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2014年5月

2014年5月31日 (土)

2014-15秋冬Mila Owen & Salon de Balcony展示会     洗練されたクラシックカジュアルを発信

 ミラ・オーゥエンMila Owenと、サロン・ド・バルコニーSalon de Balconyが、21-22日、東京・渋谷で第一回展示会を開催しました。いずれも昨年デビューしたばかりの新進気鋭のアパレルブランドです。

Cimg44271  ミラ・オーゥエンは、ニューヨークに暮らす姉妹、二人のミラのライフスタイルをイメージしてデザインされたブランドです。



 
Cimg44191_2 今、ニューヨークでは「ノームコア 究極の普通」が来ているといいますが、このブランドも上質な素材と美しいシルエットにとことんこだわった、“フツー”ファッションを提案しています。

 ジーンズラインもラインアップされていました。

 サロン・ド・バルコニーは、新時代の大人の女性に向けたブランドです。女性の身体を包み込むシルエットを研究し、シェイプの美しいジャケットやパンツなど、ほどよいトレンド感のあるアイテムを得意としています。
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Cimg44101  今シーズンのテーマは「Plaisir du Jazzジャズの楽しさ」で、モダンジャズのクールなスピリットと、しなやかなエレガントさを兼ね備えた女性像をイメージ。強くシャープなシルエットとやわらかな上質の質感がバランスよくミックスされたコレクションです。

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2014年5月30日 (金)

2014-15秋冬「バラ色の暮し」テーマは”秋の収穫の歓び”

 「蓼科高原バラクライングリッシュガーデン」を主催する光和創芸のファッションブランド、「バラ色の暮し」が、21-22日、東京本社で2014-15秋冬もの展示会を開催しました。

 ブランドを手掛けるのは英国園芸研究家でデザイナーのケイ山田さん。「デザインのアイディアはいつもお庭から」だそう。
 今シーズンは、”Autumn of BLISS オータム・ブリス 秋の収穫の歓び”をテーマに、 実り豊かな秋の自然をイメージさせるオリジナルプリントやカシミアニットの新作コレクションを発表しています。
Cimg43921_2  レースや刺繍テクニックなど、ベーシックラインも充実させ、生産数を増やすといいます。

 写真左は、リバーシブルのジャケットで、英国の牧歌的な風景、オータム・ブリス柄をプリントしたミジンコール使い。同じ柄の綿フライスの長袖Tシャツを組み合わせています。

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シルクパワーネットプルオーバー   カシミアプリントプルオーバー
” 赤ずきん” の模様をプリント     

Cimg44001  左は杢ビエラプリントのペストとスカートのコーディネート。オータム・ブリス柄のプリントです。

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 右は長年、同ブラントの定番になっている別珍地のジャケット。

 なお、「蓼科高原バラクライングリッシュガーデン」では、6月12-17日、バラクラフラワーショーを開催し、このほど西武ドームで行われた第16回国際バラとガーデニングショーで、好評を博した「不思議の国のアリスの庭」を再現されるとのこと。これも楽しみですね。

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2014年5月29日 (木)

「ニコラ ビュフ」展 西欧古典と和製ゲームのファンタジー

 今、東京・品川にある原美術館で開催中の「ニコラ ビュフ ポリフィーロの夢」展に行ってきました。

 パンフレットによると、ニコラ ビュフは、2012年にパリで上演されたオペラ「オルランド」のアートディレクションで、一躍時の人となったフランス人作家。パリ生まれ、東京在住で、ヨーロッパの古典と和製ロールプレイングゲームの世界観に類似性を見出し、本展で、少年ポリフィーロの冒険を通して、夢や愛、戦いと勝利、死と再生という普遍的なテーマを呈示したといいます。

Cimg37031 会場に到着して、まず驚かされるのが、巨大なオオカミの頭です。美術館自体がポリフィーロの冒険物語の舞台装置になっているのを感じます。ぽっかりと開いたその赤い口に呑みこまれるようにして、中に入ると、そこはファンタジックなアートの空間。インタラティブな体験型アートギャラリーもあり、ポリフィーロになった気分で、展示が楽しめます。
 
 写真撮影可でしたので、順を追ってご紹介しましょう。
 「すべてはポリフィーロの夢の中---」
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第1章                      第2章
死、そして再生―ユニコーンの皮     上のステージへ―階段

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第3章                  第4章
これから戦うぞ!ヒーローの甲冑  今が勝負だ!戦い(緊張り瞬間)
      
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第5章                  第6章
瞑想の部屋―カプセル        愛の勝利―キューピッドの凱旋

 それにしてもゲームのようなファンタジーを美術館で体験するとは! でも今やアニメもゲームも、れっきとしたアートの時代です。新世代の息吹に触れて、心楽しくなりました。
 
 開催は6月29日までです。

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2014年5月28日 (水)

防災対策にもおしゃれな街着にも着用できるウェア

 先般の服飾文化学会大会で、相模女子大学生活デザイン学科専任講師の角田千枝先生が、昨年に続き、防災服兼用の街着をコンセプトにした、新しい作品を発表されました。

 今回のウェアは、火災と水害対策を意識して、改良を加えたコートとワンピースです。ポイントは、水害対策用の浮き袋を装着していることと、火災時の煙の吸い込み防止に重点を置いたデザイン。また素材も、前回に比べ、よりソフトな薄地になり、軽くて着心地がよくなっています。その上遭難時に発見しやすい反射素材が用いられていることも大きな特徴です。
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Cimg40701  浮き袋は肩ヨーク部分に納められていて、軽く、取り外しやすいように、改善したといいます。このアイディアは、とくに子ども服におすすめ、と思いました。

Cimg40801  襟は変形させることで、マスクと同様の効果が得られるデザインになっています。煙だけではなく、埃や花粉など、平時にマスクが必要な場面にも使えるアイディアです。

 来年は、火災保険料が値上がりするといいます。それだけ自然災害が増えて、収支が悪化しているのですね。
 災害に備えて、一人ひとりが身を守る意識を持つことが大切になっています。おしゃれに着用でき、その上防災服としての機能も備わった衣服の提案は、その有効な手段の一つになるでしょう。 

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2014年5月27日 (火)

ユニバーサルファッション:進む大学のデザイン開発

 大学でユニバーサルファッションのデザイン開発研究が進んでいます。とくに3.11東日本大震災以降、ファッションも社会貢献を意識したデザイン設計を採り入れる動きが顕著になってきました。
 大妻女子大学家政学部被服学科ファッション造形学研究室の大網美代子先生も、そのお一人です。障害の有無にかかわらず、おしゃれを楽しめるユニバーサルファッションのデザイン提案に尽力されています。昨年11月には、埼玉県総合リハビリテーションセンター(埼玉・上尾市)で、ファッションショーを開催し、身障者のニーズに対応した一般商品のための装いを披露されました。

 先般の服飾文化学会大会では、「ユニバーサルファッションのデザイン設計に関する開発研究」と題する発表を行い、安全や着やすさなどで加えた機能が美しいかどうか、誰もが着用できるユニバーサルファッションになり得たかなどを、着装観察やアンケート調査で明らかにされています。

 作品も展示されましたので、ご紹介しましょう。
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 左は、多様な組み合わせを楽しめて、着脱もしやすく、襟のホックも左右でかけやすいデザインになっています。
 真ん中のエレガントなブラウスは、頭からかぶって着る貫頭衣で、脱げば一枚の平らな布になります。スカートはウエスト部分が調節できるように工夫されています。
 右のロングドレスは、車椅子の方のためのフォーマルドレス。上からかぶって首の両サイドで留めて着用します。
 胸下切り替えで、ウエストを圧迫しない形。後ろ見頃は上下に分かれていて、後ろが引っ張られても大丈夫な仕様です。ロングスカートは座った時に危なくないように、パールボタンと花のモチーフでつくったボタンホール装飾で、スカートの広がりをおさえ、安全なスカートになるようにデザインされています。
 
 今、ファッションは目まぐるしい消費の渦中にあり、標準サイズの美しさに重点が置かれて、身体に障害のある人が欲しい服が手に入らない現状です。大網先生のご提案は、まさにこの現代ファッションの問題に一石を投じるもので、大変尊い、と思いました。今後ますますのご研究の成果を楽しみにしています。

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2014年5月26日 (月)

ヒールレスハイヒールに興味津々!

 ヒールのないハイヒールとは! これでは歩けない、と思います。でも元来ハイヒールはつま先歩きです。かかとが無いつま先立ちスリッパが、健康ダイエットスリッパとしてヒットしているといいますし、やはりこれも“あり” なのですね。
 このヒールレスハイヒールを愛用しているのが、ミュージシャンのレディ・ガガ。彼女が転倒したことで、それがまた話題を呼び、一斉を風靡しているのがこの靴です。

 先日行った女子美アートミュージアム「高田喜佐 ザ・シューズ」展の関連イベントで、このレディ・ガガ専属のシューズデザイナーでファッションデザイナーでもある、舘鼻則孝氏が、キサ代表の高田邦雄氏と対談する特別講演が行われました。 
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 講演で、舘鼻さんは、ご自分の生い立ちをユーモアたっぷりに語られました。新宿歌舞伎町生まれで鎌倉育ち、28歳の若きアーティストであることを知り、そういえば鎌倉のタウン紙に出ていたことを思い出しました。
 人形作家だった母の影響もあり、世界的ファッションデザイナーになることが夢だったそうです。このため日本のファッションであるキモノを勉強しなければと、東京芸大工芸科に入学、友禅染めなどを学ばれます。そして卒業制作に、ちりめんのドレスと、花魁の下駄から発想した靴を発表します。花魁の下駄は、歩くことを否定する履物です。その前衛性に着目し、未来を感じたといいます。
 卒業後、まもなく「NORITAKA TATEHANA」ブランドを立ち上げ、この靴を自ら世界に発信しようと試みますが、なかなか受け入れられず、唯一価値を認めてくれたのがレディ・ガガのスタイリスト、ニコラ・フォルミケッティ氏だったそうです。そしてこれをきっかけに一躍、世界の注目の的になっていきます。

1  写真左は、舘鼻さんがデザインしたヒールレスハイヒールです。一見、見たことがないモダンな形ですが、よく見るとそこにはコッポリとか缶ポックリなどといった、日本的な精神が流れているのを感じます。

 クールジャパンといっても、伝統そのままでは少しも新しくないし、外見を和っぽく見せただけでは、単なるコピー。舘鼻さんは、「過去を遡り、それを未来にどう進めるか。それにはどのくらい過去をふり返れるかが大事」と話していました。

 一人で何もかもこなし、創るのは、すべてオーダーメイド。顧客はほとんどが外国人といいます。
 日本文化に潜む前衛性を、世界に伝える伝道師、舘鼻さん。次はどのようなものに取り組まれるのでしょう。興味津々に見ています。

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2014年5月25日 (日)

「高田喜佐 ザ・シューズ展」“靴はファンタジー”の軌跡

 「おしゃれな人は靴に凝る」といわれるようになった70年代ですが、一般には女性靴といえばまだまだ皆同じような黒やベージュのパンプスばかり。そんな時代でしたから、シューズ・デザイナー高田喜佐(1941-2006)が手掛ける「キサKISSA」の靴は憧れの存在でした。都心の高級ホテルにあるブティックを覗いては、見るだけで買えない自分に、ため息をついていたものです。

 その「キサKISSA」の「高田喜佐 ザ・シューズ展」が今、神奈川県相模原の女子美アートミュージアムで、6月8日まで開催されています。先日女子美術大学キャンパスで開かれた服飾文化学会大会で、特別見学の機会があり、行ってきました。
 会場には、高田喜佐が41年間にわたり、世に送り出した靴が、約800足展示されています。ファンタジックなパンプスやカラフルなサンダル、スポーティなズックなど、“靴はファンタジー”の精神で機能的な靴づくりを実践してきたクリエーションの軌跡を一望できます。
 いずれも遊び心があって、はきやすそうです。足を入れたら気持ちが明るくなる、そんな靴が揃っていました。

 その一端を、チラシ掲載の写真でご紹介しましょう。

Scan0201  左は、ポスターに使われている「ひな壇ブーツ」です。
 光沢のある鮮やかなシルクサテンを貼ったカラーブロックボーダーが目に飛び込んできます。ファッションデザイナーの山本寛斎「KANSAI IN LONDON」のために、1971年に制作された厚底サンダル型のブーツで、靴のファンタジーを追求するデザイナーの真骨頂ともいえる作品。

2_2  右は、1966年のデビュー作品で、トップラインをスパンコール付きフリルで飾った、スエードのパンプスです。ブランド名は「KISSA」ではなく、ローマ字で「KISA」となっています。

1  左は、ヴァンプに白いムートン使いのウイングチップ。父の靴磨きをした子どもの頃を思い出しながら、つくったという、メンズタイプの靴。1980年代後期。

 日本に初めて靴にデザインの概念をもたらした高田喜佐。彼女が後の世代に与えた影響は非常に大きいものがあります。
 まさに靴デザイナーの先駆者と、感慨を新たにした展覧会でした。

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2014年5月24日 (土)

紫蘭の花

 先週は、よく行くお寺の庭で咲いていた紫蘭(シラン)が見頃でした。玄関にも、この花が活けられていて、奥ゆかしさを感じました。
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Cimg38721  同じ蘭でも、洋ランのような華やかさはありません。美しいけれど、ちょっともの憂げな風情がある花です。紫だけではなく、シロバナのものも咲いていました。調べましたら日本原産とか。日本の土壌に合っているので、どこにでも生えているようです。 
 でもやはりお寺のような場所で、それも木の根元あたりにひっそりと咲くのが似合っていますね。

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2014年5月23日 (金)

「こども展」モデルになったこどもたちがカワイイ!

   「こども展―名画にみるこどもと画家の絆」が、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで、6月29日まで開催されています。先日、内覧会に招待され、行ってきました。

 何といっても、モデルになったこどもたちがカワイイ!。ちょっと寂しそうだったり、きつい表情を浮かべたりしていても、こどもは皆、無条件に愛くるしくて、見終わった後、ほのぼのとした気分になりました。すっかり癒された感じです。

 本展は、4〜5年前にパリのオランジェリー美術館で行われた原題「モデルになったこどもたちLes enfants modeles」を日本向けに再構成したものだそうです。パリでは何と約20万人も来場したとか。まさに大人気の展覧会だったのですね。
 これを構想されたのは、元館長のエマニュエル・ブレオン氏。ご自身が代々画家を輩出する「デュビュッフ一族」の末裔であることから、家族の肖像画に関心を抱くようになり、画家であった祖先たちが遺したこどもたちの絵を紹介する絵画展を思いつかれたといいます。自分のこどもたちを描いた絵であるため、他所に出されることはなく、個人所蔵のものが多いそう。このため収集にはかなり手間取ったといいます。ちなみに出品作品、全87点のうち、ほぼ半数が個人蔵とか。

20140504_1152143_5  それでは注目の作品をご紹介しましょう。

 まず、展覧会のポスターになっているアンリ・ルソーの「人形を抱く子ども」(1904-05年頃)。
 遠近法を無視して描かれた少女は、堂々とした体形で力強く、確かに本展の目玉にふさわしい作品と思いました。この子の思いつめたような眼差しは、当時我が子が早世し、妻が他界した画家のつらい心境を反映しているといいます。
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 やはりポスターに使われているルノワールの「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」(1887年)。絵の前で解説していらっしゃるのが、エキシビション・ディレクターの中山三善氏です。
 ジュリー・マネの父親は印象派の画家エドゥアール・マネの弟、母親は画家のベルト・モリゾで、8歳のジュリーは、どこかもの悲しげな顔をしています。これは両親が若くして亡くなるという悲劇に見舞われたからでは、といわれているそうです。
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 ルノワールの息子たちの絵が展示されているコーナーです。男の子なのに、女の子の姿で描かれていて、何とも可愛らしい。男の子は、悪魔に魂を奪われないように、女装させ、女の子として育てる風習が根強くあったのですね。無事成長した息子たちは、この絵を見て恥ずかしがっていたとか。
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 左は、前述の中山三善氏が、本展で“もっとも可愛い”子どもの絵という、シャルル・ブランの「ジェルメーヌ・ピショの肖像」(1881年)、また右は、“もっとも賢い”という子どもの絵、レイモン・レヴィ・ストロースの「子どものクロード・レヴィ=ストロース、 あるいは木馬の三輪車にまたがる子どものクロード・レヴィ=ストロース」(1912年)。
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 アンリ・ジュール・ジャン・ジョフロワの「教室にて、子どもたちの学習」(1889年)も興味深い。これは、フランスで義務教育が始まった頃の作品で、ペンで字を書いている年長の子どもたちと、後ろの方で、小さな黒板に書く練習をしている小さな子どもたちが描かれています。日本の文科省にあたるフランス国民教育省の控室に架けられている絵だそう。
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 この他、モネやセザンヌ、ピカソ、7人もの子宝に恵まれたというモーリス・ドニ------、巨匠の子どもたちの絵が並び、最後に、フジタの作品が出ていました。子どもがなかったというフジタの絵は、天使のように純真な子どもたちを描いたもので、感銘しました。

 展覧会は6月29日まで。
 なお写真は、美術館より特別に撮影の許可を得て撮ったものです。

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2014年5月22日 (木)

ミラノサローネ2014 街ぐるみで盛り上がるミラノ

 毎年4月にイタリアで開催される世界最大の国際家具見本市、ミラノサローネは、年々拡大を続けるビッグイベントです。街ぐるみで盛り上がっているといい、ファッションにも大きな影響を与えています。
Cimg39521_2  その最新情報をリポートする報告会「Milano Salone Description」が、14日、東京ミッドタウン・デザインハブで開催されました。登壇したのは、この会を企画されたMIRU DESIGNの青木昭雄氏とデザインジャーナリスト土田貴宏氏です。

 これによると、ガラスやミラー、大理石といった素材使いが増えているとのこと。ファッション素材も透明感や光の反射が重視される傾向ですので、似ていますね。

 またカッシーナCassinaの会場デザインを担当した建築家の藤本壮介氏や、マルニ木工のプロダクトデザイナー深澤直人氏など、ここでも日本人の活躍が目立つようです。

Cimg39631  豊富なビジュアルをご紹介いただいた中で、とくに印象的だったのは、アパレル関連の展示で、nendo x COS。デザインオフィスnendoの佐藤オオキ氏とスウェーデンのファッションブランドH&Mの高級ラインCOSがコラボした特別展示です。白いシャツの色が、時間軸ごとに変化していく過程を見せるコンセプトは、ファッションの本質をとらえている、と思われます。

Cimg39601  最後に発表のDescription賞では、インスタレーション賞のシチズンに惹かれます。8万個もの時計パーツを使用し、音と光の競演を演出した空間は、さぞかし幻想的だったのでは!
(写真はいずれもスライドのヴィジュアルから)

 来場者35万人と言われ、街を巻き込んで拡大するミラノサローネ。来年はミラノ万博の年でもあり、ミラノ市は街をあげてのお祭りムードに包まれることでしょう。ぜひ行ってみたいものですね。

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2014年5月21日 (水)

豊口武三遺作展「タケゾー」のクリエイティブな世界を偲ぶ

Scan0200_2  長年、ファッションデザイナーとして活躍された豊口武三さんの遺作展が、東京うおがし銘茶築地新店茶の実倶楽部で、31日まで開催されています。
 会場には、巧みな筆致で描かれた画や陶芸作品、それに人形が展示されています。
 私も初日19日に訪れ、同氏のファッションブランド「タケゾー」のクリエイティブな世界を偲んできました。
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 画は、ファッション画の他、たくさんの墨彩や水彩画が展示されています。時にやさしいタッチで、時に力強いグラフィックで描かれた作品は、もともと画家を目指されていたという同氏のアーティスト精神を感じさせます。
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 陶芸はここ数年前から始められたそうですが、さすがの腕前です。
 
Cimg41101  とくに人形は、文楽人形さながらで、趣味の域を超えています。聞けばもう40年もつくり続けていらっしゃったとか。
 
 ファッションでは、天然素材を基本に、ナチュラルでありながら、アバンギャルドなコーディネーションを提案されていました。私はそんな「タケゾー」の服が大のお気に入りで、今も愛用しています。 
 デザイナーで、すばらしいアーティスト・クリエーターでもあった豊口武三さんに、しばし思いを馳せたひと時でした。

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2014年5月20日 (火)

クラボウ“潤いのヴェールをまとう”新素材発表

 クラボウ繊維事業部は、15-16日、東京・銀座で、「KURABO TEXPO’15-ヒラケ・ミライ-」をテーマに、展示会を開催しました。未来に向けたテクノロジーとテキスタイルが発表される中で、もっとも注目されたのが、“繊維×日本酒”から生まれた新素材、「エニータイム ANYTIME〜潤布〜」です。
 
 これは日本酒由来の保湿成分“αGG(アルファジージー)”配合素材で、“潤いのヴェールをまとう”ように、滑らかでしなやかな感触。繊維加工技術のクラボウと、この成分を発見した清酒「白鹿」の醸造元・辰馬本家酒造、そしてその保湿効果を化粧品で展開しているノエビア化粧品の3社による共同開発で誕生したといいます。
 展示会では生地や製品展示とともに、このすぐれた保湿性や肌への有用性に関するデータが、紹介されました。
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 酒は百薬の長、とも言いますし、酒風呂健康法も知られています。「エニータイム〜潤布〜」は、いいところに目をつけたと思います。今後の展開が期待されます。

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2014年5月19日 (月)

2015春夏T・N JAPAN東京展「見映える」をテーマに

 T・N JAPAN(テキスタイルネットワークジャパン. )東京展は、各産地の有力テキスタイルメーカーによる合同個展。早くも今年で17年目(始動から18年目)を迎えるといいます。

 その2015春夏もの展示会が、8―9日、東京・北青山で開催されました。出展したのは、26社で、今季のテーマは「見映える」です。運営委員の野末和志氏は、「サーフェイス・インタレスト、つまり表面変化など、布地の様々な表現を見せる生地を前面に打ち出しています。けれども決して大げさなものではなく、よく見ると工夫がわかるものが多い」と語っています。 
 
 各社各様のセンスと技の競演が光る中、とくに目立った新作をご紹介しましょう。
 
○播州の機屋(播州織工業組合) 兵庫県
Cimg37951_2  遠孫織布の光る表面感の綿織物に注目。


Cimg37811  緯糸にラメ糸を打ち込んだジャカード織で、とくに鱗のような効果を出した素材が目新しい。

 
シバサキマテリアル 埼玉県
 「ありそうでなかった!天竺や裏毛」がコンセプト。
Cimg38031  とくに注目はインディゴのニット素材。
 デニムに使用されるロープ染糸を麻・シルク・和紙・モヘア・アルパカなどの異素材と交撚し、季節感のある糸をつくったといいます。微妙に見え隠れするインディゴの表情とニットならではの質感が興味深い。

福田織物 静岡県
Cimg38131  今シーズンはパンチング素材を訴求。超極細綿織物に施した規則的な穴あき効果が新鮮な効果を呼び起こしています。

Cimg38181  右は、やはり超極細の綿ピケ。そのしなやかな゜手触りに驚かされました。
 世界市場にないものを目指す、同社ならではの提案です。

古橋織布 静岡県
Cimg38331_2  ポリウレタンコーティングでペーパーライクに仕上げた薄地の綿素材が斬新。オレンジなど、これまでにない明るい色使いも好評の様子。
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福井経編興業 福井県
 トリコット、ダブルラッシェル素材は折り紙付きのすばらしさ!
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 とくに目に付いたのは、コードレーンのような生地。たてのループにコットン糸やラミー糸の緯糸を挿入した新感覚の経編で、布帛のように生地がほつれないのも特徴。

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2014年5月18日 (日)

2015春夏米沢織の魅力発信

 2015春夏向け米沢織の魅力を発信する展示会「ヨネザワテキスタイルコレクション」(米沢繊維協議会主催)が、この8-9日、東京・南青山で開催されました。

Cimg38511  出展したのは、産地の有力企業17社。このところ高付加価値素材が人気とあって、同産地が得意とするジャカード織物が高評価を得ているとのことでした。

 全体に春らしい、明るいさわやかなカラーが目立ち、薄くて軽い、ときに透けるタイプの生地が増えています。注目企業の素材をビックアップしましょう。

青文テキスタイル
Cimg38621  オリジナリティにあふれたジャカード織物やジャージー生地を訴求しています。

 右写真は、しっかりした厚みがあって軽いジャカード織。乱れた線構成の柄が今風です。ポリエステル79/綿21。
Cimg38591
 とくに目新しく映ったのが、コットン/ナイロン混のニットシリーズ、写真上。
 日本では数少なくなってしまったという編み機を駆使してつくられたという、とびベロアなど、やや粗めのジャージーで、同社ならではの独創性が感じられます。

○今正ファブリック
Cimg38531 Cimg38541   
エレガントな光沢のある        白の薄地ストレッチジャカード
綿100%ジャカード           綿62/ナイロン30/ポリウレタン8

結城通商
Cimg38631  シンプルな柄行きのジャカードと明るい色が来春らしい。

Cimg38651

 写真右は立体感のあるジャカード織。ポリエステル31/綿39.

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2014年5月17日 (土)

「米国および世界の綿業界見通し」マーケット拡大へ予感

Cimg39971_2  CCI国際綿花評議会会長ジョーダン・リー会長が、「コットンの日」イベントに合わせて来日し、共同記者会見で、「米国および世界の綿業界の見通し」について語られました。
(写真はイベント会場で挨拶されるリー会長)
 
 これによると、世界経済は回復傾向にあり、綿花生産量も安定していることから、コットンマーケットの需要拡大が期待される、といいます。

 その概略は次のようです。
 米綿の生産高は、昨年比15%増と見込まれています。とくに米綿の50%を担う綿作地帯であるテキサス州で、旱魃がなければ、さらに上昇するでしょう。綿花は、中国需要の低下もあり、供給が需要を上回る状況が続いており、綿花価格は下がる傾向にあります。
 また綿花在庫は、全体に増加しています。それは在庫がこれまでのように中国のみに集中するのではなく、それ以外の国々が備蓄を増やしているからです。中国は、食糧重視政策もあり、自国の綿花生産量を減少させていますが、在庫を一挙に放出させるようなことはしないとみています。放出しても国内消費に少しずつ回す程度でしょうから、綿花相場の乱高下はないでしょう。
 さらに米綿価格は来期、90セントから80セント台になるものと予測しています。消費者のコットンへの要望が高いこともあり、好ましい状況になっているのではないでしょうか。今後の伸びを期待していますし、できれば10年前のレベルまで、消費を押し上げたいと思っています。
 最後に米綿のイールド(収穫量)について。農地の面積自体は増えないでしょうが、イールドは高くなると予想しています。GPSによる、土壌の状態を測定する技術が進化し、適切な場所に最適な水分量や養分などを与えることができるようになってきました。農薬や肥料をチェックし、最小限に抑えるシステムが構築されている、といいます。
 
 コットンは、言うまでもなくエネルギー・ポジティブで、太陽のエネルギーで成長し、炭酸ガスを取り込んで酸素をつくり出す、再生産可能なサスティナブルな繊維です。
 商況も、コットンにとって、またとないよい環境が巡ってきているようです。今後のコットン消費拡大を大いに予感させる会見でした。

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2014年5月16日 (金)

「コットンの日」COTTON USAアワードと新ロゴ発表

 昨日、ウエスティンホテル東京で「コットンの日(5月10日)」イベント(CCI国際綿花評議会主催)が開催されました。

 恒例の「COTTON USAアワード2014」発表会で、「コットンといきる人」に選ばれたのは、女優の檀れいさんと桐谷美玲さん、歌舞伎役者の片岡愛之助さん。いずれもコットンのようなさわやかさとやさしさ、引き寄せる力のある方々です。
 授賞式で、檀さんは「自分の素(す)の部分を見ていただいた気がしてうれしい。無限の可能性を秘めたコットンのように表現できる女優になりたい」、桐谷さんは「コットンは、いつもそばにあってやさしく包み込んでくれる存在。やわらかくてやさしい、親しみやすい人でありたい」、片岡さんは「汗をかく役者にとって、コットンはなくてはならないもの」などとコメント。 

 またもう一つ、驚きの発表がありました。それはCOTTON USAマークの新ロゴのお披露目です。
Cimg40001  CCIグローバル・マーケティング担当理事ロバート・ミラー氏によると、「今年はCOTTON USAマークキャンペーンがスタートして、25周年という記念の年。コットンのすばらしい精神を見つめ直していただこうと、ロゴを一新した」といいます。

 まさに「COTTON IS BACK(コットン再生)」!

10369736_570447983060707_49766568_2  新しいロゴマークは、コットンのシンプル、ピュア、クリーンなイメージと、芽が出て花になる様子を一筆描きで表現しています。コットンがふんわりとやわらかくて、人にやさしい、いつまでも持続可能な植物であることを上手に表しているデザインと思いました。
 きっと愛されるマークに育つことでしょう。

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2014年5月15日 (木)

非言語コミュニケーションが7割

 7ヶ国語を駆使する国際派落語家として著名な三遊亭竜楽師匠の講演会「日本の笑いが世界を駆ける~三遊亭竜楽ヨーロッパ落語道中~」が、上智大学ヨーロッパ:研究所主催で開催され、改めて非言語コミュニケーションの重要性に感動させられました。

 師匠は外国語を話せない、といいます。それなのに、各国の言葉で、ときに日本語も交えて語る落語に聴衆は大笑いします。人間は70%以上を言語以外でコミュニケーションしているのだそうです。

81vu2gaqzgl__aa1500_ とくに落語は表情や身ぶり、手ぶりを駆使して、コミュニケーションできる芸なので、各国で大ウケといいます。また想像力を働かせる芸でもあることから、お国柄によって、笑いの質が違うという話も、興味深かったです。
 たとえばいわゆるコメディアンがいない国、ドイツでは、無口で真面目で、決して笑わない人が多いとか。そこで考えさせることで笑いをとるといいます。またフランス人は少し気取っていて、なかなか笑わないけれど、動きを見ているのでやり応えがあり、細かいしぐさに気を使うそう。さらに笑いが止まらなくなるのはイタリア人。ここでは笑い過ぎないように適度にセーブするとか。
 
 小噺もあり、久しぶりに楽しませていただいた上、コミュニケーションの取り方も学ばせていただきました。言語ではない部分、外見や話し方、姿勢、目線、声質など、5感に訴えることの大切さを、しみじみ思ったことてした。
 今度はぜひ竜楽師匠の独演会に行ってみようか、と思っています。

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2014年5月14日 (水)

「バルテュス展」ドラマチックな猫と少女たち

 「バルテュス Balthus 展」が、上野の東京都美術館で開催されています。「これは本当にスキャンダラスなのか?この核心は観た者にしか迫れない」というセンセーショナルなコピーに、女性でもドキッとするポーズの少女像、バルチュスってどんな画家という好奇心から、先日、見に行ってきました。

 やはり目を惹かれたのは、ほっそりとした美しい少女と画家の分身ともいわれる猫が描かれている絵です。ドラマチックな情念の炎のようなものを感じさせます。

2014_balthus  ちらしに使われている少女像(写真左)のタイトルは、「夢見るテレーズ」です。目を閉じたテレーズは何を夢想しているのでしょう。猫は床で一心にミルクを飲んでいます。「バルチュスの神秘」というにふさわしい画で、画家が誤解されたとしても無理はないのかも、と思ったりして----。
 

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 もう一つのちらしの絵(写真右)、「美しい日々」も、手鏡を見る屈託のない少女と、少女には無関心を装いながら薪をくべる男性が描かれています。ここにもどこかあやしげなドラマ性があります。
 
 中でももっとも面白いなと思ったのは、「地中海の猫」。これはパリの高級海鮮フランス料理店「メディタラネ(地中海)」の店内で長年、飾られていた絵だそうです。この店には昔、行ったことがありましたが、そんな名画があったとは気づきませんでした。
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 画の中の美しい虹は、しだいに魚になって、料理されてお皿にのり、それを猫がまさに食べようとしている図です。でもそう見えて、実は猫がお客様を迎えているところともいいます。傍らには大きな伊勢エビも置かれていて、左下に描かれた少女は船に乗って手を振っています。魚はこの少女が釣ったのでしょうか。ストーリーが想像できて、ユーモラスです。
 
 バルチュスは、1967年に美貌の日本女性、節子夫人と結婚します。その後の作品には、がぜん東洋のイメージが盛り込まれるようになり、夫人がモデルという浮世絵のような作品も見られて、興味深いです。
 
 会場には、スイスのグラン・シャレにある画家のアトリエも再現されていました。解説ビデオによれば、何よりも自然の光を大切にし、アトリエには、人を誰も寄せ付けなかったとか。気性は相当気難しかったのではないでしょうか。
 「称賛と誤解だらけの、20世紀最後の巨匠」バルチュス。その人となりが迸り出てくるような展覧会でした。開催は6月22日まで。

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2014年5月13日 (火)

「スウェットのその先に」

 サッカーワールドカップの話題でもちきりの昨今、スポーツスタイルは、ファッションの重要な切り札となっています。中でもスウェットウェアは、季節が変わっても、勢いは衰えず、その先がますます楽しみなアイテムでしょう。
 日本綿業振興会発行の機関紙「COTTON PROMOTION コットンプロモーション」(2014年春号)のマーケティング・アイに、少し前に書いた記事、「スウェットのその先に」が掲載されました。画像をクリックしてご覧ください。
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2014年5月12日 (月)

華やかな牡丹の花

 風薫る5月は、花の季節。先日、東国花の寺100ヶ寺の一つ、鎌倉の円覚寺塔頭雲頂庵に行きましたら、大輪の牡丹の花が、匂うように咲いていました。
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 「座れば牡丹」というように座っても華麗な美人を形容する華やかな花です。だから振袖の花鳥風月に人気のモチーフなのでしょう。
 中国では花の王様ともいわれているそうです。まさに百花の王というにふさわしい、圧倒的な存在感を感じます。

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2014年5月11日 (日)

「黒の世界へ」益子展オープニングパーティ

Sakamakiflyerversookweb300   今、私の長年の友人、坂巻かほるさんが、陶芸で知られる栃木県益子町で、個展を開催されています。昨日、益子駅に近い「ヒジノワカフェ&スペース」でオープニングパーティが開かれました。
 右はその案内状です。
 
Cimg39031  坂巻さんは画業に打ち込まれる以前、子ども服関連のデザイナーとして活躍されていたこともあり、パーティには、ファッション関係の仲間たちも多勢集まっていました。
 個展は、昨年初のパリ展に続き、これで2回目といいます。なぜ益子で行うのかというと、この地で有機農業を営まれている山崎農園の農園主山崎光男氏のお誘いがあったからだそう。同農園とのお付き合いはもう13年にもなるそうで、採れたての有機野菜をたっぷりと使ったお料理がふるまわれ、大変美味しかったです。
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Cimg39081  テーマは「黒の世界へ」で、作品は墨やグアッシュ、インクなど様々な黒の濃淡が中心の墨彩風です。
 和紙に描いた優美な筆さばきのスタイル画に加えて、今回は、益子の地に因む陶芸職人の、とくに手の動きに焦点を当てた新作が8点展示されています(写真右上)。
 ごつごつした太い手が、坂巻さんらしいやわらかな筆致で描かれていて、職人の優しさと力強いパワーが伝わってくるようです。
 
Cimg38971  また仏僧の巡礼姿を写した絵も数点出品されていて、思いがけなく思いました。聞けばもう100カ所以上も霊場を巡られているとか。
 バリ展でも好評だったそうです。
Cimg38981  右は販売コーナーです。私もハガキサイズのものを購入。
 
 これからも日本各地で受け継がれている伝統の「動」と「静」を描写し続けていかれるという坂巻さん。ますます頑張って!次を期待しています。
 なお、この益子展は18日までです。

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2014年5月10日 (土)

特別展「キトラ古墳壁画」飛鳥から東京へ

Cimg36761  今、話題のトーハクこと、東京国立博物館で開催中の「キトラ古墳壁画」展を見て来ました。何が話題かと言うと、その混雑ぶりです。入場制限をしていて、ツイッターで、待ち時間約100分とか約90分とか、いつ行っても長時間かかることを知らせているのですね。私も待つことを覚悟して、昨夕5時過ぎに行きました。昨日は金曜日で夜8時まで開館していたのです。列の少し後ろに、60分待ちの表示がありましたけれど、40分ほどで入れたので、かなりラッキーでした。
 
 目指す壁画は、館内の一番奥にあり、行列しながら、立ち止らないようにと促されての見物です。4つの神獣のうち玄武、白虎、朱雀と、干支の子と牛が展示されています。これらの壁画が石室の壁に描かれていたのですね。石室の幅と高さは1メートル、奥行2.4メートルとのことで、棺を入れたらもういっぱいの広さですから、絵師は寝転んで描いたのでしょうか。黒ずんでいましたけれど、亀に蛇が絡まる玄武、歯をむき出す白虎、尾の長い朱雀の姿は、細かい線まで見てとれました。でも子と牛については、影だけでほとんど判別できませんでしたが---。
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Scan0199  写真上は本展のチラシで、朱雀の絵が使われています。右は玄武です。

 
 それにしても1300年も前に、被葬者を弔うために、このような絶妙な絵が描かれていたとは! 何と神秘的でしょう。それもお墓ですから蓋をしてしまえば、後にも先にももう誰も見ることのない場所に、です。どんな仕事も丁寧にこなす、日本の職人魂がありありです。
 飛鳥時代、仏教は既に伝来していたはずですが、人々の死生観は、仏教ではなく中国の陰陽五行説の思想に基づくものだったのですね。それは現在も干支占いなど連綿と続いているのですから、おもしろいなと思います。 
 
 最初のコーナーで展示されていた複製陶板も見事なつくりでした。とくに印象に残っているのが、石室の天井に描画されていたという天文図です。北極を中心に、朱色の黄道や金箔に彩られた星々が円形に散りばめられ、北斗七星やオリオン座などの星座や太陽、月が表現されています。世界最古の星宿図ともいわれているとか。古代の人々も星空を見上げては、星座を探していたのでしょうね。

 また高松塚古墳の飛鳥美人の複製もあって、現状とは異なり、発見当時は極彩色に彩られていた様子がわかりました。この他太刀などの副葬品も出品されています。
 
 「日本文化のふるさと、ここにあり」といった感じで、長く待たされましたけれど、行った甲斐はあったかなと思っています。何しろこれが最初で最後の一般公開というのですから。展覧会は18日までです。

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2014年5月 9日 (金)

ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション展

 イタリアのミラノにあるポルディ・ペッツォーリ美術館は、19世紀末、ミラノの貴族で美術収集家であったジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリの私邸を公開した美術館。17世紀に建てられた邸宅で、ずっと以前のことですが、ミラノのテキスタイル見本市モーダインのイベントで、館内を見学したことがあります。

20140403_1101492  この美術館展、題して「華麗なる貴族コレクション展」が今、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催されています。当時見た、重厚な甲冑のコレクションや絵画、彩り豊かなステンドグラスに目を奪われたことが思い出されて、先日、見に行ってきました。 

 見どころはいろいろありますが、やはりルネサンス絵画の黄金期の作品を集めた「黄金の間」が一番でしょう。引き寄せられるように、自然に足が向いてしまったのが、ちらしに掲載されているピエロ・デル・ポッライウォーロの横顔美人、「貴婦人の肖像画」です。貴婦人はまるで生きているかのようでした。パールとルビーの首飾りから、婚約の図とも言われているそうですが、色艶が美しくて、活き活きとしています。当時、美のポイントは、広い額にありましたが、それを強調する髪飾りや、また袖のアザミの花紋などに、この時代の最新流行をしのぶことができました。

 この他、サンドロ・ボッティチェッリの「死せるキリストへの哀悼」や、ジュゼッペ・モルテーニの「レベッカ」など、注目の名画も展示されています。
 十字架やゴブレットなどのベネツィアン・ガラスのコレクションもあり、華やかな貴族文化の一端を垣間見ることができる希少な展覧会です。
 開催は25日まで。

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2014年5月 8日 (木)

伊勢神宮に初参拝!

 伊勢神宮は、地元の方は「お伊勢さん」と呼んで親しんでいるのですね。実は先日、この近隣に在住している伯母に誘われ、初めて伊勢神宮を訪れ、参拝しました。

Cimg36251  江戸時代、「お伊勢詣り」といって、一生に一度は参拝したいと願った伊勢神宮。お辞儀して鳥居をくぐると、参道沿いの木々の枝葉から玉砂利まで、霊験あらたかなものに思えてくるから不思議です。
 
 昨年は、ここお伊勢さんの20年に1度の「式年遷宮」と出雲大社の60年に1度のそれとが重なって、遷宮ブームに湧いた境内ですが、今年はゴールデンウィークというのに、人影はまばらで割合静かでした。行列もなく、落ち着いて参拝することができました。

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 順序通り、最初に外宮(げくう)、次に内宮(ないくう)<写真上>を参詣します。いずれも正宮の内部には入れず、また写真撮影も禁止で、少し残念でした。正式参拝というわけではありませんので、仕方がないですが----。

Cimg36061  でも正宮とともに新築された、正宮の次に格式の高い、外宮の多賀宮と、内宮の荒祭宮<写真右>は、写真OKでした。木の香りが漂う白木のお社は実に簡素なつくりです。中には特別なものは何もありません。
 この他に、まだ14あるという別宮も、同様に、格の高い方から順番に建て替えられるといいます。

  それにしても神様は、20年ごとに新しい住まいへお引越しになるとは!
 それが1300年も前から続く伝統の行事なのです。神様は新しいものが大好きと考える、日本人の新しいもの好きはここから始まっていたのですね。そしてこの精神が、日本のモノづくりを絶えず進化させてきたといえるのでしょう。
 新しいモノへの好奇心、失いたくないですね。
 
 参拝を終えて、お抹茶をいただいたり、お能を見たり、お茶室を見学したりして、「おかげ横丁」へ入ると、そこはお祭り騒ぎのにぎやかさ。
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 「神恩太鼓」のパフォーマンスもあり、久しぶりに楽しませていただいた一日でした。

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2014年5月 7日 (水)

「コロモ・バイ・デコ・スガイ」京都にショップオープン

 ファッションデザイナーの菅井英子さんが手掛ける「コロモ・バイ・デコ・スガイCOROMO BY DECO SUGAI」が、先月末、京都市内に念願のショップ「DECO japan」を、オープンされたと伺い、行ってきました。
 
 店舗は、京都では今はもう珍しいという、ひと昔前の面影を宿す町屋を、ブティック兼ギャラリーにしたもので、一番奥がアトリエになっています。48坪と広く、「ここならランウェーショーもできるし、ちょっとした講演会も開ける」と菅井さん。 

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 店頭には、友禅柄ジーンズに型染めTシャツ、金彩加工のジャカード織ドレス(写真右)、錦織のバッグなど、京都の伝統を生かして開発されたオリジナル素材による個性的なコレクションが、情感豊かにディプレーされています。何とデニムに友禅模様を染め出した着物もあって、びっくり! 

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 両サイドとその奥はギャラリーで、ヴィンテージな趣の陶磁器や漆器、絵画などが展示販売されています。
 ファッションを文化と捉える、このブランドらしい空間です。 

 ブランドコンセプトの「自然との共存」、「伝統と技術の共存」、そして「遊びと機能の共存」が、見事に具現化されていますね。ここをベースに、ぜひ「コロモ・バイ・デコ・スガイ」のデザインを、世界へ発信していってくださるよう、期待しています。

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2014年5月 6日 (火)

「Future Beauty日本ファッション:不連続の連続」展

Cimg37501  京都国立近代美術館で開催されている「Future Beauty日本ファッション:不連続の連続」展に行ってきました。

 これは「Future Beauty」展の巡回展です。2010年にロンドンのバービカン・アート・ギャラリーで初めて行われた後、5都市を回り、今回の京都で6都市目となります。

6bf10e5f77f7b008cb939ab372815e3b_2  私は2年前に東京都現代美術館で開催された「Future Beauty日本ファッションの未来性」展を見ていたのですが、本展のちらしやカタログの表紙を飾る、山縣良和さん手掛けるリトゥンアフターワーズの作品に強く惹かれ、急きょ見に行きました。
 
 最初は「陰翳礼賛」のグループです。谷崎潤一郎の同名の小説になぞらえた、日本独特のほの暗さの文化や陰翳の美をファッションで表現する、川久保玲や山本耀司といったデザイナーの作品が並べられています。日本ファッションは、これを契機に世界へ向けて発信するようになります。

Scan01981  次は「平面性」で、着物の平面的な表現や着物のようにたためる服を展示したグルーブ。
 左の写真はその一つで、リスト表紙にも掲載されている、川久保玲のフエルトにピンクのフエルトをアップリケしたコート (2012年秋冬)。

 また東京展では見られなかった「イッセイミヤケ・リアリティラボ」の、平面から立体のドレスが立ち上がる、折り紙技法を活用したドレスも出品されていました。
 
 さらに「伝統と革新」グループでは、素材に対する日本人デザイナーの強い感性が示されます。
 とくに興味深かったのは、ご当地、京都ならではの伝統工芸の工房、西陣織の「細尾」や京友禅「千總」の「アートにしむら」、辻が花染めの「福村健工房」などとコラボレートした作品群です。職人技と新しい技術、デザイナーの創造力の融合が生み出す美に、感銘しました。これこそまさにクールジャパンでしょう。

Workimage401_1  右の写真は、マトフの長着で、襟とベルトは西陣織の金箔と螺鈿の引箔織使い(2007年秋冬)。
 
 また革新的なものとして、アンリアレイジのフォトクラミックな服(20013年秋冬)のコーナーもあり、紫外線を当てると、色が変わる様子を実演していました。
 
 最後は「物語を紡ぐ」です。ここでは日本の伝統を受け継ぎながら、サブカルチャーからの引用や独自のストーリーを服に盛り込む、若手デザイナーの作品が紹介されています。
 前述のリトゥンアフターワーズやアシードンクラウド、ミキオ・サカベ、ハトラなど、彼らは、着る人が彼らの服の物語に共感し、その続きを紡いでいってくれる服をつくろうとしています。これは、服が人と対話する、新しいコンセプトの服づくりです。

 ファッションの未来への胎動を、改めて感じさせてくれた注目の展覧会でした。

 最終日は11日で、あとわずか。どうぞお見逃しなく!

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2014年5月 5日 (月)

銀座エルメスで楽しいイベント

 銀座のエルメスでは、連休に合わせて、楽しいイベントを開催しています。
 久しぶりにお店の前を通りかかりましたら、長い行列ができていて、何かと思ったら、写真を撮るため、というのです。その先には、かわいい馬車の形をした家があって、「Portrait de la Famille Cheval(馬の家族写真)」と名付けられています。

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 これが噂の「エルメスのふしぎな写真館」でした。右側の写真のように扉が開くと、フランス人が中に入れてくれて、写真撮影し、出来上がった写真を無料で手渡してくれます。そしてこれを見ると、誰もがくすっと笑い出したくなるのですね。私もちょっと見せていただいたのですが、ポートレートの頭部が馬になっていて、びっくり。ユーモラスですね。
 
 フォーラムでは「コンダンサシオン:アーティスト・イン・レジデンス展」が行われていました。エルメスがサポートしている若手アーティスト、16人が制作したインスタレーションが展示されていて、なかなか見応えがありました。

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 とくに興味を惹かれたのは、正面入口を飾っていたウィンドウディスプレイです。(写真上)
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 これはオスカー・ディアズの「エルメスコープ」という作品。円形部分が万華鏡になっていて、覗くと、美しい幻想的な世界が現れます。

 有名なエルメスのスカーフの柄も、万華鏡をヒントにデザインされたものが多いとか。その小宇宙に魅せられました。

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2014年5月 4日 (日)

早くも「サンバ・フィーバー」

 2014FIFAワールドカップまで、あと1か月と少しになりました。ブラジルで開催されるとあって、百貨店などでは、ゴールデンウィーク前から、ブラジル関連のイベントが行われていて、今夏のファッションは、「サンバ・フィーバー」に彩られそうです。

Cimg36531  東京・伊勢丹新宿店では、この連休中、「Abracos do Brasil ! (アブラッソス・ド・ブラジル)~ブラジルの抱擁~」フェアを開催。
 サンバのリズムをBGMに、ブラジルのファッションや文化が各フロアーで紹介されています。

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トロピカルムードの         今、人気のブランド
プリントのドレス         「ハワイアナス」のサンダル  

 西武・そごうでは各店舗で、12日まで、ブラジルフェア「Oi! Brasil2014 イパネマの娘」を展開。
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Cimg36891_2  写真左は渋谷店1階正面のディスプレーで、高級リゾート地「イパネマ」を思わせます。
 「ボンフィン」という、奇跡の教会と呼ばれる「ボンフィン教会」で売られているカラフルなミサンガを結ぶコーナーもあって、楽しい雰囲気です。
 
 また渋谷のディーゼル・アートギャラリーでは、サンパウロ出身の新進ストリートアーティスト、ステファン・ドイチニコフの日本初個展も、23日まで開かれています。
 
Scan0197_4  テーマは、右写真のちらしに使われている女性像「ジュレマ・プレタ=黒のジュレマ」。ブラジルの土俗的フォークロアとゴシック風の宗教的図像が組み合さった、独創的なイメージです。独特のアイコンやシンボルマークも、神秘的で、どこかの教会に入り込んでしまったかのような印象でした。
 
 2年後にはリオ・オリンピックもありますし、当分ブラジルから目が離せません。「サンバ・フィーバー」は、今後ますます盛り上がることでしょう。

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2014年5月 3日 (土)

イエールモードフェスティバル PVグランプリに松重健太さん

 世界最高峰の繊維総合展、パリのプルミエールヴィジョン(略してPV)の広報担当から、4月30日、うれしいニュースが届きました。それは南仏のイエール市で行われた第29回イエール国際モードフェスティバルで、最終審査に残った10人の中から、日本人デザイナーの松重健太さんが、最高賞のPVグランプリに選ばれたという知らせです。
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 松重健太さんは、エスモード大阪校出身で、ファッションコンテストで優勝して、パリのサンディカに留学した経歴の持ち主。以前展示作品を拝見したことがあり、布地の扱いが上手で、繊細だったことを思い出します。

 もちろん私はこの方を直接存じ上げません。けれどイエール国際モードフェスティバルといえば、若手デザイナーの登竜門として世界的に有名なコンペティションです。とくにグランプリを受賞した作品は、PV9月展でコーナー展示されることになっていますから、また一つ、パリへ行く楽しみが増えました。
 今度は、現地での取材、期待しています。

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2014年5月 2日 (金)

今、白いスカートが人気!

 初夏です。店頭には、白があふれています。
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 中でも目新しく思えるのが白いスカートです。

1_2  昨夏は白いパンツが大流行しましたけれど、今年はスカートスタイルの復活もあって、スカートにピュアな白からオフホワイト、光る白など様々な白がいっぱい。素材もパリッとしたコットンやリネン、ベールのような薄地のもの、レースなど、様々。
 
 軽やかに見えて清潔な印象を与えられますから、シニアにもおすすめです。
 

 じわじわと流行り始めている透けるストッキングを穿いて、脚長に、また白いソックスと組み合わせてカジュアルに、楽しめそうですね。

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2014年5月 1日 (木)

「MATSUSHITA」母から娘に引き継げるニット

 「マツシタMATSUSHITA」は、長年ファッションデザイナーとして活躍されてきた松下陽子さんが、昨年の春、「ニットの素晴らしいものを、その楽しさをこの手で伝えたい」と新しく立ち上げたニットブランドです。

 エイジレスファッションをコンセプトに、母から娘に引き継げるニットを提案されています。糸も日本の高品質なものを使用し、日本の伝統に裏付けされたモノづくりへの思い入れから、職人が丁寧に仕上げたメイド・イン・ジャパンにとことんこだわっています。
 
 先週、今秋冬コレクションを発表する展示会が、渋谷区神宮前の新しいオフィスで開催されました。緑に囲まれた一角は、原宿界隈とは思われない、閑静な佇まいです。
 松下さんはさっそく新作を見せてくれました。
 
Cimg36451  まず目を惹いたのが、シャネルツィードならぬ、濃いインディゴデニムのテープを使って、モヘア糸と引き揃えて編んだシャネル調のスーツです。
 テープは、某大手ジーンズメーカーのデニム地の残布を引き裂いたもので、これは裂織りではない、裂編みです。しかもただ編んだだけではありません。きちんと洗いをかけて縮絨してありますので、しなやかでビロードのようなやわらかい肌触り。その上綿クズも出ません。手で止めつけたゴールドのチェーンなど付属もオリジナルで、裏地も付いていますから、きちんと着こなせます。
 松下さんも、「思った以上の出来栄え」、といいます。
 
 インナーは、チェスのナイトのワンポイントモチーフを編み込んだウールのセーターです。馬の頭部を型取ったナイトは、ブランドのロゴマークにしたいとも。エレガントに生き抜く女性のイメージにぴったりです。
 
Cimg36471  また右のふんわりとしたコートは、ウール/アルパカ/キッドモヘア糸使いで、チェス盤のチェック柄ジャカード編みのもの。ふんわりと温かそうです。






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 写真上の左は、リリヤン糸使いのセーターで、レーヨンがいぶし銀のようにきらめき、色が微妙に変化して美しい。減らし目を生かしたディテールもポイントです。
 真ん中のセーターは、インターシャで格子状のグラフイックを表現したもの。光沢のあるモール糸とウールを切り替え、モダンなラインを入れたデザインは、一枚の絵を見ているかのようです。
 右は、カシミアを1.3キロ使ったという、アラン編みのダッフルコート。トグルボタンに牛革使いなど、贅沢なスポーツ感覚が今年らしい。
 いずれも触れた瞬間、他にはない作り手の温もりを感じさせる、上質でトレンド感のあるアイテムばかり。
 
 日本の明日を見つめ、母から娘へ、受け継がれるエイジレスファッションを掲げる「MATSUSHITA」。一部商品は、家庭画報のファッションカタログやJALショッピングにも掲載されているそうで、今後の活躍がますます楽しみ。私も微力ながら、応援しています。

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