« 星野和彦写真展「巴里・いまむかし」に思う | トップページ | ファストファッション時代の価値と課題を語る »

2014年7月 3日 (木)

ロボットスーツHAL FIT®がもたらす希望の光

 「車椅子の人が立ち上がって歩けるようになる」、ロボットスーツHAL FIT®を用いたトレーニング施設が、「湘南ロボケアセンター」です。先日、辻堂駅近くのピルにあるこの施設を見学する機会がありました。

Cimg51551_3  右写真は、トレーニングスタジオのロボットスーツHAL FIT®です。

 これは、昨年来、NHKテレビなど様々なメディアで取り上げられている歩行支援ロボットです。実際に使用されている場面を目の当たりにして、話に聞く以上にスゴイ! まさに未来の希望の光になる画期的な最先端技術と感激ざせられました。これがあれば、たとえ歩行困難になっても、何とか自力で歩くことができるようになるでしょう。
 
 湘南ロボケアセンターは、神奈川県の黒岩知事により、国から指定を受けた「さがみロボット産業特区」のシンボル施設として整備され、今年1月にオープンしています。ロボケアセンターは、三重県鈴鹿市や大分県別府市にもあり、新潟県でもこれから始まるとのことですが、この湘南は全国最大規模とのこと。車椅子に乗ったまま入れる、完全フラットになるトレッドミルがあるのも、ここだけだそう。神奈川県、やりますね。
 また親会社は、筑波大学教授・工学博士の山海嘉之研究室チームのITベンチャー企業、「サイバーダイン」で、ロボケアセンターは、彼らが開発した技術をサービスする場になっているといいます。
 
 さて、このロボットスーツ、何がすばらしいのかというと、人間が頭で考えた通りの動きをするということです。身体を動かそうとすると、脳から動かしたい筋肉に送られてくる生体電位信号を、身体に取り付けたセンサが感知し、コンピュータ制御によって各関節のパワーユニットを稼働させ、装着者の動作をアシストします。機械が人間の意志を読み取ることができるとは!本当に驚きです。

 同センターの小倉トレーナーに、このロボットスーツの実演をしていただきました。

Cimg51441  セミナールームですので、脚の代わりに腕を使ってのデモンストレーションです。
 腕の皮膚表面にセンサを貼りつけて、肘を曲げたいと思うと、ロボットの膝部が曲がり、まっすぐにと思うと、実際そうなるのです。コンピュータモニターを見ていると、その都度データの色が変わるので、反応がわかります。
 これは痛みや極端な拘縮がない場合なら、誰もが利用できるそうです。サイズもS、M、Lが揃っています。既に175の施設で、470台が使われているとか。サイバーダインでは、現在、家庭用のものを開発中といいます。
 但し、日本では保険適用がなく、同センターでは、90分間で15,000円と高価。受けられる回数も1週間に1〜2回だそうです。ちなみにドイツでは、労災保険が週5回、計60回、適用され、3か月間くらいの短期集中で、歩けるようになられる方がたくさんいらっしゃるといいます。
 
 日本の場合、HAL FIT®は、まだトレーニングの扱いで、リハビリテーションではないとの考え方がされているからだそうですが、身体機能改善、機能向上という点では本質的に、どちらも同じです。早く保険が使えるようになるといいですね。
Cimg51591  トレーニングスタジオ入り口にあるカフェカウンターには、かわいいおしゃべりロボットの「パルロ」が置かれていました。
 
Cimg51531  右は、ウェアやグッズ販売コーナーです。

|

« 星野和彦写真展「巴里・いまむかし」に思う | トップページ | ファストファッション時代の価値と課題を語る »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロボットスーツHAL FIT®がもたらす希望の光:

« 星野和彦写真展「巴里・いまむかし」に思う | トップページ | ファストファッション時代の価値と課題を語る »