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2014年2月27日 (木)

PVメゾン・デクセプション 伝統を現代に継承 注目の工房

 プルミエールヴィジョン(PV)のメゾン・デクセプションの出展社19社の中で、先祖伝来の技術を保持、発展させている工房は8社。その半数以上の5社が日本からの参加でした。日本は、昔ながらの伝統を現代に継承している世界でも稀な国であるようです。

 その5社のうち、昨日のブログで掲載した廣瀬染工場を除く4社の新しい取り組みをご紹介します。

○本場結城紬の奥順
Cimg2237okujun1  ブースでは、糸つむぎの実演をされていました。真綿を道具にかけて、手でふんわりと糸をつむいでいきます。繊維をまとめただけの、撚りのない糸を扱うのは、世界でも結城だけといわれているそうです。


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 手つむぎの織物は90cm幅の広幅で、今シーズンは、ヨーロッパ風の明るい色使いで和更紗調プリントを発表。金箔もあしらわれるなど、なかなか華やかです。

 但し、一番人気は、シルクツィードやシルクシャンタンだそう。さるラグジュアリーブランドのメンスウェアにも用いられているとのこと。

○螺鈿織の民谷螺鈿
 和紙の上に螺鈿と言われる貝殻や箔を置き、それをカットしてつくった糸で織る螺鈿織は、特殊な技術と手間暇をかけて出来上がる芸術作品のような織物です。

 ブースでは、2005年に2年がかりで制作されたという、螺鈿織の豪華な鳳凰を意匠した打掛けを展示。話題を集めていました。
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○藤布の遊絲舎
Cimg2232yushisha1jpg  古代より使われてきた藤布を、現代に甦らせた丹後の遊絲舎代表小石原将夫氏が、自ら藤績みの実演をされていたのが、印象に残っています。同社については、このブログでも何度か書かせていただきましたので、ご参照ください。

○角印・牛首紬の西山産業開発
Cimg2246nishiyama1  「玉繭・手挽き糸」伝承技法による牛首紬は、すでに多くの高級ブランド服に用いられて、高い評価を得ています。こちらではすべて広幅で対応されているとのこと。小幅では、やはり無理だそうです。

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