« 「絶命展-新美編」が魅せる新しい美の世界 | トップページ | 「THE世界一~極める日本!ものづくり~」展 日本独自の世界一 »

2013年12月 8日 (日)

「THE世界一~極める日本!ものづくり~」展にみる「衣」の世界一

Cimg96621_2   日本が生み出した「世界一」が今、東京・日本科学未来館で公開されています。題して「THE世界一~極める日本!ものづくり~」展。初日7日夜の特別内覧会に行ってきました。行く前は、てっきりハードなハイテク展と思っていたのですが、実は日本の技術文化を考える企画展でした。

 ポスターを見ますと、宝船が外海へ向かって漕ぎ出そうとする絵が描かれています。船に乗って宝探しをする、そんな楽しい会場構成になっていて、場内には宝物のような世界ナンバーワンとオンリーワンが200点以上も展示されています。ナンバーワンは他と比較してシェアが際立って高いモノ、オンリーワンは他が真似できない日本独自のモノのことで、とくに注目は、後者の日本でしか作ることのできないオンリーワンの方です。
 
 順路は、スタートが1300年前のモノづくり。そのルーツを受け継ぎながら生まれたイノベーションや日常生活の中の世界一を巡り、未来へつなぐビッグプロジェクトへたどり着きます。
 
Cimg97241_2  百花繚乱の中で、私が最も興味を惹かれたのはやはり「衣」の分野の世界一でした。
 
 「発見!世界一ライフ」コーナーでは、ギネスブック認定・世界最多の本真珠13,262個をつけたウエディングドレスに目が行きました。これはユミカツラ・インターナショナルが、3か月かけて一粒一粒、手刺繍したものだそう。
 
 その隣のケースには、日本文化の伝承と最先端技術の融合が生んだオリジナル・ストールが4点収められています。
 
Cimg97291  まず世界最薄シルクの「妖精の羽」。(写真左) 髪の毛の1/6の細さの超極細絹糸使いのオーガンジーで、福島の斎栄織物製。日本の紡績技術のすばらしさを感じます。
 
Cimg97321  次に世界一薄い、天池合繊の「天女の羽衣」。(写真右) 5デニールの超極細糸で織り上げた、浮かぶほど薄く軽い生地。
 


Cimg97341jpg  その次は紅花染めモヘアストール。(写真左)モヘアへのこだわり世界一の佐藤繊維のもの。
 

Cimg97361_2
 そして世界最高の肌触りのアクリルミンキー加工マフラー。(写真右) 本物のミンクの手触りを、人工的に再現した松井ニット技研の製品。



 
Cimg95981  また世界初、糸の工夫で多彩に連続的に織るアレンジワインダー(多品種少ロット織物生産システム)にも目を奪われます。
 イッセイミヤケのHaaTの製品がディスプレーされています。

 もちろん日本が誇る超高機能素材やウェアの展示もあります。

Cimg96161 Cimg96231  吉田沙保里選手のアシックス製レスリングウェアや、室伏広治選手がロンドンオリンピックで着用したミズノ製のハンマー投げ用シューズ。いずれも両選手のサイン入りです。

 本展の開催は来年5月6日まで。私たちの技術文化の根源と未来を考える、よい機会になる展覧会では、と思います。 

|

« 「絶命展-新美編」が魅せる新しい美の世界 | トップページ | 「THE世界一~極める日本!ものづくり~」展 日本独自の世界一 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/588192/58729845

この記事へのトラックバック一覧です: 「THE世界一~極める日本!ものづくり~」展にみる「衣」の世界一:

« 「絶命展-新美編」が魅せる新しい美の世界 | トップページ | 「THE世界一~極める日本!ものづくり~」展 日本独自の世界一 »