ミラノサローネ2014 街ぐるみで盛り上がるミラノ
毎年4月にイタリアで開催される世界最大の国際家具見本市、ミラノサローネは、年々拡大を続けるビッグイベントです。街ぐるみで盛り上がっているといい、ファッションにも大きな影響を与えています。
その最新情報をリポートする報告会「Milano Salone Description」が、14日、東京ミッドタウン・デザインハブで開催されました。登壇したのは、この会を企画されたMIRU DESIGNの青木昭雄氏とデザインジャーナリスト土田貴宏氏です。
これによると、ガラスやミラー、大理石といった素材使いが増えているとのこと。ファッション素材も透明感や光の反射が重視される傾向ですので、似ていますね。
またカッシーナCassinaの会場デザインを担当した建築家の藤本壮介氏や、マルニ木工のプロダクトデザイナー深澤直人氏など、ここでも日本人の活躍が目立つようです。
豊富なビジュアルをご紹介いただいた中で、とくに印象的だったのは、アパレル関連の展示で、nendo x COS。デザインオフィスnendoの佐藤オオキ氏とスウェーデンのファッションブランドH&Mの高級ラインCOSがコラボした特別展示です。白いシャツの色が、時間軸ごとに変化していく過程を見せるコンセプトは、ファッションの本質をとらえている、と思われます。
最後に発表のDescription賞では、インスタレーション賞のシチズンに惹かれます。8万個もの時計パーツを使用し、音と光の競演を演出した空間は、さぞかし幻想的だったのでは!
(写真はいずれもスライドのヴィジュアルから)
来場者35万人と言われ、街を巻き込んで拡大するミラノサローネ。来年はミラノ万博の年でもあり、ミラノ市は街をあげてのお祭りムードに包まれることでしょう。ぜひ行ってみたいものですね。
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