「アルベリカ ジュリア」初コレクションは妖しい黒づくし
イタリア人デザイナーの「アルベリカ ジュリアAlberica Giulia」が、4月10日、東京・港区のイタリア大使館で、初めてのプレタポルテコレクションを発表しました。
ショーは、暗がりの中、モデル全員が黒いドレスを身に着けて登場。「MARLENE空間と静寂の歌」と題した、前衛的なダンス・パフォーマンスが繰り広げられるという、通常のランウェーではみられない、異色のプレゼンテーションでした。
大広間を舞い、重なり合い、ときに倒れ込むモデルたちは、黒髪をなびかせ、白い顔に真っ赤なリップと、何とも不気味な妖しい魅力を放っています。ロングヘアが顔半分をおおう姿は、まるでホラー映画「リング」の“貞子”のよう、と思ったりして---。
振り付けはエリー・ヘイElie Hay氏、ロックミュージシャンの灰野敬二氏がバックミュージックを担当。妖しげな黒づくしの演出に、すっかり目を奪われてしまいましたが、コレクションは、シンプルでピュア、クラシックにひねりをきかせた、むだのないデザイン。きちんとしたテーラードジャケットやプリーツスカートなど、さすがイタリア仕立てと思わせました。
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