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2013年11月

2013年11月30日 (土)

PTJ 2014秋冬 カイハラの付加価値デニム

 糸から染め、織、仕上げまで、国内唯一の一貫生産で既存商品との差別化を図るカイハラは、ブルーデニムの分野で、国内の50%以上のシェアを占め、輸出においても国内トップのシェアを達成している有力企業。
Cimg92281  年間800~1,000もの生地サンプルを作成し、顧客の要望にあった生地をスピーディーに企画、提案しているといいます。
 
 今シーズンもPTJ 2014秋冬に出展し、チノクロス風のデニム「シェルノ」や、ふんわりと伸縮するニットのようなデニム、新ムラ染めデニムなど、新開発の付加価値デニムを前面に打ち出し、好評を博していました。
Cimg92291Cimg92331 人気のニット調デニム       チノタイプのデニム「シェルノ」
 裏面を見ると編地風    

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2013年11月29日 (金)

PTJ2014秋冬 大協テックス ハママツ 軽い高密度綿織物

 今回、PTJに初出展した大協テックス ハママツは、厚地の綿織物が得意な生地メーカー。
Cimg92851  今シーズンは、パンツやジャケット向け超軽量の高密度織物のチノクロスやギャバジン、ピケ、オックスフォード、コットンスウェードやモールスキンなどを発表しています。
 経糸と緯糸の打ち込み本数を通常の倍以上にして織り上げた、しっかりとコンパクト(緊密)な組織ですが、感触は驚くほど軽くてしなやか、伸縮性もあります。その秘密は超長繊維綿の一つ、インドのスビン綿を原綿に、特殊技術で超甘撚りにした糸を使用しているからなのだそう。 
 その人気素材をご紹介します。
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ワイドチノ C100                  エアリーオックスC96/PU4
 
 厚みがあっても軽い弾力性のある風合い、しかもナチュラルな質感というトレンドを追い風に、今後の業績が期待されます。

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2013年11月28日 (木)

PTJ 2014秋冬「風合いの匠」古橋織布が魅せる新風合い

 PTJ 2014秋冬展で、浜松の生地メーカー、古橋織布は、今シーズンも新しい風合いの織物を開発され、来場者の関心を集めていました。
 
 同社は「風合いの匠」を事業コンセプトに掲げ、素材そのものの持ち味を生かした風合い重視の織物づくりをされています。伝統のシャトル織機を用い、シルケット加工などの加工をしないで仕上げた生地は、超高密度なのに薄くて軽く、またふっくらと温もり感があって、国内外のバイヤーに好評です。
 
 そのこだわりの技術でつくられた素材をご紹介します。

Cimg93391  今季注目の新素材が銅線入りトワルです。形状記憶素材なので、造形デザインに変化がつけられますし、殺菌や難燃効果があるので防炎服など災害対策などにも使えそう。綿30/銅線30/アラミド混で、m/¥5,000~。
 
Cimg92441  カシミア風加工の綿100%トワルです。やわらかい、しなやかな肌触りが魅力で、着心地よさそう。




Cimg92411_3 売れ筋のコードレーン。経糸に細番手綿糸使い、横糸にシルクのトップ糸使いで、細い畝目のツブツブ感が自然な表情をかもし出しています。カラーも人気のソフトなパステルカラーミックスです。

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2013年11月27日 (水)

PTJ 2014秋冬双葉レースのモダンな幾何柄

 レースといえば繊細な花柄を想像しますが、PTJ 2014秋冬展に出展していた双葉レースは、モダンな幾何柄グラフィックの新作を披露し、好評を博していました。

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 やや厚みのあるパリッしたテキスチャーで、白地にブルーのラインを配した幾何柄は、ビルの窓のような小さな穴開きスクェアで構成されています。シンプルでモダンなデザインが、清新な印象。混率はC65.9/NY32.9/PE1.2。

 ラッシェル編レースを得意とする同社は、極薄のメッシュから厚地ウールまで、多種多様なオリジナルレースを、福井県の自社工場で生産しています。展示会ではいつも旬な素材が揃い、伺うのが楽しみなブースです。

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2013年11月26日 (火)

PTJ 2014秋冬 播州織の機能加工が関心の的に

 PTJ 2014秋冬展では、西脇産地の播州織で、今話題の機能加工を施したものが関心の的になっていました。代表的な生地メーカーとしてと先染めの染色ノウハウを持つ多可染工のブースをご紹介します。
 

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   部屋干し対応の吸水速乾「クール・クイック・ドライ」や、保温・温感保湿素材の「HOT-Ⅱプラス」など、糸からの加工で耐洗濯性のある様々な新加工商品が提案されています。ここではとくに注目した素材を3つほど取り上げます。
 
Cimg93451  アウトラスト。「暑いときでも寒い時でもずっと快適に」というコンセプトで生まれた最先端の温度調節素材を使った先染め。C56/アウトラスト30/レーヨン14。
 ちなみにアウトラストはNASAの宇宙空間で使用するグローブのために開発された画期的な素材です。

Cimg92551  椿加工素材。椿油を生地に配合し、うるおいのあるシルキーな風合いをかもし出した先染めツイル。C93/レーヨン7。




Cimg92491  清涼感のある「キシリットクール」。肌に優しくソフト、しかも吸水速乾性や抗菌消臭機能もあるとのこと。ドビー織、C100%。




多可染工
 糸染め技術の歴史を持つ同社ならではの快適機能素材を手掛けられていて、今季は、肌に触れるとひんやり冷たい「接触冷感」ストールを発表されています。

Cimg92991jpg  ストールのクオリティは、綿/麻(リネントップ糸)混のものと、細番手の繊細な綿糸使用の綿100%のものがあり、冷感機能に消臭&抗菌防臭機能などをプラスした生地も作成されているとのこと。後加工ではないため、洗濯しても効果が落ちにくいのも特徴だそう。

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2013年11月25日 (月)

PTJ 2014秋冬 人気の播州織先染め織物

 兵庫県西脇市を中心とする地域で、昔から織られてきた織物が播州織です。中でも先染綿織物については、全国シェア80%を誇る大きな産地となっています。
 PTJ 2014秋冬展では、この産地の生地メーカーが多数出展し、人気の先染綿織物を提案していました。ベーシックなものに手を加えて、プラスαの付加価値をつけたものが好評です。そのいくつかをご紹介します。(画像はクリックで拡大)
 
桑村繊維
Cimg91871jpgCimg91851jpg
  マドラスチェックにプリント       椿油を使った椿加工の
  加工が新鮮。C100%             薄起毛チェック。C100%

オザワ繊維
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  カシミア混リファイン加工      ドビー入りギンガム。  
 柔らかいしなやかなタッチ     C100%           
 カシミア56/C44
 
カゲヤマ
Cimg93471jpgCimg93521jpg
  ネップツィードの           楽しいリゾートモチーフの    
 ダブルフェイス            裏切りジャカード。  C100%
 C66/E17/アクリル17 

丸萬
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 シワ加工のピンストライプ。シャツ地。
 風合いのよさが魅力。C60/キュプラ40     

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2013年11月24日 (日)

PTJ 2014秋冬 播州織のオリジナルなコットンジャカード

 この20~21日、東京国際フォーラムで開催された「プレミアム・テキスタイル・ジャパンPremium Textile Japan(PTJ)2014秋冬」展には、64社が出展。中でも目立ったのが、オリジナリティの高い西脇産地の播州織コットンジャカードです。

丸萬
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 同社得意の質の高いジャカード織が注目されます。ジオメトリカルな柄いきの両面使えるジャカードは、高級感のある綿100%です。



 
 下の2枚の写真は、“フォトジャカード”と呼ばれる生地で、フォト(写真)の呼称通り、写真で撮ったようなボタンとチェック柄のモチーフを、ジャカード織で表現したもの。コンピュータージャカードですが、ただのデジタル処理だけではなく、織組織を変化させることにより、よりリアルなグラフィックを演出しています。
Cimg93801jpgCimg93841


 



Cimg93901jpg
 左はクラッシュ加工のコットンジャカード。透けるような極薄の二重織です。
 クラッシュ加工とは、製織後、横糸に動きを与え、表面に波のような模様をつくる加工のことで、播州織独自のこだわりの技術です。今ではこのような薄地でも、この加工が可能になって、ファンタジックな綿織物が次々に生み出されているのです。

 
内藤織布
 今季は非常に薄地のものを開発されています。
Cimg92121jpg 左は、高級細番手の綿糸使いによるダブルガーゼのジャカード織。透け感のある薄地で光沢があり、一見、エンボス加工かと思ったのですが、そうではなく透かし柄が入っているジャカードでした。

 
Cimg92141jpg 右は、サテンベースのコットンジャカードです。カラーバリエーションも増えています。

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2013年11月23日 (土)

JFW-JC2014 新内外綿ボタニカルダイ発表

 自然物への関心の高まりから、植物染め、つまりボタニカルダイ BOTANICAL DYE が注目されています。
 この20~21日、東京国際フォーラムで開催されたJFW-JC(ジャパン・クリエーション)でも、新内外綿が、同社定番の杢糸ブランド “モクティ”によるボタニカルダイを新たに発表し、話題を集めていました。
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  向かって右側が様々な花から抽出した色素で染めたもの、左側が果物の色素で染めたものです。
 
Cimg93091  花は、バラや桜、ひまわり、ガーデニア、パンジーなど、果物は、オレンジやレモン、ラズベリー、いちごなど。
 
Cimg93071  左の写真はカーネーション染めとのこと。
 自然なムラ感のふっくらとやわらかな風合いに、花や果物の持つヒーリングパワーが感じられて、何とも心地よげな雰囲気です。
 
 ボタニカルダイは、これまでの草木染めとは異なる、新技術のタンパク質で色素を固定させる染色法で、美しい発色と堅牢度の高さが特徴です。今後の拡がりが期待されます。

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2013年11月22日 (金)

「トチオテキスタイルコレクション ’14AW」伝統・技術・感性“織り成す” 栃尾産地

 新潟県栃尾の産地展「トチオテキスタイルコレクション ’14AW」が、20~21日、東京・表参道ネスバスで行われ、2014年秋冬向けテキスタイルが発表されました。参加したのは織物やニット生地メーカー13社です。
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新素材は、化合繊複合、天然素材、ストレッチなど、栃尾が得意とする先染めやジャカードを中心に、ふんわりと軽くて温かい感触のものが多くなっています。 
伝統・技術・感性“が織り成す栃尾。その素材のいくつかをピックアップします。
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Cimg93261jpg_3Cimg93241_3 長谷川織物工場 C50/W50       木豊工場 C90/W10

Cimg93311_2Cimg93291jpg_2                           山信織物 C80/Cu20

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2013年11月21日 (木)

2014/15秋冬「京都スコープ 」展 ファッションの魅力を表現する京都テキスタイル

 第74回「京都スコープ 」展が、12~14日、東京・青山ベルコモンズで開催され、京都のテキスタイルコンバーター5社が、2014/15秋冬向けのテキスタイルを発表しました。今シーズンも各社それぞれに個性豊かなモノづくりで、ファッションの魅力を表現しています。
Cimg91231jpg  
吉忠京都ロマン
 テーマは「クロス・ハーモニー」。掛け合わせるクロスcrossと、布のクロスclothをかけて調和させる、という意味を込めてつけた名称で、大テーマは産地×産地の組み合わせにあるといいます。
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Cimg91301jpg_2Cimg91341  その新しいテキスタイルは、秋ものでは、ネオ・ヴィンテージ調のシックなジャカードやボーダーにメタリックなシルバーラメを加えた素材、冬ものでは、立体的な3D感を強調する素材。二重織ジャカードやニードルパンチなどを駆使して、素材の中に別の糸を挿し込んで変化をつける、たとえばジャカードの上に起毛カットジャカードをプラスしたり、合繊ジャカードの上にウール糸を入れて凹凸感を出したり。
 オリジナリティあふれる素材提案に、いつものことながら感銘しました。

伊吹
 今シーズンは、「クロス・ジェンダー」をテーマに、相反する要素の融合、とくに男女の性を超えるテキスタイルを打ち出しています。

Cimg91421  その代表がカモフラージュ柄をフェミニンに落とし込んだバリエーション。オーガンジーのオパール加工のものとか、形状記憶加工のもの、またキルティング加工のものも、カジュアルになり過ぎず、上品に仕上げられています。

Cimg91401_2  またこのテーマで、チェックにやさしい花模様を組み合わせたチェック・オン・フラワーもポイントとのこと。



外村
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 「愛」をテーマに、その原点をみつめて、ハートのモチーフを採り入れた素材を提案。

Cimg91631jpg  秋ものは、原料本来の質感を生かした、軽くしなやかな素材、冬ものはふくらみのある贅沢な感覚の素材が中心。

大松
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 境界のない意の「クロスオーバー」がテーマ。ウール/ピスコースのエミリアーナシリーズや、スライバーヤーンで軽量が特徴のNUYARNシリーズ、またレース使いのボンディングなどが人気とのこと。

協友
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 「イノベーション―新しい切り口」をテーマに、美しい色調のジャカードニットやボーダーニット。先染めニットにプリントをプラスしたクリエーションも注目されます。

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2013年11月20日 (水)

2014/15秋冬テキスタイル・ネットワーク展 テーマは“雅”

 2014/15秋冬テキスタイル・ネットワーク、通称T・N展が、7~8日、東京・北青山テピアで開催されました。出展したのは、全国から集まった個性あふれる生地メーカー、16社です。
 テーマは、“雅”で、豪華絢爛でもなく、成金趣味でもない、「気品ある色気、大人のおしゃれ」に向けた雅やかなイメージの素材が、各社各様に訴求されました。

 その注目の素材をいくつかご紹介します。
福田織物
 目を引きつけられたのが、写真下のジオメトリックなカットコーデュロイのラインナップ。30番手単糸使いの薄地のもので綿100%、シャツやドレスをアップデートしてくれそう。また3,000回以上という限界まで撚りをかけた80番手単糸使いの綿100%クレープも。
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Cimg90481  さらにポリウレタンを使わない綿100%のナチュラルストレッチのシャツ地。これは生地に塩縮加工を施して、伸縮性を出したもの。さらっとした肌触りで、着心地抜群です。
 
 

渡辺パイル
 人気はふっくら感が魅力の、起毛パイルのダブルガーゼ幾何柄。日本の四季の恵みから生まれた洛陽染で、古代紫が好評とのこと。

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Cimg90551  また片面シャーリング、片面シープ加工のヤク/カシミア/トルファン綿の厚手パイルも、引き続き売れ筋。



日装
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 ストレッチする素材への関心の高まりから、伸縮する刺繍装飾を新開発。伸ばしても刺繍糸が切れない新商品です。とくにスポーツ・アウター向けに不可欠なものになってきそう。

遠州ネット
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 新作は清涼感のある塩縮水玉プリント。リネン60/綿40。





○播州の機屋―遠孫織布
 とくにコンビュータージャカードによる立体感のある幾何柄表現が目新しく、アートな印象。
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 綿80/ポリエステル20       綿60/シルク40

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2013年11月19日 (火)

「タンゴファブリックマルシェ」伝統に革新の閃きをのせて

 「タンゴファブリックマルシェ」(丹後織物工業組合・丹後ファッションウィーク開催委員会主催)が、6~8日、東京・代官山で開かれました。昨年の初開催に続く2回目の合同展で、予想を上回る来場があり、にぎわいを見せていました。
 
 出展したのは和装や洋装の15社で、伝統に革新の閃きをのせたファブリックが、勢揃い。フランス人ファッションデザイナーのギャスパー ・ユルケヴィッチGaspard Yurkievichと丹後素材のコラボ展示コーナーでは、伝統の絹織物の技術がエッジのきいたモダンな作品に仕上がり、美しく映えて感動しました。

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 とくに注目された3社をご紹介します。

民谷螺鈿
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 パリのプルミエールヴィジョンにも出展しているメーカーで、和装帯で培った技術を基に、貝殻や竹、和紙、漆などを糸として用いた独創的なモノづくりに取り組んでいます。
 今季は、レザーと織物を融合させた新素材「革織」を発表。革といっても洗える天然レザーで、ワンピースやコートにも対応できる柔軟な質感です。その革新性に驚かされました。
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    革織                   虹のようにきらめく螺鈿織

宮眞
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 とくにシルクを和紙に組み合わせた繊細な表情のある新素材を開発され、人気を集めています。





山藤(ヤマトウ)
 ちりめんを織り続けて175年になるという同社は、「正絹縮緬風呂敷」を提案。これは、八丁撚糸製法で最上の上質感を出した「見せる風呂敷」です。日本ならではの包む文化を伝えたいといいます。
Cimg90291 Cimg90301  
    縮緬の原反              精錬仕上げの後の縮緬風呂敷

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2013年11月18日 (月)

高野口パイルファブリック“ぷわぷわ”展盛会裏に終了

 高野口パイルファブリック第9回“ぷわぷわ”展が、この6~8日、東京・渋谷カンファレンスセンターで開催され、盛会裏に終了しました。

 高野口は、和歌山県高野山のふもとに位置する江戸時代以来の歴史ある産地で、大正時代より有毛パイル生地の生産を続けている、日本で唯一のパイルファブリック産地です。フェイクファーやベロア、ボア、モケット、有線ジャカード織、再織(シェニール織)など多彩な生地が、ここからファッションやインテリア、資材などの各分野に供給されています。
 とくにフェイクファーは、世界的な動物愛護気運の高まりから、近年エコファーと呼ばれて、リアルファーに代わる大きな人気を集めていますが、この産地には、パリコレクションやニューヨークコレクションなどの海外有名ファッションブランドが注目する、こうした生地のメーカーが多数存在しています。量産品ばかりではなく、独自開発素材の輸出も盛んに行われている、今勢いのある産地といっていいでしょう。

 今回出展したのは12社。そのいくつかをご紹介します。
 フェイクファーも毛足の先端に光沢をつけたものや、光りにより色調が変化するもの、特殊加工で鳥の羽根のように仕上げたものなど、様々な表情のあるものが好評です。
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Cimg89481  国内では同社のみという、パイルとグランドにタテ糸本数の多いジャガード装置を備えた有線織機で、様々なジャカードパイルを生産。本展では、ステンレス糸使いによる形状記憶加工の綿ベルベットをジャケットで前面に提示していました。

○杉本繊維工業
Cimg89691  再織(シェニール織)を得意とする同社は、今季ペーパーヤーンの“ワシ(和紙)テックス”を開発し、オーガニックコットンと組み合わせた新しい風合いの再織を発表しています。


青野パイル
Cimg89611  ベロアのカットジャカード(オパール加工のような透ける飛びベロア)で、とくにカモフラージュ柄のものが人気。コットン80/ナイロン20のものなど。



中矢パイル
Cimg89801jpg  ジャカード金華山を軸とするメーカー。金華山織りとは、カットパイルの毛足のある部分が、繊細かつ豪華に織り込まれたジャカードベルベットで、椅子張り地から、シートカバー、カーテンなどインテリア関係から、アパレルやバッグ、帽子などにも用いられています。そのモコモコとした装飾的か表情に強い関心が集まっています。

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2013年11月17日 (日)

2014年春夏「ユキトリヰ」軽やかに“エアリードレッシング”

ファッションデザイナーの鳥居ユキさんが手がける「ユキトリヰ」の2014年春夏展示会が12~14日、南麻布のエスパス・ユキトリヰで開かれ、行ってきました。夕刻の遅い時間でしたが、スタッフの方々は、商談でお忙しそうでした。

 今シーズンのテーマは“エアリードレッシング”。エアリーというようにシフォンやレース、メッシュなどの軽やかな透ける素材で、明るくフレッシュな色合いの、エレガントなワードローブが揃っています。Cimg91701
Cimg91711  とくに目を引いたのが、シルバーメタリック使いのカットアウトをあしらったラインナップです。かっちりしたトレンチコートにも施されていて、クールな品格を漂わせています。


 プリントも多く、シフォンにのせた花柄コートは、ふんわりとやさしくロマンティック。新作のカラフルな斑点模様のアニマルドットやパッチワーク柄のドレスは、キュートでスタイリッシュ。

Cimg91841_2Cimg91801_2 Cimg91881_2 









 現代女性の洗練された大人の女らしさが匂い立つよう。装うことの楽しさが伝わってくるコレクションです。
 
 もうひとつ、「鳥居ユキの本」(仮題)が朝日新聞出版から来春2月に出版されるとのこと。鳥居ユキさんの生活スタイルや仕事、別荘など、生活や人生の楽しみ方に触れられる絶好の本になりそう。これも楽しみですね。

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2013年11月16日 (土)

2015春夏アパレルのトレンドは?

 早くも2015春夏向けアパレルのトレンド予測プレゼンテーションが、アメリカのコットンインコーポレイテッド社により、先日、東京・青山で行われました。

Cimg89331jpg  講師は、ニューヨーク支部のトレンドアナリスト、ジェナ・カガーボさんです。今シーズンも、2015春夏に予想されるカラーや素材トレンドを、次の5つのテーマで、紹介されました。ここではカラーを中心に、その一端をご紹介します。
 
○Laboratory  ラボラトリー
 研究所や実験室が生む新しい研究の世界が、アート作品に波及している事例をヒントに、どちらかというと、冷たい印象のモチーフを温かい人間的な美意識へ変化させるテーマ。カラーはモダンで、優しみのあるペールパステル。

○Empathy  エンパシー
 エンパシーは、相手の立場に立って考え行動するという意味の言葉。現代は人との絆や公共の福祉といった事柄がますます重要視されていることから、カラーも感情的なつながりを作り出せる明るい濃色のパレットを提案。

○Discipline  ディシプリン
 このところ求められているのが、自由よりも規律や自制心。これをネガティブにとらえるのではなく、プラス思考で解釈することが大切で、こうした動きを反映させるカラーとして、上品で落ち着いた色調を提案している。

○Elastic  エラスティック
 人生はかつてないほど速く移ろい、人々のニーズや欲望も同様に早く移り変わる。私たちもそれに順応することが求められている。キーポイントは順応性、適応性。ここでは生き生きとした明快なカラーパレットが中心。

○Present Perfect プレゼント・パーフェクト
 プレゼント・パーフェクトとは現在完了のこと。進化し続けるテクノロジーの中で、私たちは”次の何か”を常に期待させられている。現時空をワープし、未来へ導く感覚を表現するカラーパレット。ポイントはグリーン系や紫系。

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2013年11月15日 (金)

2014/15秋冬 糸とニットウェアはますます多様化へ

 イタリア・トスカーナ州プラト県商工会議所が主催するトスカーナヤーン展示商談会Workshop Filati Toscani2013が、10月30日、東京・渋谷で行われ、昨年よりも3社増の19社が参加して開催されました。

Cimg88051_2  セミナーでは、「2014/15秋冬糸とニットウェアの傾向」について、トレンドリサーチ会社のエレメンティ・モーダ、ジェネラルマネージャー、オルネッラ・ビニャーミさんが講演されましたので、その一端をご紹介します。
 
 ファッションの多様化に合せて、今季は下記のようにテーマが例年以上に多くなっています。

① Cometic Beauty:エレガント。パウダーカラーに透明感と光を+。
② Grey Matter:グレーメランジやグラデーション効果がポイント。
③ Evergreen:植物から発想された暖かいナチュラルな感覚。
④ Blue Variation:インディゴブルー。ブルーのグラデーション広がる。
⑤ Filtered Light:フィルターごしの光の色調で、絵画風に。
⑥ Opulence:深みのある温かな濃色。装飾的ジャカードなど。
⑦ Extraordnary:常軌を逸したイマジネーションのクリエイション。
⑧ Dram Glam:紫系ジュエリーニットなど、ドラマティック・グラマー。

 2014/15秋冬のニットウェアは、総じて自然素材にテクノロジー、つまりハイテクヤーンやテクニカルな仕上げ加工をあしらったものがトレンドと、予想されています。シンプルなものよりは、インターシャやジャカード、カラーミックス、またプリントも多用され、メタリックヤーンで動きをつける、といった傾向になってきそうです。

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2013年11月14日 (木)

2014年春夏「ダブレット」テーマは”Layer”

 メンズファッションブランド「ダブレットdoublet」の2014春夏コレクションが、先月行われたMBFW東京コレクションの日程に合わせて、インスタレーション形式で発表されました。

 ブランドを手掛けるのは新進気鋭のファッションデザイナー、伊野将之さんです。このブログの7/24付けでも既に紹介しましたが、このブランドの特徴は何と言ってもオリジナリティのある素材で、ブランド名のようにダブル、つまり二重性のあるテキスタイルが使用されていることです。しかも産地は、かつて私も何度も通ったことのある兵庫県西脇だそうで、彼の地の先染め織物、播州織であることにも、親しみを感じています。
 
Cimg82571  今シーズンのテーマは”Layer(重ね)”。とくに透ける薄地を重ね合わせたデザイン表現が注目されます。
 
 写真左は、ボーダーストライプ地の上に、透け感のあるストライプをのせて、チェックの効果を演出したジャケットとバミューダパンツ。


 
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 写真右は、裏地付きのような両面素材で、上から下へ織組織が微妙に変化し、無地からグレンチェック柄が浮かび上がってくる、ニードルパンチ風なロング丈の軽いシャツジャケット。
  
 カジュアルな中に大人の品格を感じさせるデザインです。

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2013年11月13日 (水)

ヘアデザイナー加茂克也展に見る驚きのヘッドピース

 今をときめくファッションクリエーターたちが一目置くヘアデザイナー、加茂克也氏の世界観に迫る大型企画展が、18日まで、ラフォーレミュージアム原宿で開催されています。Cimg90891
 会場には、シャネルやジュンヤワタナベ、アンダーカバーなどのファッションショーやシューティングで、同氏が手がけたヘッドピース、約100点が、一堂に展示されています。

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ジュンヤ・ワタナベ

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シャネル

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アンダーカバー

 ヘアを盛り上げて鳥の羽根や花を飾ったり、奇妙な昆虫モティーフや人間の脳の内部を思わせる、グロテスクなシェイプのものがあったり、また仮面のように顔全体を覆い隠したり-----、従来のヘアメイクの常識を超えたデザインは、刺激的で美しく、わくわくさせられます。しかもこれがすべて手作りとは! またびっくりです。

 アンダーカバーのデザイナー、高橋盾氏は、「繊細さと狂気の絶妙なバランス感覚に、いつも満足している」とコメントされていますが、確かに時代の微妙な空気感とアートな美意識を見事に調和させた作品ぞろいで、感銘させられました。

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2013年11月12日 (火)

2014年春夏「ボッコ」展示会 “いつでもどこでも快適に”

 “いつでもどこでも快適に”、最上の心地よいリラクシングウェアを提案する「ボッコbodco」が、10月24~27日、東京・渋谷で、2014年春夏展示会を開催しました。
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 今シーズンも、男女両用で着用できる、体を締め付けないシンプルなデザインの着心地のよい服が勢ぞろいしています。
 
Cimg87051_2  とくに目立ったのは、これまでにない新しい素材使いのもの。

 たとえば綿/リネン混の大胆なボーダーや、写真左の紬のような懐かしい風合いのシルク100%のラインナップで、より上質感をアピールしていました。

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2013年11月11日 (月)

2014年春夏「エコマコ」テーマは“Smile~スマイル~”

 ファッションデザイナーの岡正子さんが手がける「エコマコ」が、2014年春夏展示会を、10月22~24日、ホテルニューオータニサンローゼ赤坂で開催しました。

 テーマは“Smile~スマイル~”で、いつになく明るく楽しいポップなプリントをのせたアイテムをたくさん打ち出していました。家紋のような柄だったり、羊やらくだなどの動物モチーフだったり。カラーは、ふんわりと優しい色使いです。太糸の刺繍をプラスした、ふわふわと温かなイメージを強調したものも見られます。
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Cimg87461_2 Cimg87551jpg   
Cimg87491  写真左のシャツは、前立てに水が流れる様子を刺繍で表現した柄行きのもの。
 
 ほっこりと和んで、幸せ感が広がるようなコレクション。見ていると自然に顔がほころんできます。
 
Cimg87601jpg  ここでもう一つ、うれしいニュースが飛び込んできました。第3回バイオマス製品普及推進功績賞を受賞されたのです。長年のエコでエシカルな環境活動が評価されたとのことで、本当におめでとうございます。

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2013年11月10日 (日)

「進化するテレビショッピング」

 一つの商品を数時間のうちに億単位で売り上げる、テレビショッピングという媒体は、まさに通販のモンスターのような存在でしょう。その興味深い内幕を語っていただくセミナーが、ユニバーサルファッション協会定例会で、先月25日、東京・表参道の青山ダイアモンドホールにおいて開催されました。
Cimg87661jpg  講師はテレビ通販業界最大手、QVCジャパン代表取締役社長佐々木 迅氏です。
 テーマは「進化するテレビショッピング」で、テレビショッピングがなぜ受け入れられているのか、その背景を貴重なヴィジュアルを駆使してわかりやすく解説していただきました。

 QVCは、1986年にジョセフ・シーゲル氏により創業されたショッピンク専門チャンネル。1970年代末、米国でスタートした衛星放送やケーブルテレビ放送の多チャンネル化と専門チャンネル化の流れを受けて、誕生したといいます。社名は、Quality (品質)、Value (価値) 、Convenience(利便性)の頭文字に由来するとのこと。

 QVCジャパンは、米国QVCと三井物産の合弁会社で、開局したのは2001年。初年度売り上げは18億円でしたが、右肩上がりに急成長。24時間365日の生放送開始や、視聴世帯が2,650万世帯に伸びたことなどもあり、昨年度売り上げは997億円で、今や1,000億円に届く勢い。社員数も1,545人。
 顧客は、約6割が40~60歳代の女性で、バロメーターはあくまでも売り上げであり、視聴率には左右されないとも。登場するナビゲーターやモデルは、全員社員だそう。

 売り上げの93%がリピーターというのにも驚かされます。それだけ人と人とのつながりが強いメディアだということでしょう。アマゾンとの違いもここにあるようです。目的買いならアマゾンでよいでしょうが、ショッピングには、思いがけない発見や豊かな体験をする効用があります。QVCは、こうしたプロセスが楽しめるショッピングを目指しているといいます。
 テレビの前のお客様が知らない商品を提案し、その裏側にあるストーリーを紹介する、当然のことですが実演ができるというのも、他にないテレビの強みと思いました。ちなみに気になる返品率も、他の通販同様の約12%だそう。
 
 最後に今後のQVCのあり方について、次の3つのEを挙げられたのが心に残りました。Engage(人とつながり)、Entertain(人を楽しませ)、Enrich(人を豊かにする)です。
 「モノの売り買い以上の関係を築きたい」という社長の思いは、きっと視聴者の心をつかむに違いありません。テレビショッピングには、まだまだ大きな未来が待っているようです。

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2013年11月 9日 (土)

合同展PLUG IN―② グリーンライフスタイル・デザイン

 合同展示会「PLUG IN(プラグイン)」では、このところ毎回、エコやエシカルに特化したエリアを特設しています。今回は「グリーンライフスタイル・デザインゾーン」に、エコなブランドを集結。とくにオーガニックコットンを謳う新進ブランドをご紹介します。

Li:vra(リブラ)
Cimg87111_3  「エコも楽しくなくては」をモットーに、心地よく可愛いランジェリーファッションを展開。フェアトレードのオーガニックコットン100%生地やヘンプを使用し、染色も京都で新開発されたカラフルな草木染「新万葉染め」だそう。古きよきものと、今風を融合させた新しい価値観のモノづくりに注目です。

SOIL&RAIN BIOSHOP(ソイル&レイン・バイオショップ)
Cimg87221  オーガニックコットン流通機構のパノコトレーディングの製品ブランド。「土までさかのぼって、つくる」をキャッチフレーズに、コットンの風合いを生かしたシンプルなリラクシングウェアを提案しています。

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2013年11月 8日 (金)

合同展PLUG IN―① 今を感じるブランド

 ファッション・アート・ライフスタイルのブランドを集めた合同展示会、「PLUG IN(プラグイン)」が、この10月22~24日、東京・渋谷ヒカリエで開催され、主催した繊研新聞社によると、4,765人が来場したといいます。
 全体にいつも以上に上質でクリエイティブなブランドが多くなっていると思いました。その中で、とくに気になった、今を感じるブランドをご紹介します。
 
MEG MIURA(メグミウラ)
 和紙テキスタイルを用いたコレクションが何ともアーティスティックで、その造形美に惹かれました。Cimg87351jpg
1  和紙テキスタイルとは、和紙にオーガンジーを貼りつけた素材で、張りがあって、パリバリとした音がしますが、どことなく懐かしい味があり、手の温もりを感じさせます。聞けば、服は全て一点一点手作りなのだそう。遊び心のあるカットワークやスラッシュ、透かし模様など手の込んだアートワークに、個性の光を感じます。
 デザインを手掛けるのは、三浦 恵さん。少し前のことですが、彼女がデザインしたデニムのリ・クチュール作品を拝見したことがあり、その折りの個性的なデザインに打たれたことを思い出しました。
 これからが楽しみな新進デザイナーです。
 
The Chino Revived(ザ・チノ リヴァイブド)
Cimg8728j1pg  ここ数年、チノパン・ブームが続いていますが、このプラグイン展にも、いよいよ従来のものをよりモダンに進化させたブランドが登場。
 はき心地のよいフィットしたカットと、上質のしなやかなチノクロスやモールスキンなど、素材へのこだわりが感じられるブランドです。イタリアで定評のある綿素材メーカー、ソンドリオ社の生地も使用されているそうで、カジュアルなイメージが強いチノパンに、ちょっと小粋なイタリアンテイストが広がりそうです。

佐藤防水店
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   生成りの帆布バッグばかりをずらりと並べたコーナーが、人目を引き付けます。
 これは九州の大分県大分市にある創業60年の歴史あるテント屋さんから生まれたヘビーデューティな帆布製品。1つ1つ丁寧に手作業で制作され、カラーのオーダー生産も可能とのことです。

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2013年11月 7日 (木)

デジタルプリント革命

110  テキスタイルデザインの世界では今、デジタルプリントの技術が進化し、革命といってもいい勢いです。

 一般財団法人日本綿業振興会の「COTTON PROMOTIONコットンプロモーション」紙に、毎回連載している「マーケッティング・アイ」(2013.autumn号)に、「デジタルプリント革命」と題するコラムが掲載されましたので、ここにご紹介します。
 
 画像はクリックで拡大します

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2013年11月 6日 (水)

2014年春夏rooms link TOKYO2013「ヒロミ・ヨシダ」と「モトヒロ・タンジ」

 先般のrooms link TOKYO2013の合同展は、2014年春夏ファッションの花盛り。たくさんのブランドが花開いていた中で、とくに気になるブランドを二つご紹介します。美しい大人服の世界を築いている「ヒロミ・ヨシダHiromi Yoshida」と、ニットで気を吐く新進気鋭の「モトヒロ・タンジMotohiro Tanji」です。

「ヒロミ・ヨシダ」
 夏の高級リゾート地で着たらすてきだろうなと思う、洗練されたワードローブが、さわやかな緑の風を感じさせるセットの中で、息づいていました。
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Cimg84811  クチュール界のカリスマといわれる吉田ヒロミらしい、エレガントでスポーティなイメージが広かるコレクションです。
 シルエットを美しく見せるシンプルなデザインは、誰にでも似合いそう。ジャカード柄のパンツもあり、腰回りに自信のない人でもこのカットならきれいに見せられる、と思いました。カラーも白や明るいブルーなど透明感のある色使いで、上質な麻や綿などの天然素材が中心です。

「モトヒロ・タンジ」
 このブログの7月14日付け、「JAFIC プラットフォーム オリジナリティは素材から」でもご紹介したニットだけのブランドです。ブランドを手掛けるのは丹治基浩さんで、文化服装学院で学び、慶大卒業後英国に留学され、「2013 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞 プロ部門」で、ビジネス支援デザイナーの一人にも選ばれています。

Cimg84651 Cimg84671  胸元の彫刻のような立体的なひねりをきかせたニットが何ともユニークで独創的です。コンピューターも駆使しながら、家庭用手編機でつくられたという、手のぬくもりを感じさせるデザインに懐かしさを覚えました。

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2013年11月 5日 (火)

「イセタンデザインウィーク×大人BEモード」“着脱しやすい”をテーマに好評裏に終了

  •  伊勢丹新宿店とユニバーサルファッション協会のコラボ企画「イセタンデザインウィーク×大人BEモード」の特設売場が、本日、好評裏に終了しました。一週間という期間限定の売場でしたが、袖通しのよいコートやジャケット、パンツなど、よく動いたもようで、売り切れご免のアイテムも続出したとのことです。
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    Cimg88151jpg_3  「大人BEモード」は、ユニバーサルファッションの原則に共感するデザイナーによる、大人の女性の美しさを表現するモードで、英語の“BE”に“美”を掛けて造語したもの。
     とくに“着脱しやすい”をテーマに、商品がセレクトされ、一見すると、着にくい、脱ぎにくい、デザイナーアイテムも、経験と技術を持ち合わせたジャパンクリエーターと取り組むことで、ストレスフリーに仕上がっています。
     主な参加ブランドは、 hiromi yoshida 、ecomaco、pour deux、yukiko kawasaki、Irie wash、support surface。

     
     これはトレンディなアクティブシニアに、ファッションの楽しさを伝える大きなメッセージになったと思います。「こういう売場があって本当にうれしい」の声がたくさん寄せられていました。
     実は私もユニバーサルファッション協会でこのプロジェクトに参画した一人なのです。初めての試みでしたが、まずまずの成功で、今後ますますこうした動きが広がるよう、願っています。

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2013年11月 4日 (月)

「ウォームビズ・プラス・ワン」キックオフ・イベント開催

 早くも今年度「ウォームビズ・プラス・ワンWARMBIZ PLUS ONE」のキックオフ・イベントが、東京・丸の内で、10月31日、開催されました。
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 環境省では2005年度から室温20度でも心地よく過ごすことのできる「ウォームビズWARM BIZ」を推進していますが、「ウォームビズ・プラス・ワン」は、暖かさに、もう一つ、楽しさや快適性といった要素を加えて強化させたキャンペーンです。大手百貨店を中心に11月1日~3月31日まで、展開されます。

_ehh85361  今回のキックオフ・イベントでは、お歴々の挨拶の後、ゲストのスポーツジャーナリストで元Jリーガーの中西哲生氏と、ファッションモデル・歌手・女優の土屋アンナ氏、それにウォームビズ・プロモーション協議会名誉会長小池百合子元環境大臣も参加して、トークショーが行われました。

中西氏は、ブレザーパンツスタイルで登場。ブレザーの下に重ねたカーディガンがプラス・ワンアイテムです。土屋氏はニューヨークの摩天楼をモチーフにしたセーターとサルエルパンツのスタイリッシュな装い。足元にレッグウォーマーがプラス・ワンされています。そして小池氏のプラス・ワンは、センスのいい帽子です。この他マフラーやストール、高機能下着など、様々な冷えない工夫が紹介されました。
 とくに食事で、鍋料理がウォームシェアに魅力的と、全員一致で推奨されていたのが印象的でした。 

_ehh86371 この後、百貨店11社のファッションショーが行われ、各社のスタッフがモデルになり思い思いにポーズし、今秋冬の「ウォームビズ・プラス・ワン」ファッションが披露されました。

 ウォームビズは、暖かくて格好いいビジネススタイルを目指します。クールビズに比べると、ファッション性に比重が置かれているようです。今冬は厳しい寒気が予想されていることもあり、「ウォームビズ・プラス・ワン」は、ファッション業界にとっては、大きなビジネスチャンスになりそうです。

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2013年11月 3日 (日)

「ニッセン」“2013秋冬ハッピーエイジング・コレクション” 中村玉緒さんも参加して

 通販のニッセンが、この10月31日、東京・恵比寿ガーデンホールで、“ハッピーエイジング(HAPPY AGING) コレクション”と題したファッションショーを、俳優の中村玉緒さんも参加して開催。シニア女性のための2013秋冬ラインナップを発表しました。

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 同社は長年、レディスアパレルを主力にカタログ通販を続けてきましたが、ここ数年、おしゃれに関心の高いシニア層が増加していることに着眼し、シニア市場に本格参入しています。2011年には、60歳代以上を「ここいろ世代」とする「ここいろ気分」を創刊し、昨年、京都でファッションショーを開いて好評を博しました。
 これまで若い人向けのショーは何度も行ってきたそうですが、今年は「京都ここいろ気分」の発刊記念もあり、シニア対象のイベントを東京で開催する運びとなったといいます。

 ファッションショーのタイトル“ハッピーエイジング”は、「ここいろ世代」の女性たちの人生の節目を表す言葉で、“ハッピーニューイヤー”やハッピーバースデー”と同様のニュアンスを指しているとのこと。この世代の女性たちが、これからは家族のためだけではなく、自分自身のためにもっと時間を使って元気になってほしい、という願いを込めたネーミングです。

 ショーの舞台には、ニッセンのカタログ掲載のファッションを身にまとった平均年齢70歳のモデル、33名が登場しました。中には80歳と60歳の母娘のモデルもいらっしゃったと聞いています。皆、少し緊張した面持ちで、ゆっくりとウォーキングされていましたが、カメラに合せてボースを決める姿は、まさに「もうシニアなんて呼ばせない!」の副題通りと思いました。生き生きと、またしっかりとご自分をアピールされていて、大変微笑ましかったです。各人それぞれが、個性的で魅力的におしゃれを楽しんでいる様子がうかがえました。
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Cimg88851jpg  フィナーレには、スペシャルゲストの中村玉緒さんが現れ、何とミニスカートで脚線美?を披露されました。黒いショートコートに黒のミニスカートとストッキング、それにヒョウ柄のブラウスと帽子をコーデした颯爽とした出で立ちです。74歳とは思われない若々しさと、テレビで拝見するのと同じ温かい気さくなムードがいっぱいに広がり、会場全体が明るい和やかな空気に入れ替わってしまったかのよう。さすが華のある女優さんは違う、と思ったことでした。

Cimg89171jpg  玉緒さんは、その後のトークイベントで、「ミニスカートをはくのは久しぶり」と言いながら、「美味しいものをたくさん食べるとお腹が出てくるなど、いろいろありますけれど、女性はいくつになってもきれいでいたいもの。おしゃれに積極的にチャレンジすると、気分が上がって、表情が豊かになり、笑顔が生まれます。“ハッピーエイジング”を楽しむ秘訣は、この笑顔」と、話されていました。

 “ハッピーエイジング”をキーワードに、シニア女性を応援するニッセンのプロジェクト。今後もますます注目を集めそうです。

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2013年11月 2日 (土)

「毎日ファッション大賞」宮本英治氏が特別賞受賞

 第31回「毎日ファッション大賞」表彰式が、10月29日、東京・日本橋の三井ホールで開催され、元みやしん社長で、現在文化・ファッションテキスタイル研究所所長の宮本英治氏が、特別賞を受賞されました。

Cimg87681jpg_2  宮本氏は、1982年に着物地から服地へ舵を切って以来30年間、支えられた三宅一生氏や、八王子の職人の方々らにお礼の言葉を述べられた後、「テキスタイル教育と研究を通して、ファッション業界が元気になるように尽力することがこれからの天命」と力強く挨拶されました。テキスタイル業界からの受賞は大変喜ばしく、私もこれまで何かとお世話になったこともあり、久しぶりのうれしいニュースでした。
 
 なお大賞は「アンダーカバー UNDERCOVER」の高橋盾氏で、二度目の受賞だそう。既に新人賞・資生堂奨励賞にも輝いており、複数回の受賞は快挙で、まずは「思いがけなく驚いている」などとコメントされていました。また新人賞は、「ファセッタズムFACETASM」の落合宏理氏。この他、鯨岡阿美子賞に、この春逝去されたWWDジャパンの編集長山室一幸氏と、写真家の大石一男氏、話題賞に東レ「シルック50周年」、特別賞にイッセイミヤケの「BAO BAO」。

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 式典後の記念パーティでは、「FACETASM」の2014年春夏コレクションが披露されました。
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 「エンパシー(共感)」をテーマに、メンズとウィメンズの要素が入り混じるジェンダーミックスなスタイリングで、男女両用に着用できます。人気度はもちろんですが、その完成度の高さにも納得です。

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2013年11月 1日 (金)

2014年春夏「トクコ・ プルミエヴォル」千夜一夜物語の世界へ

 レナウン傘下の「トクコ・ プルミエヴォル」が、10月23日、2014年春夏コレクションを発表しました。いつもながら、ブランドを手掛けるデザイナー、前田徳子さんの目が覚めるように美しい、きらびやかなドレスのラインナップに魅せられました。
 
 テーマは、ドバイとオマーンへの旅に着想した「DUBAI*OMAN」。とくに国土の80%が砂漠というオマーンには、千夜一夜物語に登場する「船乗りシンドバッド」が出航したと伝えられている港もあり、強く惹きつけられたそうです。
 
 まずはカラフルなプリントをミックスしたファンタジックなメルヘンからスタート。2タイプのアラビックイメージのプリントのレイヤード、次いで花をモチーフにしたニットウェア、さらにドバイのゴールドや、オマーンの白を基調にした民族衣装風のスタイルなどが続きます。そしてフィナーレは、ドバイとオマーンの王女様を思わせるモデルたちの饗宴でした。

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1  コレクションはBGMを始め、アラビアンムードたっぷりの演出で、千夜一夜物語の夢の世界へ、一飛びさせられたことでした。

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