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2013年11月10日 (日)

「進化するテレビショッピング」

 一つの商品を数時間のうちに億単位で売り上げる、テレビショッピングという媒体は、まさに通販のモンスターのような存在でしょう。その興味深い内幕を語っていただくセミナーが、ユニバーサルファッション協会定例会で、先月25日、東京・表参道の青山ダイアモンドホールにおいて開催されました。
Cimg87661jpg  講師はテレビ通販業界最大手、QVCジャパン代表取締役社長佐々木 迅氏です。
 テーマは「進化するテレビショッピング」で、テレビショッピングがなぜ受け入れられているのか、その背景を貴重なヴィジュアルを駆使してわかりやすく解説していただきました。

 QVCは、1986年にジョセフ・シーゲル氏により創業されたショッピンク専門チャンネル。1970年代末、米国でスタートした衛星放送やケーブルテレビ放送の多チャンネル化と専門チャンネル化の流れを受けて、誕生したといいます。社名は、Quality (品質)、Value (価値) 、Convenience(利便性)の頭文字に由来するとのこと。

 QVCジャパンは、米国QVCと三井物産の合弁会社で、開局したのは2001年。初年度売り上げは18億円でしたが、右肩上がりに急成長。24時間365日の生放送開始や、視聴世帯が2,650万世帯に伸びたことなどもあり、昨年度売り上げは997億円で、今や1,000億円に届く勢い。社員数も1,545人。
 顧客は、約6割が40~60歳代の女性で、バロメーターはあくまでも売り上げであり、視聴率には左右されないとも。登場するナビゲーターやモデルは、全員社員だそう。

 売り上げの93%がリピーターというのにも驚かされます。それだけ人と人とのつながりが強いメディアだということでしょう。アマゾンとの違いもここにあるようです。目的買いならアマゾンでよいでしょうが、ショッピングには、思いがけない発見や豊かな体験をする効用があります。QVCは、こうしたプロセスが楽しめるショッピングを目指しているといいます。
 テレビの前のお客様が知らない商品を提案し、その裏側にあるストーリーを紹介する、当然のことですが実演ができるというのも、他にないテレビの強みと思いました。ちなみに気になる返品率も、他の通販同様の約12%だそう。
 
 最後に今後のQVCのあり方について、次の3つのEを挙げられたのが心に残りました。Engage(人とつながり)、Entertain(人を楽しませ)、Enrich(人を豊かにする)です。
 「モノの売り買い以上の関係を築きたい」という社長の思いは、きっと視聴者の心をつかむに違いありません。テレビショッピングには、まだまだ大きな未来が待っているようです。

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