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2014年2月 7日 (金)

企画展「アンティークストッキングの世界~ストッキングは昔、男性のお洒落パーツだった~ 」

 今、アクセサリーミュージアム(東京都目黒区)で、企画展「アンティークストッキングの世界~ストッキングは昔、男性のお洒落パーツだった~ 」が開催されています。

 アンティークストッキングのコレクターで研究家の鴇田 章さんが、フランスのストッキングの産地や靴下編み機が発明された英国など、欧州各地から収集したTOKITA COLLECTIONの中から、選りすぐりの貴重な資料を公開。
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 初日の5日、鴇田さんによる解説イベントがあり、お話しを伺いました。
 ストッキングというと、現代では女性の必需品ですが、元はといえば、男性がはいていたものです。かつての王侯貴族の肖像画を見ると、ふくらはぎが異常に太い。このことに気づいた鴇田さんは、この謎を追いかけるようになり、ついにフランス南部の博物館で、18世紀のふくらはぎ部に詰め物を入れたストッキングを発見したといいます。筋肉質のふくらはぎと引き締まった足首は、男性らしさの象徴だったようです。

 またアンティークストッキングの素材であるシルクにも、興味を持たれた鴇田さん。お住まいも紬で有名な信州上田市に移られ、養蚕の研究もされているといいます。19世紀中頃、日本の生糸や絹織物がヨーロッパで人気を集めていたことは知っていましたが、蚕の卵である蚕種(たね)まで輸出されていたとは!日本はまさに絹の国だったのですね。
0401_2  左は、TOKITA COLLECTIONの中でもっとも古い男性用ストッキングで、サイドゴアトップダイア柄のもの。足底を麻布で舟型に補修し、靴の開口部の擦れる部分には刺し子を施して、補強されています。1740年のものだそう。





 

0191_2  右は、フロントレースはめ込み柄のシルクのストッキング。フロント下部を楕円形にカットし、手刺繍ではめ込み縫いしている。19世紀のもの。

 
 なおストッキングの写真は、鴇田さんからお送りいただいたものです。改めてお礼申し上げます。
 次回の解説イベントは、3月8日。本展は4月26日までの開催です。

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