2014年春夏rooms link TOKYO2013「ヒロミ・ヨシダ」と「モトヒロ・タンジ」
先般のrooms link TOKYO2013の合同展は、2014年春夏ファッションの花盛り。たくさんのブランドが花開いていた中で、とくに気になるブランドを二つご紹介します。美しい大人服の世界を築いている「ヒロミ・ヨシダHiromi Yoshida」と、ニットで気を吐く新進気鋭の「モトヒロ・タンジMotohiro Tanji」です。
「ヒロミ・ヨシダ」
夏の高級リゾート地で着たらすてきだろうなと思う、洗練されたワードローブが、さわやかな緑の風を感じさせるセットの中で、息づいていました。
クチュール界のカリスマといわれる吉田ヒロミらしい、エレガントでスポーティなイメージが広かるコレクションです。
シルエットを美しく見せるシンプルなデザインは、誰にでも似合いそう。ジャカード柄のパンツもあり、腰回りに自信のない人でもこのカットならきれいに見せられる、と思いました。カラーも白や明るいブルーなど透明感のある色使いで、上質な麻や綿などの天然素材が中心です。
「モトヒロ・タンジ」
このブログの7月14日付け、「JAFIC プラットフォーム オリジナリティは素材から」でもご紹介したニットだけのブランドです。ブランドを手掛けるのは丹治基浩さんで、文化服装学院で学び、慶大卒業後英国に留学され、「2013 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞 プロ部門」で、ビジネス支援デザイナーの一人にも選ばれています。
胸元の彫刻のような立体的なひねりをきかせたニットが何ともユニークで独創的です。コンピューターも駆使しながら、家庭用手編機でつくられたという、手のぬくもりを感じさせるデザインに懐かしさを覚えました。
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