2015春夏モーダ・イタリア/シューズ・フロム・イタリー展
2015春夏のイタリアファッションを提案する「第45回モーダ・イタリア展/第55回シューズ・フロム・イタリー展」が、先月25日―27日、ウェスティンホテル東京で開催されました。
出展社は、アパレル関連61社、レザー関連28社、シューズ関連68社の計157社。来場者は、モーダ・イタリア展に1.857名(1.217社)、シューズ・フロム・イタリー展に1.505名(946社)と発表され、盛会裏に終了した模様です。
初日に行われた記者会見では、日本のアパレル製品輸入量に占めるイタリア製品のシェアは、今年第1四半期で前年同期比3.1%増(数量ベースで4.3%増)で、中国、ベトナムに次ぐ3位、また皮革や毛皮衣料では中国を抜いて1位となり、革靴も首位の座をキープしていることなどを挙げ、イタリアと日本の信頼関係を改めて強調。今後への期待感が示されました。
この後、トレンドプレゼンテーションが披露され、クリエーティブディレクターのオルネッラ・ビニャーミ氏が、15春夏を「ソフトなエレガンスのシーズン。洗練された着心地のよい、着回しのきくモダンなスタイルで、伝統と革新の対照的な組み合わせがポイント」と解説。
トレンドテーマとして、①「イージーシック」白やナチュラルカラーで、リネンやコットン素材が中心、②「スマートエレガンス」エレガントで都会的、グレーにブルーが目立つ色調で、異素材ミックス、③「フラワービューティ」フラワーパステルを主調に、レースや刺繍など、グレース・ケリーを喚起させるスタイル、④「グラフィックモダニティ」白/黒のグラフィック調で、③と正反対のようなテーマ、⑤「クロームエネジー」明るいエネルギーのあるカラー、とくに重要なのはグリーンで、ダイナミックな色柄使いに注目、の5つを挙げています。
次にシューズの傾向について、イタリア靴メーカー協会トレンドコンサルタントのアルド・プレモリ氏が、「50〜60年代の地中海リゾートスタイル」をテーマに、映画「グレース・オブ・モナコ」にインスパイアされたシューズや、ロンドンのテートモダンで開催中の「マティス」展にヒントをとった強烈なカラーコントラストの“マティスカット”などを紹介。さらに肌を見せる楽しいサンダルも欠かせない、といいます。
最後に、トレンドが総じて、機能から装飾重視へ移行している、と述べられるなど、興味深いプレゼンテーションでした。
出展社は、アパレル関連61社、レザー関連28社、シューズ関連68社の計157社。来場者は、モーダ・イタリア展に1.857名(1.217社)、シューズ・フロム・イタリー展に1.505名(946社)と発表され、盛会裏に終了した模様です。
初日に行われた記者会見では、日本のアパレル製品輸入量に占めるイタリア製品のシェアは、今年第1四半期で前年同期比3.1%増(数量ベースで4.3%増)で、中国、ベトナムに次ぐ3位、また皮革や毛皮衣料では中国を抜いて1位となり、革靴も首位の座をキープしていることなどを挙げ、イタリアと日本の信頼関係を改めて強調。今後への期待感が示されました。

トレンドテーマとして、①「イージーシック」白やナチュラルカラーで、リネンやコットン素材が中心、②「スマートエレガンス」エレガントで都会的、グレーにブルーが目立つ色調で、異素材ミックス、③「フラワービューティ」フラワーパステルを主調に、レースや刺繍など、グレース・ケリーを喚起させるスタイル、④「グラフィックモダニティ」白/黒のグラフィック調で、③と正反対のようなテーマ、⑤「クロームエネジー」明るいエネルギーのあるカラー、とくに重要なのはグリーンで、ダイナミックな色柄使いに注目、の5つを挙げています。
次にシューズの傾向について、イタリア靴メーカー協会トレンドコンサルタントのアルド・プレモリ氏が、「50〜60年代の地中海リゾートスタイル」をテーマに、映画「グレース・オブ・モナコ」にインスパイアされたシューズや、ロンドンのテートモダンで開催中の「マティス」展にヒントをとった強烈なカラーコントラストの“マティスカット”などを紹介。さらに肌を見せる楽しいサンダルも欠かせない、といいます。
最後に、トレンドが総じて、機能から装飾重視へ移行している、と述べられるなど、興味深いプレゼンテーションでした。
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