「プロト・ラボ」次の売れるデザインに出会う
先般、東京ビッグサイトで開催されたDESIGN TOKYO(東京デザイン製品展)で、デザイナーが主役の特別企画「プロト・ラボPROTO LAB」コーナーが開設されていました。ここは次の売れるデザインに出会える特別な空間です。才能溢れる19人のプロダクトデザイナーが、照明器具や椅子、キッチンウェア、スマホグッズをテーマに、プロトタイプを出品していました。
それぞれの思いが込められた作品展示の中、とくに注目した作品をご紹介します。
○CRESCENT スタッキングスツール
三日月形のスツールで、縦に並べればベンチに、円形に組み合わせれば、写真のような丸テーブルになります。使用するシーンや人数によって配列をアレンジすることが可能で、使用しない際は、スタッキングしてコンパクトにまとめておくことができます。
幼稚園や公共施設などで子どもが楽しく使えるようにとデザインしたといいますが、私も実際に座ってみて、しっかりと安定感があると思いました。これなら大人も楽しめそうです。
デザイナー 多田羅 景太氏
○錫製ひんやりプレート
「錫」の熱伝導の良さと抗菌作用が強いという特性を活かしたプレートの提案です。
プレートの下には保冷剤が入る様になっています。冷たさをキープしたい料理を載せるのに重宝しそう。お刺身などの色も、引き立ちます。
デザイナー 金指博文氏
○テーブルライト 見事な百合の花が咲き誇るテーブルです。ライトに照らされた姿は、何て美しい! 世の中に出回っていない物をつくりたいと、この作品を制作されたそうです。
デザイナー 伏原 賢三氏
○paper balloon light 紙風船の照明器具
形はまさに子どもの頃に遊んだ紙風船。口で吹いて膨らまると、ランプシェードになります。取り付けも簡単。もちろんLED専用設計です。
紙風船独特の紙のシワのやわらかさと、光の透明感が、お部屋を落ち着いた雰囲気に演出してくれそう。
デザイナー 髙田 浩樹氏
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