布帛調のものだそう。
Cimg7960ja_fabric1 Cimg7963ja_fabric1
見た目は皮革そのもので、     スーツ向けフラノのような仕上がり
とてもしなやか             ニットとは思われない高級感

ミナミ
 クリエイティブなニットテキスタイルで注目される同社、今シーズンは起毛糸と段ボールニットに引き合いが多いといいます。
Cimg7993minam1i Cimg7997minami1jpg
 左はワイルドな長い毛並みのパイルニットで、PVデイリーニュースでも取り上げられたもの。ラフな毛足の切り方が日本独自と評価されたそう。
 右はリバーシブルの段ボールニットで、裏ボーダーストライプ、しっかりとした綿100%です。

宮田毛織
Cimg8034miyata1jpg  とくに分厚いコート地でダブルフェイスのものが人気。ウールを縮絨、また左のようなカシミア混で、ジャージーなのに布帛とほとんど変わらない、しっかりとした風合いです。

Cimg8030miyata1  さらに右のような凹凸感をつけた刺繍のようなジャカードニットへの関心も高いそう。

東光商事
 起毛してシャーリングをかけた、ふんわりとやわらかい綿/モダールジャージーや、ダブルフェイスなど肉感のあるものがサンプリングされたそう。
Cimg8034toko1_2  また左のようなファンシーな意匠糸使いのニットを意識して打ち出し、これも好評だったとのこと。

 全体に布帛仕立てできるものが好まれているといいます。

Cimg8005kanemas1_2カネマサ莫大小
 3D裏毛と呼ぶ、裏糸を引き上げて柄を出したスウェットや、ジャケットやパンツにも対応可能な布帛感覚のしっかりしたニットが好評。
 またメンズ向けに重みをつけた段ボールニット、逆に繊細な目の詰んだファインジャージーにも目が向けられているといいます。

森下メリヤス
Cimg8011morishita1jpg  人気商品は、ややローゲージのジャカードニットや、毛足の長い裏毛ジャージー、綿100%やラム]ウールのもの。

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2014年10月 5日 (日)

PV9月展 北高のユニセックスなプリントデザイン

 プルミエールヴィジョン(Premiere Vision 略してPV)に今季も出展した北高は、いつ行っても人が絶えない、人気のブースです。

 プリントは、秋冬ものというシーズン性もあるのでしょう。総じて前シーズンの春夏に比べ、シンプルになり、色使いも抑えられてシックな印象を受けます。

Cimg8008hokko1  こうした傾向を受けてか、メンズ向けにも使えるユニセックスなプリントデザインが多くなっています。とくに迷彩柄やダークな花柄、先染め柄などに力が入っているようです。
 またプリント下地として、ペルー・ピマの高級綿使いローンや、形状記憶ポリエステルといった新素材を投入し、新機軸もアピールしていました。

 さらに日本調が好まれる傾向が続いていることもあり、綿キャンバスに扇子など和のモチーフをあしらった新柄プリントも展示。インテリアや雑貨向けに好評といいます。
Cimg8007hokko1jpg

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2014年10月 4日 (土)

PV9月展 ボリューム感のある3D効果

 2015/16秋冬のテキスタイルで、大きなトレンドとなったのがボリューム感のある3D効果の素材です。プルミエールヴィジョン(Premiere Vision 略してPV)に出展した日本企業の提案で目に付いたものを、ご紹介します。

チクマ
 売れ筋はジャカードとデニムに絞られるといいます。デニムはウール/コットンあるいはリネン、またカシミア混のものも。
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綿100%ジャカード                   刺し子風インディゴドビー
オプティカルな立体感の柄が好評   ヴィンテージ調を訴求

○KANDA
Cimg7941  PV常連の梳毛織物メーカーで、今季は2月展よりも来場者が多いとのこと。梳毛の圧縮リバーシブルが好調な中で、写真のような紡毛×コットンのふくれリバーシブルも見せています。

坪由織物
Cimg8095tsuboyoshi1jpg  写真は、シルクプロティンプリントによるシルク/テンセル使いの織物です。洗練された凹凸感と、しっとりとしなやかな肌触りが好評で、PVアワードにノミネートされました。



クロキ
Cimg79431_2  ジャパンデニムの雄、クロキは、重めの厚地デニムを前面に展示。写真は柔道着のような刺し子風デニムで、裏はボーダーの二重織です。深く彫られたようなた凹凸が新鮮に見えます。こちらでは、このようなごつい感じのものが人気のようです。

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2014年10月 3日 (金)

PV9月展 小松精練 ハイブリッドでナチュラル感

 パリのプルミエールヴィジョン(Premiere Vision 略してPV)では、昨年PVアワード大賞を受賞した小松精練の、ナチュラルな雰囲気を醸すテキスタイルに注目が集まりました。

Cimg7842komatsu1  同社独自のハイブリッド染色加工技術を駆使して開発されたもので、一つは、前回発表の「Nカラー・ビンテージ」(このブログ3月3日付けで掲載)の進化形です。

 玉ねぎの外皮から抽出した天然染料(ケルセチン)を染着させた「オニベジ」加工や、藍とインディゴ染めによる新「ディーゴ」を打ち出し、製品を展示して環境配慮をアピールしていました。

 もう一つは、「モナリザ」プリントをベースにした新バージョンです。今シーズン、一大トレンドとなっている凹凸感やふくらみ感のある素材を中心に、次の4つのテーマを提案しています。

○ファイバーナチュラル       ○ニューアニマル
Cimg7845komatsu1 Cimg7851komatsu1
資材感覚でモダンな3D演出    狼毛や爬虫類など野性的に表現

○ニュートラディション        ○デニムシリーズ
Cimg7857komatsu1_3 Cimg7860komatsu1_2伝統柄やウィンテージ感が焦点   伝統やアニマル柄等のデニム版

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2014年10月 2日 (木)

PV9月展 初出展 「ZEN kiwami」独自プリントが人気

 今期パリ・プルミエールヴィジョン(Premiere Vision 略してPV)に、瀧定大阪の「ZEN (禅)kiwami」が初出展しました。これは、同社がこれまで国内向けに販売してきた「ZEN」を欧米向けに特化したブランドで、PVの前週に開催されたミラノ・ウニカのジャパン・パビリオンにも参加されていました。

 PVでは従来から出展している「C.O.T.O」と隣り合わせでブースが設置され、「C.O.T.O」はクラフトマンシップ性の強い高価格ブランド、「ZEN kiwami」はそれよりもこなれた顧客ゾーン狙いという位置づけといいます。

 人気素材は、ボンディングのプリント。シルエットに立体感を出せるよう、肉感やハリ感にこだわって開発したとのこと。
 含浸メルトンにフィルムを貼り、レース柄をオーバープリントしたものや、刺繍のように見せたもの。それにしても本物のレースや刺繍にそっくりです。
Cimg6783ze1n Cimg6785zen1

Cimg6777zen1_3  ラックにかかっているパンツも、すべてプリントによる表現だそう。

 プリントによるトロンプロイユがここまで進んでいるとは! 本当にびっくりしました。

 すばらしい日本の独自技術、世界が高評価するところでしょう。

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2014年10月 1日 (水)

PV9月展 ショーワ ニットスタイルデニムをアピール

 今シーズンもプルミエールヴィジョン(Premiere Vision 略してPV)に出展したショーワが、新たに発表したのが、ニットスタイルのデニムです。PVアワードにノミネートされ、人気を集めていました。

Cimg7834showa1  これは綿100%のナチュラルストレッチで、ニットのように伸縮する二重織です。蓄熱加工が施されていて、スエードのように起毛された裏地に手を入れると、ほんわり温かく感じます。

 ソフトでしなやか、コットンの肌触りの良さを実感できる大人のデニムです。

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