« 2014-15秋冬トクコ プルミエヴォル“ネイティブアメリカン” | トップページ | テキスタイルネット2014-15秋冬素材展 »

2014年4月 4日 (金)

2014-15秋冬コレクション「アンリアレイジ」気温調節する服

 アンリアレイジが、先月29日、2014-15年秋冬コレクションを東京・六本木で開催しました。ブランドを手掛ける森永邦彦さんは、「不可能を可能にする服」に挑戦するファッションデザイナーです。今シーズンも、きっとこれまで見たこともないような服が出てくるのではないかと、高鳴る胸を抑えて---、見に行きました。

 手渡されたちらしによると、テーマは「SEASON」です。確かに最近は季節の境目が曖昧になっています。厳寒のはずの冬でも薄着で過ごせる日があったり、猛暑の夏なのに温かい羽織モノを必要と感じたり。森永デザイナーはそんな季節感に注目し、今回、温度調節のできる服を提案されました。

 使用生地はすべて"アウトラスト"とのことです。これは、「暑い寒いを、ちょうどいいに」のコピーのように、暑くても寒くても、人間の肌にもっとも快適とされる温度(31℃〜33℃)を保持しようと働きかける温度調節素材で、NASAのために開発された最先端技術です。

Imgp81851_2
Imgp82001  ショーでは、冒頭、人工雪を降らせる演出で、ブルーのアウターが登場。氷のようなスタッズがあしらわれています。

 続いてイエロー、グリーン、オレンジ、レッドへ、季節が移り変わるように、変化していくカラーは、いずれもブライトで、サーモグラフィーに見るようなカラーです。サーモグラフィーのグラフィックは、柄にも使われていました。

 そして最後に現れたのが、実験的な服です。温かそうな毛足の赤いコートを着用したモデルに、天井から下ろした照明を照射すると、コートは形を変えて、穴がゆっくりと開いていきます。

 コートには、あらかじめ切れ込みが入っていて、熱で開く仕掛けが施されていたのです。これは切れ目とともに、熱により変形する形状記憶ワイヤーの働きを利用した服でした。
Imgp82051 Imgp82071






 写真は左が照射前、右が照射後。後ろから撮ったものなのですが、違いがはっきりわかります。

  
 このような服でしたら、季節に左右されずに、いつでも快適に過ごせそうです。デザインも奇をてらわず、シンプルで着やすい---。
 「こんな服があったらいいな」と思う服を、実現させてしまうアンリアレイジ、本当にすばらしい!と、またしても感銘させられました。

|

« 2014-15秋冬トクコ プルミエヴォル“ネイティブアメリカン” | トップページ | テキスタイルネット2014-15秋冬素材展 »

ファッション・アクセサリ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/588192/59380565

この記事へのトラックバック一覧です: 2014-15秋冬コレクション「アンリアレイジ」気温調節する服:

« 2014-15秋冬トクコ プルミエヴォル“ネイティブアメリカン” | トップページ | テキスタイルネット2014-15秋冬素材展 »