合同展PLUG IN―① 今を感じるブランド
ファッション・アート・ライフスタイルのブランドを集めた合同展示会、「PLUG IN(プラグイン)」が、この10月22~24日、東京・渋谷ヒカリエで開催され、主催した繊研新聞社によると、4,765人が来場したといいます。
全体にいつも以上に上質でクリエイティブなブランドが多くなっていると思いました。その中で、とくに気になった、今を感じるブランドをご紹介します。
○MEG MIURA(メグミウラ)
和紙テキスタイルを用いたコレクションが何ともアーティスティックで、その造形美に惹かれました。 和紙テキスタイルとは、和紙にオーガンジーを貼りつけた素材で、張りがあって、パリバリとした音がしますが、どことなく懐かしい味があり、手の温もりを感じさせます。聞けば、服は全て一点一点手作りなのだそう。遊び心のあるカットワークやスラッシュ、透かし模様など手の込んだアートワークに、個性の光を感じます。
デザインを手掛けるのは、三浦 恵さん。少し前のことですが、彼女がデザインしたデニムのリ・クチュール作品を拝見したことがあり、その折りの個性的なデザインに打たれたことを思い出しました。
これからが楽しみな新進デザイナーです。
○The Chino Revived(ザ・チノ リヴァイブド) ここ数年、チノパン・ブームが続いていますが、このプラグイン展にも、いよいよ従来のものをよりモダンに進化させたブランドが登場。
はき心地のよいフィットしたカットと、上質のしなやかなチノクロスやモールスキンなど、素材へのこだわりが感じられるブランドです。イタリアで定評のある綿素材メーカー、ソンドリオ社の生地も使用されているそうで、カジュアルなイメージが強いチノパンに、ちょっと小粋なイタリアンテイストが広がりそうです。
○佐藤防水店 生成りの帆布バッグばかりをずらりと並べたコーナーが、人目を引き付けます。
これは九州の大分県大分市にある創業60年の歴史あるテント屋さんから生まれたヘビーデューティな帆布製品。1つ1つ丁寧に手作業で制作され、カラーのオーダー生産も可能とのことです。
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