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2014年5月17日 (土)

「米国および世界の綿業界見通し」マーケット拡大へ予感

Cimg39971_2  CCI国際綿花評議会会長ジョーダン・リー会長が、「コットンの日」イベントに合わせて来日し、共同記者会見で、「米国および世界の綿業界の見通し」について語られました。
(写真はイベント会場で挨拶されるリー会長)
 
 これによると、世界経済は回復傾向にあり、綿花生産量も安定していることから、コットンマーケットの需要拡大が期待される、といいます。

 その概略は次のようです。
 米綿の生産高は、昨年比15%増と見込まれています。とくに米綿の50%を担う綿作地帯であるテキサス州で、旱魃がなければ、さらに上昇するでしょう。綿花は、中国需要の低下もあり、供給が需要を上回る状況が続いており、綿花価格は下がる傾向にあります。
 また綿花在庫は、全体に増加しています。それは在庫がこれまでのように中国のみに集中するのではなく、それ以外の国々が備蓄を増やしているからです。中国は、食糧重視政策もあり、自国の綿花生産量を減少させていますが、在庫を一挙に放出させるようなことはしないとみています。放出しても国内消費に少しずつ回す程度でしょうから、綿花相場の乱高下はないでしょう。
 さらに米綿価格は来期、90セントから80セント台になるものと予測しています。消費者のコットンへの要望が高いこともあり、好ましい状況になっているのではないでしょうか。今後の伸びを期待していますし、できれば10年前のレベルまで、消費を押し上げたいと思っています。
 最後に米綿のイールド(収穫量)について。農地の面積自体は増えないでしょうが、イールドは高くなると予想しています。GPSによる、土壌の状態を測定する技術が進化し、適切な場所に最適な水分量や養分などを与えることができるようになってきました。農薬や肥料をチェックし、最小限に抑えるシステムが構築されている、といいます。
 
 コットンは、言うまでもなくエネルギー・ポジティブで、太陽のエネルギーで成長し、炭酸ガスを取り込んで酸素をつくり出す、再生産可能なサスティナブルな繊維です。
 商況も、コットンにとって、またとないよい環境が巡ってきているようです。今後のコットン消費拡大を大いに予感させる会見でした。

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