子どもに地下足袋が大人気
地下足袋といえば、日本の職人さんたちがよく履いている、あの足の形をした黒っぽい布製ゴム底の履物です。これが楽しいポップな色柄になって生まれ変わり、今、幼い子どもたちに大人気なのだそう。
名付けて「キッズタビ」です。先般、東京・原宿で開催されたクリスマスをテーマにした合同展「場と間」で見つけました。端切れをリユースして制作しているサニーアワーズ“パッチワークプロジェクト”の商品です。
これなら素足の感覚で大地を踏むことができて、気持ちよさそうです。実際、親指が開いていますから踏ん張りがきき、親指が刺激されることによって脳が活性化、バランス感覚が養われ、外反母趾やO脚防止など様々な効果が期待できるといいます。
足裏への刺激効果は、脳のネットワークが未熟な子どもほど大きい、との医学的指摘もあり、裸足教育が推奨されている昨今、「キッズタビ」を採用する保育園や幼稚園が増えているそうなのです。
写真右はエバーグリーンのキッズタビ。カワイイ裏地を、ペロッとめくって履くのも楽しい。14cm〜19 cm。5,400円。
子どもたちの発育に、地下足袋は大事なアイテムの一つだった!のですね。 もちろん大人も、スポーツのトレーニングに、ルームシューズにと、愛好家が増えているそうです。とくにヨーロッパでは、これがおしゃれアイテムとして履かれているとか。そういえばバリのブティックで販売されているのを、見たことがあったと思い出しました。
日本に昔からあった実用品が再発見され、見直されて暮しをより豊かなものしてくれる、そんな時代になりました。
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