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2013年11月18日 (月)

高野口パイルファブリック“ぷわぷわ”展盛会裏に終了

 高野口パイルファブリック第9回“ぷわぷわ”展が、この6~8日、東京・渋谷カンファレンスセンターで開催され、盛会裏に終了しました。

 高野口は、和歌山県高野山のふもとに位置する江戸時代以来の歴史ある産地で、大正時代より有毛パイル生地の生産を続けている、日本で唯一のパイルファブリック産地です。フェイクファーやベロア、ボア、モケット、有線ジャカード織、再織(シェニール織)など多彩な生地が、ここからファッションやインテリア、資材などの各分野に供給されています。
 とくにフェイクファーは、世界的な動物愛護気運の高まりから、近年エコファーと呼ばれて、リアルファーに代わる大きな人気を集めていますが、この産地には、パリコレクションやニューヨークコレクションなどの海外有名ファッションブランドが注目する、こうした生地のメーカーが多数存在しています。量産品ばかりではなく、独自開発素材の輸出も盛んに行われている、今勢いのある産地といっていいでしょう。

 今回出展したのは12社。そのいくつかをご紹介します。
 フェイクファーも毛足の先端に光沢をつけたものや、光りにより色調が変化するもの、特殊加工で鳥の羽根のように仕上げたものなど、様々な表情のあるものが好評です。
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Cimg89481  国内では同社のみという、パイルとグランドにタテ糸本数の多いジャガード装置を備えた有線織機で、様々なジャカードパイルを生産。本展では、ステンレス糸使いによる形状記憶加工の綿ベルベットをジャケットで前面に提示していました。

○杉本繊維工業
Cimg89691  再織(シェニール織)を得意とする同社は、今季ペーパーヤーンの“ワシ(和紙)テックス”を開発し、オーガニックコットンと組み合わせた新しい風合いの再織を発表しています。


青野パイル
Cimg89611  ベロアのカットジャカード(オパール加工のような透ける飛びベロア)で、とくにカモフラージュ柄のものが人気。コットン80/ナイロン20のものなど。



中矢パイル
Cimg89801jpg  ジャカード金華山を軸とするメーカー。金華山織りとは、カットパイルの毛足のある部分が、繊細かつ豪華に織り込まれたジャカードベルベットで、椅子張り地から、シートカバー、カーテンなどインテリア関係から、アパレルやバッグ、帽子などにも用いられています。そのモコモコとした装飾的か表情に強い関心が集まっています。

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