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2014年6月28日 (土)

コットンインコーポレイテッド2015/16秋冬トレンド予測

Cimg44381  アメリカのコットンインコーポレイテッド社による2015/16秋冬向けファッションのトレンド予測プレゼンテーションが、先月末、東京・青山で行われました
 講師は、ニューヨーク支部トレンドアナリストのローレン・ウイリアムズさんです。トレンドテーマは下記の通り5つあります。詳細は、日本綿業振興会発行の「コットンプロモーション2014夏」にカラー写真で掲載されますので、ここでは各テーマのポイントをざっとご紹介します。
 
(1) Quintessencカンテサンス(本質)
 発想源として、二つあり、一つは、17世紀のオランダ絵画で、たとえばフェルメールの「真珠の首飾りの少女」に見られるイメージ。もう一つは、自然を新しい領域からとらえる視点で、たとえば昨年21_21 DESIGN SIGHTで開催された企画展「カラーハンティング― 色からはじめるデザイン」などを挙げている。
 カラー:濃暗色と明るい色の対比で、陰翳を演出。
 
(2) Everyday radical エブリデー・ラジカル (刺激的日常)
 ときに過激で極端なものを求めるファッション性向をヒントにしたテーマ。ランウェーショーの演出も刺激的なデジタルプロジェクションを登場させたり、自分自身のボディをキャンバスにするファインアート表現が出てきたり、食の世界でも、ある種の虫から抽出したタンパク質による食品が開発されたり---。
 カラー:陰影のある強い色調で、ドラマ性を感じさせるパレット。
 
(3) Disguised ディスガイズド(見え隠れ)
 現代の日常風景や都市空間 の中に、カムフラージュ効果を組み込むアイディア。コスプレもヒント、また映画「スターウォーズ」風の影響も見られる。ユーモアのあるストリートアートイメージも。
 カラー:今どきのカムフラージュカラー。赤を中心にしたエキサイティングな色調に、抑えたカーキやこげ茶をプラスしたレンジ。
 
(4) Tres gentille トレ・ジャンティ(あふれる優しさ)
 人とのつながりが大事という価値観を背景にしたテーマ。家族や友人との集い、サプライズ的なイベントの開催など。
 とくに注目は、「ペンディング・コーヒーpending coffee(保留コーヒーsuspended coffeeともいう)」。これは、飲物や食べ物を必要としている誰かのために、事前に料金を支払う、助け合いのシステムで、イタリアから今、世界に広まりつつあり、あのスターバックスも検討中という。また思いやりの心をテクノロジーの力で表現する事例として、小児病棟の壁面をLEDパネルでお伽の国の森のイメージにデザインし、病気の子どもたちを楽しませている病院など、人に良いことをしたい、貢献したいという様々な動きを紹介。
 カラー:やさしさの中にシンが通っている、心和むカラーバレット。

 (5) Tectonic テクトニック(重層するテクノロジー)
 テクノロジーの進化で、新しい領域が次々に広がっている。ソーシャルメディアの進展も著しい。誰もがアクセスできる、透明化する情報社会。そうした複雑化する世界に注目するテーマ。
 カラー:どのような市場にも幅広く受け入れられる、活用しやすいカラーレンジ。

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