2013 Tokyo新人デザイナーファッション大賞
繊維ファッション産学協議会主催による「2013 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」のアマチュア部門最終審査会と、プロ部門のジョイントショーが、11月27日に開催され、久しぶりに行ってきました。
会場となった文化学園 遠藤記念館大ホールには、アパレルや小売り、学校、学生、マスコミなど約1,000名もの人々が集まり、熱い熱気に包まれていました。
アマチュア部門では、世界19の国と地域から応募のあったデザイン画8,060点から選ばれた25点の作品が服に仕立てられ、ショー形式で審査が行われ、大賞に輝いたのは、大阪文化服装学院4年の大橋聖平さんでした。
作品は、構築的なラウンドシルエットのドレスで、白黒の複雑に入り混じるテクスチャーが特徴。未来感覚な造形とバロック的な素材が見事に溶け込み合っています。テーマは「理想と現実」だそうで、そのギャップの表出を感じさせるデザインです。
受賞後のインタビューで、「出番が一番だったので、心配していたけれど、本当にうれしい。今後は海外に羽ばたいていきたい」と挨拶。
田山淳朗審査委員長は、今回のコンテストについて「少し重い感じの、舞台衣装のような服が多かった。個性と独創性を感じるけれど、もう少し着る要素を服作りの中に入れてみては。でもあふれるパワーを感じました。」と総評されています。
プロ部門では、7名のデザイナーによるジョイントショーが行われ、2013年の審査で最高位を獲得した「ダブレットdoublet」を手掛けるデザイナー、井野将之さんが、東京都知事賞と大賞30周年記念オンワード特別賞を受賞。
「皆のおかげでいただいた賞なので、大変感謝しています」と、慎ましく述べられていたのが印象に残っています。
大きな賞の受賞、本当におめでとうございます。
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