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2014年8月 5日 (火)

JFW-IFF 未来に羽ばたく若手ファッションデザイナー

 JFW-IFFアトリウムでは、今シーズンも「クリエイターズビレッジ」と呼ばれる若手ファッションデザイナーのインキュベーションゾーンが開設されていました。今回はとりわけ未来に羽ばたいて、と期待されるブランドが多かったようです。そのフレッシュな顔ぶれの中から、4人のデザイナーの提案をご紹介します。 

アーティ・ジャングル Arty JUNGLE
 「100年着られる服」を届けたいと、2005年にこのブランドを立ち上げられたのが、福島市出身の宮森佑治さん。現在は、南相馬に拠点を置かれて活動されています。

Cimg58051  ブランド名の「ジャングル」は、大自然の「森」を指すそう。コンセプトは、「“ 調和 ” をテーマに 『 人 ・ 衣服 ・ 自然 』の関係性と過剰なものを取り払った “ あるがまま ” のデザイン」といいます。そこで「“ あるがまま ”は今年の流行語ですね」と言うと、宮森さんは「僕の方が先です」と大笑いしました。
 素材は、ガーゼやざっくりしたツィード調など、リネンやオーガニック綿といった自然感豊かなものが中心で、生成りなどナチュラルな色使いの服は、シンプルで着やすそう。ゆったりとしていながら細く見えるカットや、脇の縫い止まりに三角の補強布をつけるなど、細かなディテールにも気を配られています。デザイナーの普段着の日本文化への思いを感じました。

ファクトリー FACTORY
  栃木県足利市にあるブランドで、ファクトリーというように、デザイン、製造から販売まですべて自社で行っているとのこと。

Cimg58041  担当デザイナーは、野村仁美さん。ナチュラルでシンプルですが、他と少し違う雰囲気を出しているのは、ストーリーのある服をつくろうと、糸からこだわり、織り上げ、染めて、オリジナルな生地をつくっているから。モンゴルの奥地に飛んで行ったり、インドの村を訪ねたり、ペルーでオーガニックコットンを探したり、各国から原料・原糸を仕入れているといいます。
 今の風を上手に採り入れた、さりげないカットの服は、見るからに着心地よさそうです。

グルロン gru.rond
 今年、誕生したばかりのブランドだそう。手掛けるのは、鶴丸奈千さんです。

Cimg58091  「女性の毎日の生活を過ごしやすく」をテーマに、程よくリラックスしたトレンド感のあるアイテムを展開されています。セーラージャケットやシャツ、スウェット、カットソーからサロペットまで、自然体で生きるパリ風なイメージを感じるブランドです。カタログやビデオからも、このイメージが伝わってくるようです。

クライデン Kleiden
 “Clothe yourself”のフィロソフィーで、服を着ることの意味を考えさせるブランドです。

Cimg5823kleiden1  今シーズンは、シャツやシャツドレスの新作を披露。デザインを担当するのは新垣智子さん。洗練されたシャツ地に、小さな四角い目の開いたメッシュ地を組み合わせて、涼しげな印象です。ちょっとすましたきちん感が好ましく思えます。

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