ミラノウニカ結果速報 日本人来場が44%と大幅増
第19回ミラノウニカ(MILANO UNICA略してMU)が閉幕して既に一週間以上が過ぎましたが、広報担当から届いたプレスコミュニケで、今回は日本人の来場が前年比44%増と大幅に伸びたことがわかりました。
やはり「オッセルヴァトーリオ・ジャポーネ The Japan Observatory」の新設で、日本の生地メーカーが初出展したことがあったのでしょう。
来場者総数は前年比微増の21,800人と発表され、イタリアは0.5%減で微減しましたが、イタリア以外は1%増だったとのこと。その内訳を見ますと、日本に続いて多かったのがインドで38%増、トルコ28%増、オランダ7.5%増、米国6.55%増、スペイン6.%増、この他は横バイ。逆に減少したのが、ここ数年増えていた中国で4%減、また韓国41%減、ロシア21%減、香港18%減。
このデータは、2014年上半期のイタリア輸出動向をラフに反映しているといいます。そしてこのデータを踏まえて、シルヴィオ・アルビーニ会長は、MUの基本的な概念として、次の二つ、一つはMUの未来は世界で競争力を持つイタリアとヨーロッパのテキスタイルメーカーにかかっていること、もう一つは、ヨーロッパを国内市場として考える必要があることを強調。また今回初の試みだった「オッセルヴァトーリオ・ジャポーネ」や「デニム・イタリアーノ」展が高く評価され、レザー見本市の「リニアペルLineapelle」とも相乗効果を発揮することができたと総括。
さらに2016年春までにイタリア政府が業界に200万ユーロの支援を決定したことを受け、さらなる技術革新と提案力を強化していくといいます。
次は、10月20-23-日に上海で開催されるMU中国です。127社が参加して行われるこのイベント、ハイクオリティを自負するメイド・イン・イタリーの成果が期待されています。
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